GABACHOP〜あがんにゃな日々〜

趣味について、日記がてら。

【映画】127時間

2011年07月10日 | 日記・コラム
映画『127時間』を見てきました。

人里離れた渓谷地帯を探検中に、亀裂に落ち込み、落石に腕を挟まれ身動きの取れなくなった男。誰にも行き先を告げずに出発しているため救援は期待できず、しかも携帯もなく、人が通りがかる可能性は皆無。さあどうしよう!

俺の好きな『28日後』と『スラムドッグ$ミリオネア』の監督ダニー・ボイルの新作だけに、期待に胸を膨らませつつ、しかしワンシーンだけで127分も面白さが持つのか不安半分で、京都の映画館まで行ってきたのですが。

結論から言うと、面白かった!

似たようなワンシチュエーションスリラーで思い出すのは、『オープンウォーター』、『フォーンブース』、『SAW』、『リミット』などがありますが、どれも傑作揃い。設定、構図が限られるだけに、監督や原作者の腕がよほど素晴らしくないと、作品として成り立たないリスキーなテーマです。だからこそ、高い完成度で出来上がったときのおもしろさったらないんですよね。

どの作品も、助けの来ない空間→脱出を試みるもままならない→次第に追い詰められて極限状態に、というのが基本の流れになっており、恐らくこの作品も例に漏れないと予想、そろそろマンネリ気味にならないか心配していましたが、そこはさすがアカデミー賞監督、そこかしこにダニー・ボイルな味付けがなされていて、既視感は感じませんでした。

主人公の不幸さに感情移入して涙するのもよし、俺だったらこうするのに、とか好き勝手いいながら見るのもよし、逃げ場のない袋小路に陥りもがく主人公と、自分の人生を重ねるのもよし、127分(主人公にとっては127時間)、存分に楽しんでください。

ただ、一部極限状態に追い詰められた主人公の極限的なシーンがありますので、心臓の弱いかたや、お子さま連れの方にはオススメできません。

にしても、これ、実話を元にしてるらしいですね。怖ぇ~。

80点。

【映画】アリス・クリードの失踪

2011年07月10日 | 日記・コラム
映画『アリス・クリードの失踪』を見てきました。

誘拐犯二人と、誘拐された女性。一癖も二癖もある三人の意外な関係と、それぞれの思惑が交差する佳作サスペンス(?)です。

辛口映画レビューサイトが絶賛してたので、こりゃおもしろそう!と見に行ってきたんですが。

結局は映画なんて、良い悪いでなく、好みに合うか合わないかだと思うので、レビューは正しいのだろうけど、絶賛の理由がさっぱりわかりませんでした。

密室に拘束された女性と、犯人二人の駆け引き。題材が示す通り、面白さは抜群。ただ、ビックリするようなミステリ式どんでん返しを待望してた分、そこだけは肩透かしでした。

期待過剰がなければもう少し楽しめたかなあ。

見て損はないですよ。

65点。