今日7月19日は海の日です。梅雨明け直後の晴天で、しかもかなり強い南風が吹いているので、もしかして、と思い調べてみました。すると案の定、横浜港に係留保存されている初代「日本丸」で、「総帆展帆」及び「満船飾」の行事が執り行われることがわかりました。
例年5月に開催される「東京みなと祭」でも、現役の「日本丸」か「海王丸」が交代で「総帆展帆」が「セイルドリル」と称して実施されています。でも、自分の予定もあり、さらに天候も関係するので、中々きれいに「総帆展帆」された帆船を見るのは難しいものです。私もこの10年くらいの間では、2002年に「東京みなと祭」で見た「海王丸」が一番きれいに見ることのできた唯一の例です。
今日は南よりのかなり強い風が吹いています。横浜港に係留保存されている初代「日本丸」は、船首がほぼ南向きになっています。そのため、今日の風では、29枚あると言われている帆が、きれいに風を孕んだ状態で見るのは難しいのです。
この横浜港に係留保存されている初代「日本丸」は、1930年に建造され、今年は船齢満80歳という姥桜なのです(一般に船は女性名詞として扱われます)。なお、現役の「日本丸2世」は、1984年に建造されました。