京都シネマに、映画『ヤギの冒険』を見に行ってきました。
2009年発表の沖縄映画、ようやく京都にお目見えです。
中学生監督の作品と言うことで、一抹の不安を禁じ得なかったのですが、そんな事は微塵にも感じさせない素晴らしい出来映え。
全編を通して、ゆるやかで、素朴で、それでいてエスプリの効いた、沖縄映画ならではの空気が堪能できます。
ところどころに、沖縄フリーク向けのキーワードが散りばめられているのも、ファンにはたまらない。とくに冒頭のシーンは、主人公のマンション、バス停、バスの窓から見える景色、全て場所を特定できてしまって、想わずニヤリ。
ストーリーは、大した起伏もなく、緩やかに進んで行くので、そのメッセージは、スクリーンから強烈に投げかけられる物でなく、視聴者に自然な想起を促し、そのため一過性ではなく、ジワジワと胸に染みる。
俺は、日々食べ物に感謝をしていただろうか。買い食いして歩きながら食べたフライドチキンひとつに対しても、ちゃんと敬意を払えてただろうか。そんな当たり前だけど、本当の意味では恐らくほとんどの人が得心できていない、とても大切な事を意識させてくれる作品です。
75点。
個人的に、宮古島で過ごした少年時代とダブらせて見てしまったので、プラス10点。
さらに、沖縄映画ではお馴染みの津波信一さんの安定感が素晴らしく、プラス5点。
つまりは私的90点。良い作品に出会えました。
2009年発表の沖縄映画、ようやく京都にお目見えです。
中学生監督の作品と言うことで、一抹の不安を禁じ得なかったのですが、そんな事は微塵にも感じさせない素晴らしい出来映え。
全編を通して、ゆるやかで、素朴で、それでいてエスプリの効いた、沖縄映画ならではの空気が堪能できます。
ところどころに、沖縄フリーク向けのキーワードが散りばめられているのも、ファンにはたまらない。とくに冒頭のシーンは、主人公のマンション、バス停、バスの窓から見える景色、全て場所を特定できてしまって、想わずニヤリ。
ストーリーは、大した起伏もなく、緩やかに進んで行くので、そのメッセージは、スクリーンから強烈に投げかけられる物でなく、視聴者に自然な想起を促し、そのため一過性ではなく、ジワジワと胸に染みる。
俺は、日々食べ物に感謝をしていただろうか。買い食いして歩きながら食べたフライドチキンひとつに対しても、ちゃんと敬意を払えてただろうか。そんな当たり前だけど、本当の意味では恐らくほとんどの人が得心できていない、とても大切な事を意識させてくれる作品です。
75点。
個人的に、宮古島で過ごした少年時代とダブらせて見てしまったので、プラス10点。
さらに、沖縄映画ではお馴染みの津波信一さんの安定感が素晴らしく、プラス5点。
つまりは私的90点。良い作品に出会えました。