坊主頭に無精ヒゲ、ニット帽にサングラスな、ちょっとカタギには見えない後輩とふたりで、喫茶店でミックスジュースを飲みながら今後のプロレス界について語り合っていたところ、なにやら窓の外に黒煙が立ち込め出しました。最初はゴミでも燃やしているのかなあ、と思っていたのですが、次第に尋常でなくなっていく煙の量に、これはもしかしたらもしかする、と勘ぐっていたら、案の定あたりに響き渡り出すサイレンの音と報道ヘリのプロペラ音。
通りをはさんで向かい側のパチンコ店の一軒裏手の木造住宅からもうもうと立ち込める煙、そしてその切れ目からチラチラのぞく火柱。なかなかえらい事になっていました。5,6台の消防車がいろんな角度から放水を開始。鉄のバールで壁をメキメキこじ開けて中をうかがう消防隊員も。群がる野次馬と、それを退ける消防隊員の怒声が錯綜する中、あまり近くに寄ることはできなかったので詳細はわからなかったけれど、どうも近隣の家屋にも飛び火している気配(未確認)。
中に人はいたのか、安否はいかに、などは結局確認できていないのだけど、邪魔にはなりたくなかったので、早々に立ち去りました。
それにしても、隣が業火にさらされているのに、気にせずパチンコを続けている人多数。熱中していて気付いてないのかも、と思ったけど、中には火事を確認した後に堂々と店に入って行きパチンコを続行する強者(というかバカ)も。煙をかきわけて換金所に列を作っている輩も数名。警察もそばにいたのに。お前等はむしろ燃えてしまえ、と痛切に願う。
まあ、火事=人の不幸をブログでネタにするのも大概なのだけど。
どうか死傷者が出てませんように。
「17日午後2時半ごろ、京都市中京区西ノ京西円町、無職藤原寿郎さん(81)方から出火、木造2階建て約50平方メートルを全焼し、棟続きの空き家と隣接する大学職員竹澤充さん(49)方の一部を焼いて約1時間後に消した。藤原さんがのどに軽いやけどを負った。 西陣署や市消防局によると、1階居間のストーブ付近がよく燃えており、原因を調べている。藤原さんは1人暮らしで目が不自由だという。
出火当時、藤原さん方からの煙に気付いた警備員吉田充昭さん(67)=北区=が、玄関ドアを破って藤原さんを助け出した。吉田さんは「あっという間に燃え広がり、家の中はすごい煙だった」と話していた。現場は、円町交差点の北西約100メートル。」
ともあれ、最悪の事態にならずによかった。