気まぐれ日記

カメラを持って、花を主とした写真を撮っています

地震遭遇記

2011年03月25日 | その他

丁度2週間前の3月11日14時46分頃に、三陸沖を震源とするマグニチュード9.0の巨大地震が発生しました。
この地震により宮城県栗原市で震度7、宮城県、福島県、茨城県、栃木県で震度6強など広い範囲で強い揺れを観測しました。
また、太平洋沿岸を中心に高い津波を観測し、特に東北地方から関東地方の太平洋沿岸では大きな被害がありました。気象庁はこの地震を「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」と命名しました。

私はこの時間には、2月28日に腰痛手術を受けた後の、リハビリ指導を受けている最中でした。この日は、午後2時30分からリハビリ開始の指示が出ていました。これまでの通り、リハビリ訓練室へ向かうため、ストレッチャーに乗せていただき出かける途中、ナースステーションで今日からはサークル(歩行補助具)で行っても良いことになっていますよ、と言われました。でも、もうストレッチャーに乗っていたので、今日はこのまま行かせていただくことにしました。これは、すぐに分かることですが、とってもラッキーなことでした。

2時30分から、いつもの通りサークルにつかまって、病院内廊下を歩いていました。もう少し歩いて終わりにしましょう、と言うことでさらに歩いて、何時もリハビリに通うために利用しているエレベータホールにさしかかったところで、急にぐらぐらっと強い揺れに襲われました。初期微動は、歩いていたからある意味当然なのですが、殆ど感じませんで、いきなりぐらぐらっと横揺れを感じた気がします。まだ真っ直ぐ立っていることしか許可が出ていませんでしたので、すぐそばの柱につかまって揺れが収まるのを待ちました。

このかなり強い横揺れがどれくらい続いたのか、はっきりとは記憶していませんが、数分間以上揺れていたような気がします。すぐそばでお年寄りが(と言っても私自身も十分年寄りですが)、キャーキャー言いながら早く外へ出ようとわめいていました。私は、上から何が落ちてくるか分からないから、外へは出ない方が良いですよ、と言って盛んに止めていました。

少し揺れが収まったところで、トレーナーの今日のリハビリはこれで中止しましょう、という一言で、すぐそばの訓練室へ戻り、ストレッチャーに乗せていただき、上掛けを掛けもらって横になりました。あれだけ揺れがひどかったので、エレベーターはおそらく緊急停止が掛かって、点検が終わるまで稼働始めるわけがないことは十分理解しています。2時間以内と言うことは、どちらかと言えば考えづらいところです。エレベータが動き始めるまでの間、上掛けを掛けてもらって、ストレッチャーで横になっていたので、寒い思いをすることもありませんでした。

結局3時前から、何度もの強いのから弱いのまで、色んな余震が続く中、ゆっくりただただ時間が過ぎてゆくのを、ストレッチャーの上で待つのみでした。結局2時間弱で、エレベータが動き始めました。その動き始めた最初のエレベータで、5時前には7階の病室へ戻ってきました。2時間かからずに動かしてくれたエレベータ会社保守の方々には、感謝しています。

コメント
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