GABACHOP〜あがんにゃな日々〜

趣味について、日記がてら。

スキマノザラシ磔磔ワンマン98th

2023年11月01日 | スキマノザラシ
スキマノザラシ、98回目の磔磔ワンマン。



意表を突かれた序盤のセトリ。久々の曲が並び、中でも『ランブル』が聴けて嬉しさ爆発。速やかにテンションMAX。

中盤は王道のセトリ順と思いきや、最近は序盤でしか聴いた覚えがないあの曲が、まさかここで来るとは。

ここ数年、月1以上ペースでスキマノザラシのライブを目撃し続けている、そんなこちらの常連気取り仕草を嘲笑うかのように、いちいち意表を突いて来る彼ら。

この10数年で新曲の発表は3曲だけ、新譜は11年間発売されていない、そんなバンドが月1ペースのライブイベントをやって、毎回毎回このマンネリ感の無さは、正直異常でないかい?

…ふと視界の隅に、外国人のお客さんが。時々聞こえた話の内容から、スキマノザラシのライブは初見っぽかった(違ってたらごめんなさい)。

京都が、いやさ日本が誇る老舗ライブハウス磔磔は、ハコ目当てでやって来る観光客も珍しくはないしね。(違ってたらごめんなさいその2)

そのお客さんも、徐々にノリノリになって、終盤は立ち上がって見様見真似でコール&レスポンスや、こぶしを突き上げたり、ひらひらさせたり。

音楽が国境を越えるのは既知の事実だけど、磔磔で見られるといつもの倍嬉しくて幸せな気分になれるのはなんでだろう。

そんなスキマノザラシのライブを初めて見たのは2009年。それから紆余曲折あり、気付けばそろそろ180回くらいは目撃を積み重ねている。

ああ、それなのにこの人達、いまだに新たな側面や引き出しをチラ付かせて来やがるのだからタチが悪い。

このままでは、50歳、いやさ60、70歳になっても、ミズカミさんの「アーユーレディー?」に「イェーーーィ!」とかやってしまう未来が待ち受けていそう…。(最高😂)

そして、今夜は個人的に久々の再会も有り。まさか居られるとは思わずびっくり。でもお元気そうなお姿に心から嬉しかったです😊✨

全部ひっくるめて最高の夜。出会えた諸々全ての事と人に、感謝とリスペクトを送ります。


スキマノザラシと匕首蝮

2023年10月26日 | スキマノザラシ
スキマノザラシと匕首蝮(ドスマムシ)の磔磔2マンライブ。

初めて見る匕首蝮は、前評判の通りのゴリゴリ和製ロック。「任侠」的な打ち出しやキーワードについてはワンクッション置いて様子を見たいけど、パフォーマンスについては文句なし。好き。

そんな匕首蝮と何かと縁の深いスキマノザラシ。

アンボイさんが「アンボイ蝮」として匕首蝮のサポートに入ってたのは記憶に新しいところ。

スキマと中が良かったサウザーさん(@脱兎、騒音寺など)も、最後に在籍されてたバンドは匕首蝮だった。

そんなわけで、一見タイプが異なる2バンドなれど、めちゃくちゃ噛み合ってた。

歯車的な意味か、ジャック・ハンマー的な意味かはわからないけど。ああ、どっちもか。

ヒリヒリの鍔迫り合いから放たれる火花。

その向こう側に、美しく流れるミルキィウェイが見えた夜。

スキマノザラシvsDUST 磔磔2マン

2023年08月17日 | スキマノザラシ
8月17日磔磔。
スキマノザラシとDUSTの2マン。

先発は予備知識なし、全く初見のDUST。

スキマノザラシが呼んだのか呼ばれたのかは分からんけど、過去にスキマと対バンした先輩バンド(年齢だったりキャリアだったり)にハズレがあった試しはないので、期待して臨んだら。

想像の斜め上100mから弧を描きど真ん中に突き刺さるとんでもないロックンロール。わかりやすく例えるなら、在りし日の週刊コミックバンチで連載してた『ワイルドリーガー』で、浅野夏門が投げる魔球エリプスハンターのような軌道!(誰がわかるねん)

前後左右手前奥行き全方位から、気持ち良い音と感触が矢継ぎ早目白押し千本ノック百裂拳。ああそうか、これが音楽というやつか。

そんなDUSTからのスキマノザラシ。

こんな日の彼らが、すんなりと終わるわけはなく。

ワンマンでは見られない、あんなことー、こんなことー、持ち時間内にギュギュッと詰め込まれて、詰め込みすぎたせいでアンコールの時間がなくなるくらい、濃密で濃厚なロックンロール。

終わってみればこの2マン、余韻がめちゃめちゃフワフワで心地良く。

好きなバンドだけしか見ない狭量のくせして、音楽の全てがわかったような図々しい錯覚に胸を張りながらの帰路。

ふと我に帰って恥ずかしくなるその日までは、フワフワを嗅ぎつけ駆けつけ噛みしめ、全力で愛しながら生きるのだ。



FOUR DOGS 1犬目 スキマノザラシ

2023年06月27日 | スキマノザラシ
『FOUR DOGS』磔磔ライブの感想文(その1)です。

【出演】
OHIO101
首振りDolls
スキマノザラシ
THE COFFEE&CIGARETTES

個人的に4バンドとも大好きで、音源はそれぞれフルラインナップでコンプリート済み(多分)

好みのバンドが勢揃いする4バンドイベントなんて、中々の奇蹟だと思います。

はやる気持ちのせいで、磔磔に開場の30分前に着いたけど、ドア前は早くも待ちきれないファンで賑わってた。

今回の前売チケットは、各バンド手売り分と磔磔前売り分の計5通りあり、それぞれ整理券番号が重複しているため、例えば俺は整理券番号6番だったので、30番目くらいの入場となりました。

見渡すと良い席はひと通り埋まっていたので、壁際のベンチ席をキープ。いざとなったらベンチの上に立とうかな、立っても大丈夫かな、と迷ってたら、磔磔スタッフの方が「ベンチの上に立つのはOKです!土足でどうぞ!」と言って回られてたのでひと安心。※毎回OKかはわかりません

テーブルと椅子が少しだけ出てたので、オールスタンディングではないながらも、久々に見た磔磔の超満員。

やっぱりライブはこうでなきゃ!が半分、おじさん化しつつある自分の体力への不安が半分。人間とは勝手な生き物です。

開始予定時間より5分ほど早く鳴り響く入場SE。トップバッターはまさかの、でも納得のスキマノザラシ。

【スキマノザラシ】

1.ランブル(イントロのみ)
2.蒼白の子供
3.ヒート
4.トネリコ
5.月光
6.アイアイ
7.風の歌
8.千人の神様が死んで3匹の獣が走る

※セトリはうろ覚えにつき、抜け、欠け、勘違いご容赦のほど。

対バン有りライブの頭に『ランブル』が鳴ると、これから凄い物が見れる。長年かけてそう刷り込まれた体が、条件反射の身震い。

『蒼白』でいきなりのトップギアから、『ヒート』で現在進行形のスキマを披露。

『トネリコ』で落ち着いた後は、怒涛のコール&レスポンス曲構成で、磔磔がひとつになってた。

『風の歌』では、マイクを通さずに磔磔に響く水上さんの生歌声の衝撃。満員なのに吸収されず響くって、なにそれ。いつもよりアウトロは短め。という事はもう一曲あるよね。

最後はもちろん『千人の神様が死んで三匹の獣が走る(未音源化につきタイトルは暫定)』。サビではみんなで手を振り振り。満員でやると圧巻だな。

トップバッターの役割を果たしつつ、手加減抜きで余す所なく「らしさ」も見せつけてくれたスキマノザラシ。こうでなくちゃ。

ここで終わってもお腹いっぱいだけど、まだ宴は始まったばかり。次はTHe Coffee & Cigarettes。

【つづく】