ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者も地域で暮らそう 中越沖地震を機にネットワーク

2008年07月17日 16時51分31秒 | 障害者の自立
 死者15人、負傷者2346人を出した新潟県中越沖地震から16日、丸1年を迎えた。地震で失ったものもあれば、生まれたものもある。柏崎・刈羽地域では、地震を機に、これまであまり横のつながりのなかった障害者施設や団体間のネットワークづくりが進められている。ネットワークの名は「れんと(連人)」。人と人を緩やかに連ねる社会を実現するのが願いだ。(永岡栄治)

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 「お父さぁーん、ゆうじー」

 昨年7月16日、柏崎市西本町の入沢真由美さん(46)は全壊した借家の前で泣き叫んでいた。中には、夫の正美さん(49)と、重度知的障害者の次男、祐司さん(22)がいた。

 「おれも祐司も、大丈夫だ」。かすかに夫の声が聞こえた。正美さんは倒壊家屋のわずかなすき間に祐司さんを引き込んでいた。近所の人や救助隊が助けてくれ、奇跡的にけが一つなかった。

 「この子はとっても運が強い。何かを持って、生まれたのかもしれない」。入沢さんは思い至る。

 祐司さんは4歳のときに急性脳炎を発症。半月、意識不明の状態に陥ったが、驚くほどの生命力で回復していたからだ。

 地震後、一家は避難所や仮設住宅での暮らしを強いられている。「てんかん発作のある知的障害者が受け入れられるだろうか」。入沢さんの不安は杞憂(きゆう)に終わった。

 祐司さんは会話はほとんどできないが、人懐っこい笑顔で人気を集め、家族のような付き合いが生まれた。

 障害者が地域で暮らせる社会をめざすNPO法人(特定非営利活動法人)「トライネット」(柏崎市四谷)のありがたさも実感した。入沢さんはしみじみと言う。「人の温かさが身にしみた。家はないけれど、これからもみんなが笑顔で暮らせればそれが一番」

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 トライネットは、障害児が地域の中で当たり前に暮らせるようにとの願いを込め、障害児を持つ西川(さいかわ)紀子代表(51)らが平成12年に立ち上げた。

 15年にNPO法人化を果たし、柏崎市を中心に約60人がデイケアや就労移行支援などを受けている。

 西川代表にスカウトされ、知的障害児入所施設をやめて4月からトライネットで働いているのが、笠原洋紀さん(25)だ。

 笠原さんは短大で保育士の資格を取り、知的障害児施設に採用され、働きがいも感じていた。

 意識が変わったのは、中越沖地震だ。「施設では入所者の対応に追われ、外のことが分からなかった」。より幅広い活動の場を求めて、トライネットに飛び込んだ。

 笠原さんがまず取り組んだのが、柏崎市、刈羽村の身体・知的・精神障害者の施設や団体のネットワークづくり。5回の会議を重ねて6月上旬、「れんと」を立ち上げた。

 活動の第1弾として始めたのが、地震1周年の16日、柏崎青年会議所と協力して取り組んだ「感謝のキャンドル」だ。一人一人が思い思いのメッセージやイラストをキャンドルケースに書き、全国の支援に「ありがとう」の気持ちを込めた。

 笠原さんは、知的障害児の可能性に驚く。「絵を描かせてみると、ものすごく集中して、とてもまねのできないような精緻(せいち)な絵を描く。その可能性をもっともっと伸ばしてあげたい」

障害者にも理解しやすく、17日から模擬裁判 東京地裁

2008年07月17日 16時49分39秒 | 障害者の自立
 市民が刑事裁判に参加する裁判員制度の来年5月開始に向け、目や耳の不自由な人が裁判員役を務める全国初の模擬裁判が東京地裁で17日から2日間の日程で開かれる。法廷で手話通訳士がやり取りを通訳したり、証拠図面の内容を口頭で詳しく説明したりし、視聴覚障害者が審理内容を十分に理解できるよう工夫をこらすという。

 模擬裁判はナイフで人を刺した被告が殺人未遂罪で起訴された事件で、被告が殺意を否認しているという設定。犯行時に殺意があったか否かが主な争点となる。

 東京地裁の2つの法廷で実施し、裁判員役には市民が各6人選ばれた。聴覚障害者1人、視覚障害者1人が2つの法廷に分かれて参加する。(

介護崩壊・人の命を支える人たちの現場から悲鳴

2008年07月17日 01時46分03秒 | 障害者の自立
 介護崩壊・人の命を支える人たちの現場から悲鳴

「澄んだ瞳に託したい」
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 佐賀中部広域介護支援専門員協議会第一回ブロック研修会
「ケアマネの悩み聞かせて」で講演の機会をいただきました。
 コムスン・ショック、介護保険法改悪、介護報酬引下げなどにより介護の
現場から悲鳴が上がっています。
介護保険を払ったのに必要な介護をうけられない。
介護施設は潰れ、そこで働く人たちの生活がなりたたないというのは最悪で
民主党は介護人材確保法を提案、先の通常国会で成立をさせました。
 しかし、政府の財政制度等審議会に提示された介護保険給付見直しの
影響額試算についてという資料どおりになれば、要介護度3以下の介護が切捨
てられることになります。認知症の認定項目のうち23項目も削除されれば認
定されるはずの人が認定から大幅に漏れることになります。

介護現場の生の声を聞かせていただきとても参考になりました。
***レジュメ***
1.介護の現状認識
介護報酬
介護の現場の過重な負担―療養型病床の大幅削減
  介護の格差
  財務省試算
障害者自立支援法
  介護の認定制度の問題―認知症の認定等
  
2.私たちが目指す社会~労働を中心とした福祉型社会
資源の分配そのものを変える
  主客が逆転している法制
  国連障害者の権利条約にいう合理的配慮 

3.介護を受ける人たちの権利を守るために
第169通常国会で民主党が提出し成立した人材確保法
  民主党医療・介護保険改革作業チーム論点報告
  あるべき将来の介護保険制度への論点整理
  地域基盤整備政策
  介護労働者の人材確保策
  介護サービス充実策
  公費・保険料負担の見直し
  介護財政基盤の強化(歳入庁構想)
  介護予防の見直し
  介護と医療の連携強化
  介護サービス提供体制の充実

原口一博議員のメールマガジンより