GABACHOP〜あがんにゃな日々〜

趣味について、日記がてら。

スキマノザラシONE BAND STAND88

2022年08月26日 | スキマノザラシ
7-8月は、諸々事情があり、2本しかライブに行けてなくて。

そんな渇いたスポンジのように、カスカスした体と心で赴いた、スキマノザラシ88回目の磔磔ワンマン。そこで出会ったのは、まるでオアシスの清流のようにしみ込み馴染む、透き通るように素敵なライブで…。



んなわけあるか。
ユンケルよりもキマり、アルコールより酔え、ニコチンより中毒性が高い、なんなら終盤にフラフラして足下がおぼつかなくなる程の、バッドでトリップなロックンロールドラッグ体験。

今回は特に輪をかけて。

ミズカミさんの凄味は増しまし、ジュンスケさんの迫力は芯まで響き、アンボイさんの歪み美が刺さり、Peeweeさんは暴れはっちゃけ、テラシマさんの山のフドウ感、そこに、磔磔&スタッフ関係者による演出、そして先の東京遠征で持ち帰ったアレコレが、これでもかこれでもかと眼前に迫り、まだ足りないまだ足りないと、全盛期の四天王プロレスの如くエンドレスにたたみかける。動悸は音速を超え、脳髄はヨダレにまみれ、スポンジは喜びのヨダレを垂らす!

…それは病み上がりと仕事疲れのせいかもしれないという内なる声は無視して、年に何度あるかわからない「人生の活力」としてのライブの余韻を引き摺りながら、今仕事中です。

スキマノザラシとThe Coffee & Cigarettes

2022年06月26日 | スキマノザラシ
磔磔で、待ちに待った、スキマノザラシとThe Coffee & Cigarettesの2マンライブ。

先行はThe Coffee & Cigarettes。なんせコロナの影響などもあり、2年7ヶ月ぶりの目撃となる彼らのライブ。嬉しさや、ブランク由来のソワソワなど、色んな感情が交錯していたけど、1曲目のイントロで総てが吹き飛んだ!

あとは、頭を空っぽにして、ロックンロールに委ねるだけ。ユラユラゆらり、時々ガツン!

5年前、スキマノザラシが出演を辞退した時の磔磔で、彼らが歌う『4 Good Dreams』にどれだけ救われたか。そんな事もふと思い出した。

良い位置で、上田さんのギターにかぶりつけたのも嬉しかった。本当に大好きなギター。

アンコールも含めてたっぷり1時間強。大大大満足。

そして後攻のスキマノザラシ。

彼らの対バンライブを磔磔で見るのは本当に久しぶりで、楽器や機材の転換を眺めてるだけで、いつもと違う高揚感。

そして1曲目、想像できなかった、けれど納得の選曲。絶対に込められているであろう思いを、勝手に解釈して独りほくそ笑む。2曲目についても、同様に。彼らのライブは、(彼らが望むかどうかは別として)行間を覗くのがとにかく楽しい。

(それにしてもPeeweeさん。なんだってこんなにも楽しそうにギターを弾けるんだろう。見てるだけで嬉しくなってしまう)

対バンへのリスペクトや負けん気がギュギュッと詰まった、こちらもたっぷり1時間強。

スキマノザラシについては、ワンマンは勿論最高で極上なのだけど、有対バンライブについても、ギラギラした大人気なさや、他バンドへの想いが垣間見えて、いちいち最高なので、見逃すまいですよ。

最後はミズカミさんがThe Coffee & Cigarettesを(半ば無理矢理)呼び込んだ形での『ギターギター』。いや、もうしっちゃかめっちゃか!どこを見ても楽しい!

この2バンドにしか醸し出せない種類の幸せなグダグダ感は、この後もしばらくの間我々の中に居座って、明るく楽しい日常の一助になってくれる予感。

終演後。

いつものようにベロベロに酔っ払ったシモーネさん(が誰かは各自チェック)が、これから和歌山まで強行軍の帰路で、翌朝は始発でそのまま出勤するのだと苦笑いしたあとに

「でも、我々はこれを知ってしまったんですよ」…と。

本当に、ねえ。

総てはそのひと言に尽きるかと。

そんな一生モノの出逢いと、同じように「知ってしまった」皆様と共有できたこの夜に、乾杯と感謝を。

ありがとうございました😊



中津川BREATH(3)

2022年02月26日 | スキマノザラシ
20220226中津川Breathライブの感想文③
【アンコールセッション編】

ラスト曲『ミルキィウェイ』の後、コロナ対策下において大声は出せないため、それでも実際のお客さんの数以上に大きく聴こえた手拍子の中、スキマノザラシ再登場。ミズカミさんがカブさんを呼び込んで、6人で『レンズ』。

過去に京都パーカーハウスロールでも実現している、『レンズ』セッション。あの時は、カブさんのバンドにミズカミさんが加わっての、ユメノスキマバージョンの『レンズ』だったけれど、今宵は逆の布陣でのスキマノザラシバージョンにて。

ミズカミさんが先に歌い、途中カブさんの方を見て「次歌う?」、「いや、もう1フレーズどうぞ」と、アイコンタクトでのやり取り。(をしているように見えただけかも笑)

例えばプロレスでチャンピオン同士がタッグを組んでも、それぞれの個性がぶつかって名チームになり得ないように、稀代のボーカリスト2人、どちらも個性のかたまりだし、それぞれのバンドも色合いが異なるし、すんなりとまとまりはしないだろうと思っていたのに。

なのに、なんでこんなに心と胸に響くセッションになってしまったんだろう。しかもそれぞれの個性はそのままで。

相乗効果という言葉すら頼りなく聞こえる程のツープラトンボーカル。あなたがたはブロディ&ハンセンか。(そういえば昔磔磔でのMCでミズカミさんがブロディネタを投下して滑ってたなあ)

そんな和製超獣コンビの凄味を見せつけられた場内が、これだけで満足できるはずもなく。

またも鳴り止まない手拍子から、再び6人が勢揃い。

時計を気にするジュンスケさんに、時間が伝わると、しばしの間を経て、はじまった曲は『ギターギター』。

ここで、前投稿でも書いたように、アンボイさん、Peeweeさん、そしてFirebirdのギター3機が揃い踏み。繰り返しになるけれど、序盤のギタートラブルによるギターチェンジがなければ、この絵は見れなかったわけで。

そんな、誰かさんが起こしたとしか思えない奇蹟に立ち会えた喜びから、ライブ中は撮影をしないという信念を曲げて撮ってしまった1枚が今回添付の画像(こちらも再掲御容赦)。



画像内で、Firebirdの真上のItoigawaさんの写真に、ジュンスケさんが話しかけてるように見えるのは、勿論ファン目線に基づく妄想なのだろうけど、Itoigawaさんの顔がジュンスケさんの方を向いてるから、尚更、ねえ。

総立ちの場内の中、肩を貸し合い、なんなら抱擁しながら歌うミズカミさんとカブさん。

最後はカブさんが、ミズカミさんから渡されたFirebirdを高く掲げて、場内のみんなで「ギター!ギター!」の大合唱。

寂しさや哀しさよりも、笑顔がはるかに優った大団円。

ありがとう中津川、そして中津川Breath。

また来年もきっと、今回来たくても来れなかった皆様も含めて、全員が元気でお会いできますように。

※1ファンの垂れ流しに最後までお付き合いいただき、真にありがとうございました😊

中津川BREAT(1)

2022年02月26日 | スキマノザラシ
昨夜の中津川Breathライブの感想文①
【Small No End版】

ちなみにオープニングアクトは、The Dead Flowerz。この日がデビューライブだったらしく、洋ロックカバーを5曲。緊張されてたとの事でしたが、それを感じさせないロックな演奏と歌。楽しませていただきました😊。ドラムの方のItoigawaさんへの思いが詰まったMCに、ホロリ。

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そして、我らが夢野カブさんが登場。率いるはその名もSmall No End。純正No Endのメンバーはカブさんだけなれど、その名を冠するにこれ以上相応しいメンバーも、そうはいない気がします。

それにしても。ベースレスのくせして、なんて重厚で濃厚な演奏をしてくれるんだろう、この人達。切り取っても、俯瞰しても、いちいち耳心地が幸せで仕方なく。

Itoigawaさんに対しても、追悼や追憶ではなく、本当に一緒に演奏しているようなスタンスで、なんならアンコールでバースデーソングまで歌う始末(無論悪ノリなどではなく、前後のMCを聴けば誰もが納得する素敵な流れにおいて)。

その辺りは、あえて?『ロックンロール』をやらずに、『悪魔を憐れむ歌』からの『野蛮な空』で締めた所からも見て取れた気がします。※この辺り個人的な解釈なので、的外れ御容赦ください

ただただ楽しさが先立った、終始笑顔のステージ。

大満足。

中津川BREATH(3)

2022年02月26日 | スキマノザラシ
昨夜の中津川Breathライブについての感想文①
【スキマノザラシ編】

3曲目だったか、『トネリコ』の途中にファイヤーバードにトラブルが起こり、弾いていたアンボイさんが慌ててサブギターにチェンジ。

これ、絶対あの人が我慢できなくなって「俺にも弾かせろ」って取り上げたよね。笑

他にも、ベースの音が出なくなったり、『ジェット』の間奏締めのギターギュイーンの時にピックが飛んでったり。

そういうのを抜きにしても、存在がやけに感じられた日。なんなら見えたかも。

だって中津川。

だってスキマノザラシとSMALL NO END(夢野カブ、テリー、泉邦宏、丸丸丸)の揃い踏み。

あまりに出てき過ぎて、あとで「お前しばらく下界に出禁な!」って怒られてやしないかと心配してしまった。笑

気付けば、やや後ろ寄りで見ていた方々も、ぐいぐいっと前に固まっていて。

音楽の力、人の思いの力、存分に感じられた、勇気と元気をもらえたライブでした。感謝。

このクソッタレな世界に、人間の声を。