昨夜はテレビ番組の司会やコメンテーターなどでもおなじみの、楠田枝里子さんの司会進行でおこなわれる『JAXAシンポジウム「探る宇宙 食べる宇宙」』に参加させていただきました。このシンポジウムの内容は、、平成18年度のJAXA活動レポート(ビデオ上映)と、非常に興味深いトークセッションの2本立てとなっていました。
まず、月周回衛星「かぐや」(SELENE)に関するものとして、
トークセッション1
「『かぐや』が解き明かす月の起源と進化」
加藤 學氏(SELENEサイエンスマネージャー 宇宙科学研究本部 教授)
さらに、国際宇宙ステーションへの日本実験棟「きぼう」設置が近づいていることから、
トークセッション2
「日本の有人宇宙活動は新たなステージへ」~宇宙のくらしと宇宙食~
福田 義也氏(有人宇宙環境利用プログラムグループ企画推進室 参事)
これらのシンポジウムは、それぞれの歴史的な側面から現代の状況まで、系統立ててまとめられたもので、大変わかりやすく、興味をもてるものでした。
これらのあとに、日本実験棟「きぼう」設置に伴い、日本人宇宙飛行士も3ヶ月というかなり長期間の滞在が計画されています。そのため、食事も日本食、と言う希望があり、日本の食品メーカー各社が日本食の宇宙食を開発されたそうです。これに関しては、ニュースでも報じられていましたので、ご覧になった方もいらっしゃると思います。これらの宇宙食の試食をさせてくれました。
わかめスープ・たまごスープ・山菜おこわ・野菜ジェリー・白かゆ・ビーフカレー・鯖の味噌煮・サンマ蒲焼き・羊羹・などなど殆どの宇宙食を試食させていただけました。これらは、宇宙では味覚が鈍くなるとかで、味付けは少し濃いめにしてあるのだそうですが、地上での試食では、どれもとてもよくできている、と思いました。コストを考えると、とても日常食としては使えないとは思いますが。
それはともかく、いただいてきました宇宙食をご覧ください。一つは試食会場でいただいたビーフカレーです。もう一つの写真は、会場でいただき、自宅へ持ち帰ってきたもので、赤飯・ゼリー・羊羹・ケチャップ・キャンディーです。