もうチョットで日曜画家 (元海上自衛官の独白)

技量上がらぬ故の腹いせにせず。更にヘイトに堕せずをモットーに。

岡田党首の心根

2015年03月18日 | 社会・政治問題

 民主党の岡田党首が、ドイツのメルケル首相との会談における発言を曲解して、中韓を利する発言を行った。

 メルケル首相は、単にナチの戦争犯罪解決の経緯を語ったもので、この経緯が日韓中の諸問題解決に波及すべきではないとしたものであるが、岡田党首の記者会見では、あたかも日本の努力不足を指摘したかの内容になったものである。メルケル首相は隣国の寛容さに支えられて解決が加速したとも述べているが、記者会見ではその発言には触れなかったらしい。勿論、通訳を介しての会談であるために、通訳が「日本語独特の主語を省略した会話文」としたことも考えられるが、ナチの後裔であるドイツ人ならば、メルケル首相ならばこう云うであろうとの思い込みで岡田氏が理解したのかもしれない。しかも会談以後の岡田党首は、対中韓との歴史認識に関する諸問題と未解決は自民党の責任であるかのような言動を取っているが、もし、メルケル首相が岡田氏の発言の通りの意見を表明したのならば、その言葉は岡田氏にも向けられたものであるとの認識すらない。鳩山邦夫氏が由紀夫氏のクリミヤ訪問を評して『兄は、すくなくとも日本人ではなくなった』と述べているが、岡田党首の言動もそれに近いものではないだろうか。

 政府攻撃のためには、無関係の外国要人の言を利用し、言動が中韓を利するのみであることを顧みない野党。腹中に癌を持つ日本国の余命は?