もうチョットで日曜画家 (元海上自衛官の独白)

技量上がらぬ故の腹いせにせず。更にヘイトに堕せずをモットーに。

ブレる韓国

2015年03月17日 | 社会・政治問題

 韓国が、米中から踏絵を求められている。

 中国は自由貿易協定の仮調印を足掛かりとして主導するアジアインフラ投資銀行への参加を、米国は高高度ミサイル防衛システムの導入を、それぞれに迫っている。強国のいずれかを選択して自国の保全を図らなければならない状態と決断できない朴大統領が置かれた立場は、李朝末期の混乱と大院君・閔妃の迷走に驚くほど似ている気がする。李朝末期には、日・清(中国)・露からの圧力を躱すため、清には軍の駐留を認めて李朝防衛を依頼する見返りに外交権を渡し、ロシアには鉄道敷設権を渡して一時的な安寧を保ち、日本には軍の駐留を認めるとともに進歩的な金弘集を登用するという、良く言えば等方位平和外交を目指したが、結果的には李朝への不信感を増大させた各国間の軋轢を増幅させる結果にしかならなかった。現在の韓国には、南北問題と云う同族との相克もある。朴大統領の選択を予想すれば、中国にはアジアインフラ投資銀行に参加して中国経済圏に組み込まれ、米国には高高度ミサイル防衛システムの構築を認め、代替として在韓地上米軍の削減を持ちかけて北朝鮮への緩衝策とするのではないだろうか。

 時代の趨勢を理解できなかった李朝が辿った亡国の末路、朴大統領が辿らないことを祈るのみである。