GABACHOP〜あがんにゃな日々〜

趣味について、日記がてら。

少女の涙に虹がかかるまで

2009年01月20日 | 沖縄音楽
日テレ系の『誰も知らない泣ける歌』とかいう、コンセプトを聞いただけで鳥肌がたちそうな番組に喜納昌吉(きなしょうきち)が出るってんで、我慢して見ました。

歌ったのは『少女の涙に虹がかかるまで』。以前、米兵が少女を暴行した事件をうけて作られた曲です。何度聴いても染みます。

12歳の頃から喜納昌吉のファンで、ライブも2回経験済み。『少女の涙に~』も、たしか18歳くらいの時にCDを(発売日に)購入し、ヘビーローテで聴いていました。

ちなみにその頃良く聴いていたのは、筋肉少女帯、喜納昌吉、アニメ『ジャイアントロボ』サントラ。統一性皆無。

閑話休題。

喜納昌吉の有名な曲といえば、『すべての人の心に花を』『ハイサイおじさん』が断トツですが、他にも数え切れない程の名曲の数々が控えています。

個人的に好きなのは『森の人よ』『愛は私の胸の中』『ゾルバでブッダ』『久高マンジュウ主』『いち虫少ぬユンタク』あたりでしょうか。

中でもマイフェイバリットは『地球の涙に虹がかかるまで』。シンプルな曲なんですが、もうイントロが鳴っただけで涙腺がパブロフの犬のよだれのごとく。人前じゃ聴けない曲です。これ。

ベスト版も数多く出ていますので(普通のアルバムよりベスト版の方が多く出てるんじゃなかろうか、と思えるくらい)、チャンスがあればぜひ聴いてみてください。

20代よりは30代、40代と年齢を重ねる程にしっくり来ると思います。60歳くらいになってからどう聴こえるか、今から楽しみなのです。



希望の唄

2008年09月28日 | 沖縄音楽
かりゆし58のタワレコ限定シングル『希望の唄』を買ってきました。

思えばこのバンドの曲を初めて聞いたのは、数年前の『ワールドプロレスリング』でのエンディングテーマでした。それまでシャムシェイドや山嵐といった番組上いかにもなタイアップ曲が多かったのが、アップテンポながらもさわやかなラブソング『恋人よ』が流れた時はすげえ違和感でした。

んがしかし、曲自体はとても耳なじみがよく、さらに“かりゆし”で“58(国道58号線)”と沖縄好きにはたまらないキーワード。ついアルバムを衝動買いし、一発ではまりました。

その後名曲『アンマー』が口コミブレイクし、有線大賞新人賞なんかも受賞したり、今回はタワレコ限定でシングル出したりと、勢いに乗りまくっています。

キャッチーで、さわやかで、泣けて、それでいて狙いすぎ感が微塵にもない等身大サウンドが心地よい、老若男女や音楽の好みを問わず誰にでもおすすめできるバンドです。

とくに、前述の『アンマー』や、『手と手』『ウクイウタ』などは、この先ずっと、多分僕が80歳くらいになっても口ずさみ続けると思える名曲なのですよ。




U-DOU & PLATY

2008年07月13日 | 沖縄音楽
オキナワン・ダンスホール・レゲエの第一人者、ユープラことU-DOU & PLATYのミニアルバム『For di Future』を購入。

相変わらずジャパニーズレゲエやHIPHOPが苦手な僕ですが、なんでか沖縄出身バンドのそれはすんなり受け入れてしまいます。

ひいき目も多少あるのは認めますが、やはり沖縄の歴史、土壌、文化、気候などが、レゲエやHIP HOPの名曲を産み出しやすいのだと思います。

音楽に限らず、今沖縄が大ブーム。年間沖縄旅行者は550万人を超えています。(1日1万人以上!) なぜ本土の人間は沖縄に惹かれるのでしょうか。

諸説あるでしょうが、沖縄ミーハー歴22年、最近は年3回沖縄に旅行しているエセ沖縄病患者の僕が分析するに、沖縄の人達の強い郷土愛の成せる技なのではないでしょうか。歌にしても、芸術、料理、ファッション、あらゆる文化に、作り手側の沖縄に対する誇りや愛が溢れています。

そんな沖縄に対して、「世間はなにもしてくれない」「社会が悪い」「どこかに逃げ出したい」などとのたまいまくる、地元愛に希薄な現代日本人が惹かれるのもしごく当然。結果年間2万人以上が沖縄に移り住んでいます。

でも、そんなネガティブからの逃避目的で沖縄に憧れたところで、沖縄の人達から見ればいい迷惑だし、なにより自分自身が沖縄に溶け込めるわけがない気がします。実際沖縄から転出している人の数も年間2万人以上。都会を目指す沖縄の人達も含まれているとはいえ、夢破れて引き返す本土の人達の多さも伺い知れます。

まず自分の故郷を愛せるようになってから、初めて沖縄や沖縄の人達と対等に打ち解けあえる、そんな気がします。

と、あてにならないデータと机上の空論による、不毛にも程がある的外れな脱線はこれぐらいにして。

さて、このミニアルバム『For di Future』も極上の沖縄エッセンスがあちこーこーに散りばめられています。

夢はあきらめず、辛い時はのんびりユルユルと、友達は大切に、悲しい歴史を乗り越え、故郷を大切にする。ヤマトンチュウが口にすれば大袈裟でうすら寒くこれ見よがしなそんなテーマも、違和感なく、楽しく、それでいてメッセージ性をしっかり備えてすんなり聞けますよ。

あのかりゆし58が参加している表題曲も、三線とレゲエが心地良い、元気になれるさわやかな応援ソングとなっています。

その他の曲も、これからの暑い季節にぴったり。特に海辺のドライブ時のBGMとして最強の一枚です。

沖縄病でない方にも胸はってオススメできる名盤。

【For di Future】U-DOW & PLATY
SPICE RECORDS/RZCD45920/\1680
1.For di Future feat.かりゆし58
2.みんなのうた
3.シーサー
4.Bredren
5.肝がなさ節 feat.神谷千尋
6.Voice of OKINAWA


MIND OF THE SUN

2008年05月25日 | 沖縄音楽
先日の沖縄ひとり旅で、ちょうど10枚の沖縄県産CDを購入したのですが、中でも収穫だったのがROACH(ローチ)のアルバム『MIND OF SUN』。

和を連想させる、重低音ながらも疾走感のあるサウンドと、日本語重視の独特の歌詞により、極上のパンクロックが楽しめます。

沖縄インディーズのレベルの高さがうかがいしれる一枚。

【MIND OF SUN】XNDC-10011 07.4.18
1.だんでぃが
2.青い空~ただそれだけの事~
3.大地三頌
4.鋼の石
5.二十と二
6.我今此処に
7.やらい
8.コンクリート
9.太陽
10.feel your pain
11.桃色の風
12.春と夢




地獄がえり

2008年05月25日 | 沖縄音楽
96年に結成され、ハードな低音&シャウトで、沖縄インディーズ界に一時代を築いた地獄車(じごくぐるま)が、ついに活動再開!

ジャケット同様破壊的な重爆サウンドは未だ健在。耳と脳にガスンガスン響きます。

かと言ってただうるさく耳障りなわけではなく、でたらめに見えてしっかり聞かせる、芯の一本通った奇跡のバランスの名作です。

ストレス解消にもってこいの一枚。

【地獄がえり】FTCS-1950 07.10.31
1.土俵の鬼
2.HARAKIRI
3.組曲 ニートI
4.組曲 ニートII
5.組曲 ニートIII
6.組曲 ニートIV
7.ブスブタババア
8.地獄道
9.姥桜(LIVE)
10.ウンコ哲学(LIVE)
※注・シングルCDです。