最近一人でカラオケに行く「ヒトカラ」なるものの話をよく耳に(というかネット上なので“目に”)するようになりました。たしかに、多人数で行くカラオケは、順番待ちがイライラするし、他人に気を使わなくてはいけないし、隣でタバコなんざ吸われた日には、そいつの髪をつかんで、目の前のテーブルに、頭蓋が元の形を成さなくなるまで叩きつけなくてはならなくて、精神的にかなり不衛生であり、そういう意味ではこの「ヒトカラ」は理にかなっています。好きな曲を繰り返して歌ったり、高いキーの曲の練習をしたりと、多人数ではできない自由さが魅力かと。
だいたい、最近は、何をするにも、どこへ行くのも友人と行動したがる輩が多い気がします。そういう人間が、孤独力を鍛えるのにもいいんじゃないでようか。よけいなお世話か。
で、僕はというと、誘う友達も、ひとりで行く度胸もなく、じゃあ車の中で、と思ったところで、車も持ってないので、携帯電話のカラオケを見ながら、ひとり寂しく口パクする毎日であります。
あー、カラオケ行きたい。