本番前の緊張感は、あまり好きではありません。
練習が満足できなかった状態の時、思うようにはかどらなかった時、受かりそうもない学校に受験に行った時の時のように、キャンセルして、かえってしまいたいと、思ってしまいます。
振り返ってみると、本番に準備万端で臨んだことがほんの数えるくらいだったことに気がつきました。
やろうと思ったこと、以前は、一つひとつつぶしていった感覚があって、本番に臨むのが、冒険のようでした。
最近は、どうもそのような感覚になれないことに気づきました。
以前は練習の手ごたえ、練習の進歩が、しっかりと感じられたからです。
なぜ、最近にはこういう感覚がないのか、考えています。
初めて本番の迎える時、じっとしていられなくて、舞台の裏でうろうろしていたような記憶があります。
練習すればしただけ、手ごたえがあって、出来なかったところができるようになっていくのが、嬉しくて、
練習せればしただけ、曲が確実に自分のものになっていくのが感じられて、達成感を得られることが喜び
でした。
そうです。
達成感をなぜか、感じにくくなってきているようなのです。
これっていったいなんなのでしょうか。
練習量に匹敵した満足感が得られなくなっているのです。
初めての感覚です。
とりあえず、明日、いえ、今日の本番を「無事」ではなく、満足のいく形にしなくてはなりません。
なので、ひとまず、後退思考を中断することにします。