豊橋市高師町の知的障害者就労支援施設ワークス岩西(旧岩西授産所)が6月から施設内で始めたバイオディーゼルの精製事業で、精製に必要な廃油が思うように集まらず、頭を抱えている。河合泉所長(58)は「このままでは赤字になり、事業を続けられない」と提供を呼び掛けている。
バイオディーゼルは植物性廃油を利用。薬品を使って不純物や水分を取り除き、残った油を利用する燃料で、排ガス中の黒鉛を軽油の3分の1に抑えられる。
施設は今年始め、「環境によく、障害者支援にもなり一石二鳥」と、リースの精製機を使ってバイオディーゼルを精製、販売する事業を計画。5月から利用者や職員が付近の飲食店を1軒ずつ訪れ、月ごとの廃油の提供を求めてきた。
ところが、これまでに集まったのは600リットル。機械のリース代や利用者への手当を考えると月に1100リットルが必要だが、回収業者と契約中の店や処理装置がある店が多く、思うように確保が進んでいないという。
当初は家庭からの収集も計画していたが、廃棄物処理法で家庭廃棄物は自治体が収集すると定められているため、事業者にしか頼れないのも誤算だった。
河合所長は「汗を流す利用者のためにも、今後も広範囲の飲食店など回って、協力をお願いしたい」と話している。廃油提供の問い合わせはワークス岩西=電0532(62)0118=へ。
バイオディーゼルは植物性廃油を利用。薬品を使って不純物や水分を取り除き、残った油を利用する燃料で、排ガス中の黒鉛を軽油の3分の1に抑えられる。
施設は今年始め、「環境によく、障害者支援にもなり一石二鳥」と、リースの精製機を使ってバイオディーゼルを精製、販売する事業を計画。5月から利用者や職員が付近の飲食店を1軒ずつ訪れ、月ごとの廃油の提供を求めてきた。
ところが、これまでに集まったのは600リットル。機械のリース代や利用者への手当を考えると月に1100リットルが必要だが、回収業者と契約中の店や処理装置がある店が多く、思うように確保が進んでいないという。
当初は家庭からの収集も計画していたが、廃棄物処理法で家庭廃棄物は自治体が収集すると定められているため、事業者にしか頼れないのも誤算だった。
河合所長は「汗を流す利用者のためにも、今後も広範囲の飲食店など回って、協力をお願いしたい」と話している。廃油提供の問い合わせはワークス岩西=電0532(62)0118=へ。