GABACHOP〜あがんにゃな日々〜

趣味について、日記がてら。

ミルコ・クロコップ

2007年02月06日 | 格闘技

 最初に言っておく。今回のブログはいつにも増して初心者をおいてけぼるので、タイトルでピンと来なかった輩は即刻読み飛ばそう。なお、文中青字はようつべ動画へのリンクなので、削除されてたら見れない&ブロードバンド推奨&内緒の仕事で。

 というわけでミルコ・クロコップである。K-1で日本格闘技界にデビューし、次いでPRIDEに参戦。ヒース・ヒーリング、ヴァンダレイ・シウバ、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ、エメリヤーエンコ・ヒョードルらと激闘を重ね、PRIDE3強の一角として数えられる。

 クロアチアの国会議員でもある彼の母国人気はすさまじく、日本での試合も大抵生中継され、目ん玉飛び出そうな視聴率をたたき出している。

 勢いに乗っているときは鬼神のごとき強さを見せるが、ごくたまにもろさを見せ、その度にゼロから再出発を繰り返す彼に、僕らは過剰に感情移入していた。

 そしてとうとう、2006年のPRIDE無差別級グランプリで優勝。“60億分の1”の称号を手に入れるに至る。

 初戦の相手は美濃輪育久だった。試合前に流れた煽りVTRは珠玉のクオリティで、選手紹介映像のくせして感動に涙したファン多数。今でもネット上では語り草になっている。

 準々決勝は元オリンピック柔道金メダリスト吉田秀彦戦。顔を突き出して殴って来いと挑発する吉田をあざ笑うかのようにローキックで足を破壊。正直笑った(不謹慎)。

 準決勝はミドル級チャンピオン、ヴァンダレイ・シウバ戦。芸術とも言える打撃戦は、もはや神々の領域だった。こんなの見せられたら、後の人生、少々のことじゃ感動できないよ!

 そして決勝。最強のアキバ系おたくジョシュ・バーネット(入場テーマは北斗の拳、好きなマンガはJOJO)との決勝戦。勝ちに徹するために必要以上に目を集中攻撃する様は、エグさを通りこして感動すらした。

 そして掴み取った“人類最強”の称号。

 これからも日本で、PRIDEでミルコの試合が見れる事を神に感謝していた・・・、のだけど、急転直下、今年の元日にミルコがアメリカの格闘技団体UFCに参戦するとの報が。高額なファイトマネーにつられたのか。PRIDEファンとしては非常にがっかりの、寝耳に水なニュースだった。中には裏切り者呼ばわりするファンもいた。

 しかしミルコは雑誌のインタビューで、断腸の思いで決断したと告白、いずれは日本に戻ってくると約束した。それを証明するかのごとく、UFCでの第一戦はなんとPRIDEの公式テーマ曲で入場。これはたとえるなら、80年代にジャンプの漫画家がマガジンに移籍したあと「友情・努力・勝利」をテーマにマンガを描くようなものである(わかりにくいって)。もう喜びの鳥肌立ちまくりである。

 結果は、当日のスポーツ番組でも特集されていたように、ミルコの圧勝。日本で生まれた総合格闘技PRIDEのレベルを満天下に知らしめる結果となった。

 正直、彼のファンでもなんでもない僕に、ブログがひとりよがり呼ばわりされる危険を冒させてまで(なにをいまさら)、ここまでの熱烈な文章を書かせるミルコは、はっきり凄玉この上ないのだと思うのだよ。


PRIDE武士道

2006年11月06日 | 格闘技

 11月5日PRIDE武士道-其の十三-。わざわざ桑名出張の途中で1日だけ帰宅し、スカパーのペイパービューで生観戦したわけですが、全12試合の内8試合が時間切れによる判定決着となり、約6時間30分の長丁場となりました。

 いくらPRIDEの試合が高クオリティとはいえ、KO決着の少ない膠着試合を延々と見せられたのだから、正直疲れたことこの上ありません。

 でも、まあ、それなりに見所はありました。青木の関節技の切れ味は素人目でも衝撃的だったし、五味の試合も緊張感にまみれてドキドキ物でした。DJ.GOZMAこと郷野の入場シーンは豪華で素敵だったし、試合中の職人っぷりも良かった。婚約者を事故でなくしたばかりのデニス・カーンの悲壮感にはグッとくるものがあったし、三崎の涙の優勝には、その過程にはちょっと首をかしげつつも、なんだかんだ言って感動しました。

 しかし、しかし、しかし。今回の真のMVPは、フジテレビの脱退劇以来PRIDEから遠ざかっていた、ナレーター立木文彦&煽り映像が復活したことでしょう。

【PRIDE史上でも5本の指に入るであろう、かっちょええOP映像はこちら】
※youtubeなので、リンク切れの場合はご容赦。

 フジテレビ放映時、その製作スタッフが作成した選手紹介映像、いわゆる“煽り映像”は、恐ろしいまでに練りこまれた編集のハイクオリティさと、立木の芸術的かつ迫力のある名ナレーションで、試合のおもしろさを、2倍、3倍にも引き上げていました。正直僕も、この煽り映像だけで泣いたことが1度や2度ではないです。

 しかし、PRIDE中継からフジテレビが撤退すると、当然煽り映像の製作スタッフならびにナレーターも手を引くこととなり、その後のPRIDE中継(スカパー)は、試合の質こそ落ちなかったけど、間に合わせのような映像ばかりが使われ、クリープのないコーヒー、電ボのいないおじゃる丸、ソロの大槻ケンヂ、ポッケのないネコ型ロボットの様相を呈し、正直見られたものではありませんでした。

 そして11月現在。未だにPRIDEとフジテレビは絶縁状態。大晦日にテレビ朝日がドラえもんではなくPRIDEを中継するという噂が流れているが、これも定かではありません。

 最近のPRIDEは、すさまじいまでに面白い試合を連発し、まさに“神々の戦い”と評してもおかしくないものすらありました。これにかつてのクオリティの煽り映像が復活すれば・・・。

 その矢先です。今回のPRIDE武士道-其の十三-のオープニング映像で流れた聞き覚えのある声。きっと昔の映像で仕様されたのものだろう、版権の問題とかクリアしたのかな、そう思いました。その直後、立木ナレーターから自身の復活の報告が。会場大爆発。イベントでナレーターが主役となる瞬間なんて、そうそう見られるものでもなく、それが事の重大さを物語っていました。

 フジテレビとの関係はどうしたのか。それはわからないけど、PRIDEに“煽り映像”が戻って来た。そのことだけで、最近ゆるみっぱなしの僕の涙腺は大洪水となり、6時間半の膠着興行も、最初から最後までエキサイトすることができました。

 サザエさんとのじゃんけんにも久々に勝ったし、今日はいい日だ。



日本拳法

2006年01月09日 | 格闘技

 今日は日本独自の総合格闘技、日本拳法を紹介します。

 昭和7年に発足した武道で、中国から伝わった空手や少林寺拳法と違い、日本古来からの格闘術の流れを組みます。

 頭部・胴・金的にはそれぞれ防具を着用し、手にはグローブをはめ、直接殴りあいます。決まり手は主に、打撃(パンチ・キック)による一本と、関節技によるギブアップの2種類。2本先取で勝利となります。

 打撃の場合は、剣道のように、攻撃が相手にクリーンヒットしたときにポイントが得られます。

 投げ技も有効ですが、柔道とは違い、投げ技自体にはポイントはつきません。倒れたあとの寝技の攻防で、関節技で相手に参ったをさせるか、立っている時同様パンチなりキックをクリーンヒットさせることでポイントになります。





 攻撃の基本となるのは「先制攻撃」。西部劇のガンマンの早撃ち対決のごとく、最短距離かつ最速のタイミングでとにかく相手より早くパンチを当てる事に重点がおかれます。現在K-1のレフェリーをしている猪狩元秀(いがりげんしゅう)は、キックボクサー時代「マッハパンチ」と呼ばれる、相手より一歩早い攻撃で世界を制したましたが、これも日本拳法の「直突き」が元になっています。

 なお、京都の某大学の日本拳法部は、前身がタチの悪い応援団であることは秘密です(管理人が在籍していたことも秘密)。

【日本拳法会公式】http://www.nipponkempo.gr.jp/


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