横浜駅で蓮舫氏を見かけた。
蓮舫氏は、神奈川選挙区での応援に来横されたようで、見かけた時には集まった人との写真撮影に応じられていた。
写真撮影の場所は横浜駅西口で、同駅でも多くの利用者の出入りで混雑する場所であるが、その一角を多くの運動員によって人流を遮断して占拠していた。おそらく選挙関連行動で無ければたちどころに警察によって排除されるような混乱を作り出していたが、選挙運動と雖も既に応援演説などを終わった後の写真撮影であれば如何なものであろうかと思った。
蓮舫氏は東京選挙区から立候補されているが、既に下馬評では当選確実とされているらしいので、党の顔として他候補の応援や比例票の拡大・掘り起こしに活動されているのであろうことは理解しなければならないだろうし、猛暑の現状を考えれば直射日光を防げる場所として駅施設の一部を利用したのも許容しなければならないのだろうか。また、林立する「ノボリ」の多くは「蓮舫」であったが、神奈川選挙区の比例代表投票用紙に「蓮舫」と書いた場合には無効となると思うので、効果のほどはどうなのだろうかと要らぬ心配もしている。
選挙戦も終盤の様相を呈し、報道では立憲民主党が改選前議席を維持できるかどうかに焦点が当てられている。
政局・政策・政見の綻びを枝野前代表の灰汁の強さで補っていた立憲民主党であるが、残念ながら泉代表には党勢凋落への拍車の役割しか期待できそうもない。安全保障に対する有権者の意識の変革を汲み取れなかった泉指導部の失態は明らかで、付け焼刃的に日米同盟堅持を謳ってはいるものの、一片の掛け声でこれまでの反基地・反安保の行動が精算できるわけもなく、更には掛け声の裏付けである防衛費増額には断固反対の政見・公約を見せられると、有権者は立民の真意を測りかねる以上に懐疑的に観てしまうように思える。
蓮舫パンダによる集票作戦以前に、政権を担える政党としての責任ある政見を期待してやまないところである。