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生きること:過去と未来とエスペラントと

Fari Fajron: el Norda Odiseano kaj aliaj rakontoj de Jack London

2019-01-20 09:24:52 | Notoj por mi mem

 購入したのは1990年代。とても読みやすい本と勧められて購入したものの途中で挫折。理由はneologisimo(新語)と普段あまり使わない詩のための言葉が多用されていたこと。neologismoの説明は巻末に書かれていたものの索引を見るたびに文の流れがそがれてしまうように感じた。今度は最後まで読もうと再度読み始めた。

 アラスカの氷原を行く男の物語である。マイナス50℃の世界を無謀にも一匹の犬を連れて旅をする。男の凍死への恐怖とあきらめ。犬との心理的駆け引き。切羽詰まった男の心理状態が心細かに描かれたスピード感にあふれる物語でした。ただ、新語や普段使わない単語を調べるために中断されることが多く18ページ読むのに8晩ほどかかった。目の下に湿疹ができ苦しんでいるとはいえ、この本一冊読み終えるのにどれほどの時間を要するのでしょう。訳者は男の目まぐるしい心理的動きを表現したくて新語を使ったのだろうが、普段の単語でもこのスピード感は描けたのではないかなと感じてしまった。

コメント
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