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生きること:過去と未来とエスペラントと

関東エスペラント大会はzoomで

2021-06-14 11:14:49 | エスペラント
 昨日(6月13日)は関東エスペラント大会に参加した。午前中の講演、佐々木照央さんの話や、一人で反核署名を11万人以上集めた広島の忍岡妙子さんの話などとても興味深かったです。

 佐々木さんの話は日本のエスペラントの発展に尽くした人たちの話でした。その中に虐殺された大杉栄の話もあった。彼は1905年に東京本郷にエスペラント学校作った.。そこで、後に日本エスペラント会を支える重要な人材・千布利雄などを育成した。
 また中国人留学生にもエスペラントを教えた。その中の一人は後に中国国民党の要人なった。エスペラントで培われた人脈は強い。大杉栄を虐殺することで日本は中国との強いパイプを失ったなどなど。

 ’’1908年(明治41年)1月17日、いわゆる屋上演説事件[17]で治安警察法違反となり逮捕された。同年4月、中国人留学生の劉師培の家で留学生にエスペラントを教えた。―ウキペデアより”

 エスペラントを始めたころ、つまり61年も前のできごとを思い出しました。大杉栄にエスペラントを教わったという人に出会ったことがあります。確か名前は長谷川さん。彼は9歳の時、つまり小学校も卒業していない年齢で、大杉栄が編集者(?)だった平民新聞の植字工として働いていたそうです。植字工は新聞社に寝泊まりしていた。冬は暖房のない部屋は寒く、薄い布団の中で震えていたそうです。大杉栄はいつも優しく、一緒に寝てくれて体を温めてくれた。温めながら布団の中でエスペラントを教えてくれたと!数十年ぶりで、小柄な物静かな老人のことを思い出しました。多分当時は60~70歳。老人に見えたけれど、今の私よりもずっと若かったのですね!

 午後の分科会の後で、息子が自然農法で育てたジャガイモを沢山いただいたので、車で向かいに行きました。その後雨が降ったらしいです。ジャガイモは水に弱いとか。雨に合わずに助かりました。
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