精神障害者が地域で受け入れられていく過程を描いた映画「ふるさとをください」が、12日に橿原市小房町のかしはら万葉ホールで県内初上映される。障害者らが集う共同作業所の全国組織「きょうされん」の設立30周年記念作品。今回を手始めに県内全市町村での上映を目指しており、きょうされん奈良支部などで組織する上映実行委員会は「精神障害者について知ってほしい」と鑑賞を呼びかけている。
きょうされん関係団体などの寄付を製作資金に、今年2月に完成した。映画は、地域の中に開設された共同作業所への住民の反発と変化、地域との共生への過程を描いたヒューマン・ドラマ。脚本はNHKの大河ドラマ「八代将軍吉宗」などで知られるジェームス三木さんが手がけた。
主人公で、作業所を支援する女性県庁職員を大路恵美さん、反対運動の先頭に立つ父親役をベンガルさんがそれぞれ演じる。ほかに、烏丸せつこ、中山仁、藤田弓子といった俳優各氏が出演。冨永憲治監督がメガホンをとり、和歌山市でロケが行われた。
県内では、きょうされん奈良支部やNPO法人・県精神障害者家族会連合会などが5月に上映実行委員会を設立。きょうされんでは、今年から2年間かけて全国の全市町村での上映を目指している。県内でも今回に続いて、9月に奈良市内での上映が決まっており、今後さらに上映を増やしていく方針。
橿原市での上映は、精神障害者らのイベント「萌フェスタ2008」の一環として、午後2時から。参加協力券が必要で、前売り1000円、当日1200円。問い合わせは、きょうされん奈良支部((電)0742・63・6765)。
きょうされん関係団体などの寄付を製作資金に、今年2月に完成した。映画は、地域の中に開設された共同作業所への住民の反発と変化、地域との共生への過程を描いたヒューマン・ドラマ。脚本はNHKの大河ドラマ「八代将軍吉宗」などで知られるジェームス三木さんが手がけた。
主人公で、作業所を支援する女性県庁職員を大路恵美さん、反対運動の先頭に立つ父親役をベンガルさんがそれぞれ演じる。ほかに、烏丸せつこ、中山仁、藤田弓子といった俳優各氏が出演。冨永憲治監督がメガホンをとり、和歌山市でロケが行われた。
県内では、きょうされん奈良支部やNPO法人・県精神障害者家族会連合会などが5月に上映実行委員会を設立。きょうされんでは、今年から2年間かけて全国の全市町村での上映を目指している。県内でも今回に続いて、9月に奈良市内での上映が決まっており、今後さらに上映を増やしていく方針。
橿原市での上映は、精神障害者らのイベント「萌フェスタ2008」の一環として、午後2時から。参加協力券が必要で、前売り1000円、当日1200円。問い合わせは、きょうされん奈良支部((電)0742・63・6765)。