今日は「小さな花たち」は、一日お休みをいただき、ちょっと違うお話です。
今月11日夕刻のニュース番組で、江戸時代に栽培されていた果樹のうち、天皇陛下は柑橘類三品種、皇后陛下はナシ三品種をそれぞれ皇居東御苑に記念植樹されたと報じられていました。この植樹のあとを見たくて、今日は皇居東御苑へ行ってきました。
天皇陛下の植樹された三宝柑(さんぼうかん)、クネンボ、紀州ミカンのうち三宝柑が、江戸時代の紀州藩門外不出の柑橘類で、その珍しさ故に三方に載せて和歌山城の殿様に献上されていたことから三宝柑と名付けられたのだそうです。
この三宝柑にはそのような由来があったとは全く知らず、母の実家の和歌山県で数年間暮らしていたので、別に珍しいという感覚はなく、普通に食べていました。温州柑と比べても、すっきりした味は記憶にあります。
ちょっと前置きが長くなりましたが、両陛下お手植えのこれら果樹類が皇居東御苑にあると言うことは、ニュースで聞いていました。でも具体的にはどこにあるのかわからないで出かけました。
でも、難なく見つけることが出来ました。富士見櫓の北側に、ロープを張って入れないようにしている区画がありました。そこには、何の表示も注意書きもありませんでしたが、若木が何本も植樹されていました。その上、ニュースで報じられていた雰囲気とぴったり合致しています。
何の若木かわからなかったので、一本のみ写っているとは思わず写真を撮ったのが、はっきり読み取ることが出来ます。こんなことならもっと撮ってくればよかったと反省しています。