昨今の北朝鮮及び尖閣問題を考えれば、日本も核を保有すべきと考える。
中国が6か国協議の議長の立場を事実上放棄した結果、北朝鮮との対話は関係国それぞれとの2国間協議に移行せざるを得なくなるだろう。その際、思い起こされるのが日中国交正常化の経緯である。当時、日米を含む西側諸国は台湾(中華民国)を正当な中国として、中華人民共和国(中共)を認めていなかったが、ニクソン大統領は予告なく日本の頭越しに中共を承認した。いわゆるピンポン外交である。周章狼狽した日本は恥も外聞もかなぐり捨てて台湾との友誼を捨て中共承認・国交正常化に走らざるを得なかった。もし、米朝2国間協議で北朝鮮の核保有を米国が認める結果となった場合、米国へのICBN攻撃を断念させる担保として、極東地域からの米軍核戦力撤去を差し出すことは想像に難くない。米国の核の傘がなくなった場合、日本の対北朝鮮防衛力は、ほぼ無力となり核保有国北朝鮮の恫喝に屈せざるを得なくなるだろう。流動的で非情な国際社会で生き残り、核保有国からの横暴な要求を阻止するためには、日本の核武装が最適であると考える。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます