GABACHOP〜あがんにゃな日々〜

趣味について、日記がてら。

いざ、やれんのか

2007年12月31日 | 格闘技

現在大晦日朝7時15分。

今から埼玉スーパーアリーナに行って来ます。

97年10月にあのイベントが始まって以来、数々の感動と衝撃を与えられてきました。

10年間、その濃密にも程がある空間と、奇跡のような展開にさらされ続けてきた僕の感覚は見事に麻痺し、ちょっとやそっとでは感動できない厄介な性格になってしまいました。

そんな、三十路独身男性に多大な影響を及ぼしてきたあのイベントも、いよいよ本日で一旦ピリオド。

ちょっと歴史の証人になってきます。

やれんのか。





やれんのか!

2007年11月21日 | 格闘技

 いや、もう声を大にして言いたいのです。

 生きていてよかった!

 以下、格闘技観戦オタクのたわごとなので、興味ない人は読み飛ばしてください。

 日本が誇る格闘技イベントPRIDEが米国企業に買収され消滅したのが10月。それ以来胸にぽっかり穴が空いたような虚ろな日々が続いていました。もうあの興奮と感動は味わえないのだろうか。

 1997年10月11日東京ドームで行われたPRIDE.1。400戦無敗の男ヒクソン・グレイシーVSプロレスラー最強を標榜する高田延彦の対戦は、震えるようなヒリヒリした緊張感と、奈落の底に突き落とされるかのような絶望感に満ち溢れていました。

 そこから始まったプロレスラーVSグレイシー柔術の大河ドラマは、桜庭和志VSホイス・グレイシーの伝説の90分へと昇華し、それを目の当たりにした僕の心のハードルは、以後ちょっとやそっとのことでは感動できない、やっかいな高さに設定されてしまいました。

 それから時代は動き、次々と現れるニューカマー。エメリヤーエンコ・ヒョードル、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ、ミルコ・クロコップ、ヴァンダレイ・シウバ、セルゲイ・ハリトーノフ、ジョシュ・バーネット、藤田和之、吉田秀彦、小川直也・・・。その高度な技術のせめぎあい、魂のぶつかり合いには、彼らの背中に人生が丸ごと感じられ、それゆえの感動や挫折の数々に、何度熱くさせてもらったか。

 特に昨年行われたトーナメントでの4強の戦いは、もう「神々の戦い」と表現してもいいほどの素晴らしさに満ちていました。あんなの見せられた日には、サッカーワールドカップやオリンピックごときでは、心に波風すら立たなくなって当然なのです。

 そんなPRIDEが消滅して少しだけ経ちました。

 もうPRIDEは見れない。でも頭は依然PRIDEを欲しています。

 やりばのない欲求にPRIDE難民と化した僕の前に、今日2007年11月21日に飛び込んできたサプライズ。

 “旧PRIDE勢が再集結、噂の大みそか格闘技イベント「やれんのか!」開催決定!”

 形は違えども、PRIDEの意思を受け継ぐイベントが行われる!

 たとえ明日核戦争が起きようとも、大晦日、埼玉スーパーアリーナにたどり着いてみせます。

 やれんのか?

 やらいでか!

 大晦日は埼玉で祭りだ!


新北京プロレス

2007年06月10日 | 格闘技

 去る6月6日、東京は新木場で「新北京プロレス」なる団体の日本公演が行われましたた。代表者の名前は趙雲子竜。創設は前漢の頃で、およそ2000年の歴史を誇るプロレス団体です。

 時間、金、興味のどれもが足りなかったため、スカパーのサムライチャンネルでチェックしました。

 第一試合は“美周郎”周瑜公瑾vs始皇帝。始皇帝のパワーファイトに苦しんだ周瑜でしたが、最後はコーナーポストからの秘技「連環の計(前方2回転してのボディプレス)」で見事勝利。

 その後も名勝負が続出。関羽&黒旋風vs馬良&馬謖のは、新北京プロレスと大中華プロレスの対抗戦。地力で勝る関羽組が終始圧倒し、最後は荒技「関羽千里行」でピンフォール。

 メインイベントは、負けはしたものの趙雲が奮戦、4000戦無敗の老師トウ・ゴーに成長の証を見せ付けました。

 こんな素晴らしいイベントを見せられたら、このあと何を見て感動や興奮すればいいんだ!?

 試合速報はこちら(スポナビ)

 動画はこちら(ようつべ)



PRIDEでタッキーvs弁慶

2007年04月08日 | 格闘技

 今回は格闘技の話なので、ついて来れない人は読み飛ばしてください。

 4月8日、総合格闘技イベント「PRIDE.34」をペイパービュー観戦。今年で10周年を迎えるPRIDE。今大会は、昨年のフジテレビショックなどの余波による親会社の移行や、世界規模での総合格闘技ブームによる追い風など、プラスとマイナスがぐちゃぐちゃに影響しまくり、とんでもないカオスな興行でした。

 まずはバター・ビーンズールの超重量対決(2人合わせて380キロ)でのほほんとし、ドン・フライトンプソンの頭の悪いノーガードの殴り合いに興奮し、桜庭のPRIDE再登場と田村戦の仮決定に驚き、これまでの両者の歴史なんかが頭をめぐり思わず涙したり、青木の関節技の芸術性に感動し、ソクジュVSアローナ藤田VSモンソンの結果に衝撃を受けた。さらに全試合1ラウンド決着という、まさしく「神の舞い降りた興行」だったといえます。(注・ファン的ひいき目を多分に含む)

 その中でも今回、個人的にツボだった特別なできごとがありました。恐らくマニアックなPRIDEファンでも共感できる人は数少ないと断言できる、超個人的なツボです。

 第三試合の瀧本誠VSゼルグ“弁慶”ガレシック。元オリンピック柔道金メダリスト瀧本と、マニアからはやたら強いと評判で「弁慶」の異名を持つクロアチアの新鋭ゼルグの戦いは、双方アグレッシブでハラハラドキドキできる好試合でした。

 ところが僕の琴線にひっかかったのは試合ではなく、入場シーン。

 瀧本の入場で流れたのはMONGOL800の『あなたに』。彼は柔道の金メダリストです。格闘技のリングです。怪我による長期欠場からの復帰戦です。それはそれは並々ならぬ闘志と決意を秘めていることでしょう。実際瀧本の表情はギラギラとリングを見据えていました。そんな緊張感にヒリヒリするシチュエーションでなぜ『あなたに』?なぜラブソング?個人的に大好きな曲だけど、思わずテレビの前でよろめきました。

 しかし、ふとある連想が頭をよぎります。

 MONGOL800>昨年はモンゴル帝国建国800周年>チンギス・ハーン>源義経。

 アナグラムか!!!

 そうか、これは日本VSクロアチア、柔道VSテコンドー、吉田道場VSチームトロージャンなどの瑣末なテーマの戦いではなく、弁慶VS源義経、つまりは五条大橋の決闘が800年の時を越えて蘇るという、壮大なスペクタクルバトルだったです!!!瀧本は知ってか知らずか、入場テーマ曲に乗せて問いかけをしていたのです。さすが。瀧本を思わずタッキーと呼びたくなってきます。

 しかし、なるほど、それならわかる。「あ~な~た~に、あいたくて~、あいたくて~」。平泉で死別した主従にとって、ある意味800年を経ての再会、それはそれは待ち焦がれた瞬間だったでしょう。そう思うと感動的ですらあります。

 それにしても運命とは皮肉です。義経と弁慶。800年かけて対峙した結果がリングで相対する敵同士だとは。しかし主従とはいえ、男一匹。男にとって“最強の証明”というテーマの前ではこの世の全ては無力です。今2人は2匹の獣となり、自らの存在を証明すべく戦うのだ!!!

 と、まあ、たいして注目してなかった試合に対し、沖縄ミュージック、格闘技、歴史と僕の根幹を成す三大知識を駆使して、脳内プレゼンをかましてみたのだが、あまり効果はなかったようです。

 むしろ普通に試合がおもしろかったし。

 毎回毎回、一般ピープルはもちろん、各方面のマニアにもそっぽを向かれかねないブログをあえてアップする俺様の男らしさに酔いしいれろ!!!

 ・・・ぐすん。

 そのほか詳しい結果は各種スポーツ速報サイトで各自チェックのこと。


越中詩郎だって

2007年03月30日 | 格闘技

 今ちまたでは越中詩郎(こしなかしろう)がブームだって!

 事の発端は、深夜番組『アメトーク』。新企画プレゼンコーナーにて、ケンドーコバヤシの「越中詩郎(のファンの)芸人だけで番組をやろう」という無茶なプレゼンに始まりました。

 ケンコバの力説する圧倒的な越中像に視聴者は興味津々。高視聴率をたたき出し、ネットなどで話題沸騰、越中の公式ホームページは一時アクセス不能の事態になったらしいです。

 越中詩郎48歳。職業プロレスラー。“ド演歌ファイター”の異名を持っています。“演歌”で“ファイター”。もはや男として最強といえるでしょう。若かりし頃は高田延彦(向井亜紀の旦那)とも死闘を繰り広げています。

 得意技のヒップアタックはジャンピング式、ランニング式、座っている相手に対して、コーナーポストからのダイビング式、場外の相手への降下式と多彩さをほこる。人体で屈指のやわらかさをほこる「尻」で果敢に攻撃する荒技は、相手を顔面骨折に追い込んだことすらある破壊力を誇ります。

 見かけによらず、好きな音楽はビートルズ。愛犬はヨークシャテリア。真の男たるもの、優しさも持ち合わせているのです。

 Googleでの検索ヒット数20万件をたたき出す中年、越中詩郎。プロレスに興味がない人にこそ、ぜひ一度触れていただきたい傑物であります。youtubeにアップされては消えるを繰り返す問題の動画も要チェック。

 高校の卒業文集で、将来なりたい職業の欄に「越中詩郎」と書いた(※)僕にとっては、ようやく時代が来たって感じだって!嵐のような風が吹くって!

※実話。


【参考動画】
ようつべ動画にて、リンク切れご容赦&内緒の仕事で。
1)アメトーク「越中芸人」
2)アメトーク「ガンダム芸人VS越中芸人」