解説に、『「ゆるい」文章』という言葉があった。
ゆるきゃら、ゆる○○、最近はやりの言葉かと思っていたが、2001年に、出版の解説にこの言葉が
使用されていた。
高度経済と言われた頃は、豊かさを求めて、仕事仕事に精を出していたのだろう。
バブルがはじけてからは、ゆとり教育とか、マーペースとか、一歩づつ進もうというような気配を
感じたものだった。
最近では、なにやら、「ゆったり」系になったよう。
心にゆとりを持つのはいいことだと思う。
一時期流行った、「自己チュウ」というマイナスへの加速でなければ、思う。
木山捷平ユーモア小説選
鳴るは風鈴
木山捷平
講談社文芸文庫