そんなわけで、大晦日。埼玉スーパーアリーナに行ってきました。
10年間見続けて来た総合格闘技PRIDEが、今年外資に買収され消滅してしまって以来、心にぽっかり穴が空いたような寂寞感と喪失感に悩まされていましたが、それもこの大会で終わります。
外資にリストラされた元PRIDEスタッフが集結し、わずか2ヶ月足らずという準備期間の中、スタッフの情熱とファンの後押しによって開催の運びとなった、最後のけじめイベント『やれんのか!大晦日2007』。
権利などが全て買収されたため、「PRIDE」などの単語はもちろん、テーマ曲、過去の映像などの使用が制限され、全く別物のイベントになる恐れもありましたが、全くの杞憂に終わりました。
やはりPRIDEのPRIDEたる所以は、選手、スタッフ、ファンの一体感。世に格闘技イベントは数あれど、ここまでの“熱”を持った物は他にないと断言できます。
さて、宿泊していたホテルを18:00くらいに出発し、大宮駅から電車でさいたま新都心駅に向かいました。改札口を抜けると大晦日だというのに、人、人、人。流れに従い歩を進めて行くと、見えてきたのはPRIDEの聖地さいたまスーパーアリーナ。
これまで東京ドーム、大阪ドーム、横浜アリーナ、有明コロシアム、名古屋レインボーホール、大阪城ホールなど、いろんな会場でPRIDEを観戦してきましたが、ここたまアリは初体験です。
まずはグッズ売り場へ。ごった返し状態の中、待つこと30分、ようやくパンフレットほかグッズ(やれんのかタオル、やれんのかお守り、やれんのか煎餅)を購入。選手関係のTシャツは高くて手が出ず。秋山成勲のメタルTシャツ(なんやそれ)なんか税込み2万5千円以上するし。誰が買うんだろう・・・。
そうこうしているうちに開始10分前。VIP席専用ゲートから悠々入場し、場内へと進みます。この、入場からイベント開始までのそわそわ感は、何回味わってもたまらんですよ。
そしてVIP席に到着。席順は前から4列目も、一番前は米国テレビ局の実況陣が陣取っていたため、実質5列目。しかし選手入場花道から2メートル程度の超良席でした。
つづく。