気まぐれ日記

カメラを持って、花を主とした写真を撮っています

小石川植物園の「ショクダイオオコンニャク」の花(2)

2010年07月23日 | はな

7月19日に小石川植物園へ「ショクダイオオコンニャク」の花を見に出かけたあとも、小石川植物園のサイトを注視していました。そこには「ショクダイオオコンニャク」の花の開花状況を随時アップしてくれているからです。その上、「世界一大きな花」と言うことで、毎日のようにTVで取り上げられています。昨夕以後には、開花が始まりましたという文とともに、写真も載せてくれていました。今朝も体調を考え、何となく悩んだのですが、結局出かけることにしました。

9時少し前に、小石川植物園のそばへ近づいてびっくり!なんとものすごい人人人です。入園券を購入された方が、坂道に沿って並んでいらっしゃいます。何はともあれ、入園券の購入が最初です。これがまたものすごい状態です。並んでいる方の最後尾に付こうと、歩いて行きます。入園券の発売に当たっているお店まで、ほとんど200mくらいありそうです。2日前はすぐ購入できた入園券を手にするまで、ほぼ40分くらいかかってしまいました。その頃には、どんどんやってこられる見物の方の行列は長くなるばかり、いったいどのくらいあったのでしょう。最後尾は見ることもできません。狭い道路に人と車があふれ、ようやく警官が出てきて、交通整理に当たり始めました。どうして入園券の発売に絡んで、こんなに後手に回ってしまうのでしょうか。

ようやく入園できました。でも、ここから「ショクダイオオコンニャク」の花を間近に見えるところに近づくまでには、さらに延々1時間以上、ほぼ70分くらいかかりました。あとで調べたところでは、ほとんど700mくらい並んでいたことになります。並んでいる途中で、園長の名札をつけた方が近くで話していらっしゃいました。その方の言うところでは、見頃は明日の午前中くらいとのことです。その後は、枯れていくのだそうです。

この頃はまだ10時半頃でした。この頃になり、職員の方にも事の重大性がわかり始めたようです。開門からまだたった1時間半くらいしかたっていません。それにもかかわらず、その時点で今入園券の購入に並んでいる方が、今日中に「ショクダイオオコンニャク」の花を見ることができないかもしれない、と言うことが。誰がマスコミを煽ったかはわかりません。この数日のTVだけではないようですが、マスコミがこの花を取り上げる異常さにも一因があるようです。花の写真は、さっさと撮って、花のそばから離れるように、とほとんど強制とも取れるように私達をせかし始めました。

本当は、昼頃に出かければいいと簡単に考えていました。でも、結論から言えば、朝出かけて正解でした。さもなければ、今日は見ることができなかったでしょう。

「ショクダイオオコンニャク」の花を見終わって11時頃小石川植物園を出たところで、今日の入園券の発売は中止になったとどなたかが話しておられました。自宅に帰って小石川植物園のサイトを確認したところで、午前11時30分頃の「ショクダイオオコンニャク」の花を見るための待ち時間は、4時間くらいとの記述がありました。また、夕刊の記事では、10時30分に本日の入場券発売は中止になったと報じていました。なんと無責任なことと私には思えますが、いったいこの異常事態の責任は、どこにあるのでしょう。私には、マスコミの報道が一番の悪玉に思えて仕方ありません。

コメント
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