社会福祉法人つばさ福祉会(今井照雄理事長)が岡谷市内で運営する2つの知的障害者施設が、開設から10周年と1周年を迎える。障害者自立支援法の施行で障害者を取り巻く環境が変わる中、節目を記念するとともに経営状況の改善を目指そうと、同法人などでつくる実行委員会は10月4日、フォークデュオ「紙ふうせん」を招いたチャリティーコンサート(長野日報社など後援)を下諏訪総合文化センターで開く。
岡谷市神明町の知的障害者通所授産施設・希望の里つばさ(今井三江施設長)は1998年4月、諏訪地方に住む知的障害者の家族やボランティアが集まって結成した「つばさの会」が開設。当時は障害の重い人を受け入れる作業所がなかったため、その受け皿として八年をかけて開所までこぎつけた。今井施設長によると、民間の作業所としては諏訪地方で初の施設だったという。
会員総出で組み立てた約66平方メートルの作業室から始まった施設は、10年の間に少しずつ増改築され、現在では約10倍の面積に5つの作業室や食堂、厨房(ちゅうぼう)などを備えるようになった。当初は10人だった通所者も約20人に増えた。
同市銀座の知的障害者グループホーム・ケアホーム「つばさの家」は、同法の施行に伴い国の政策として障害者の地域移行が推し進められる状況下で、昨年10月に市内初のグループホームとして開設された。しかし同法による影響もあって経営は苦しく、従業員や通所者の待遇改善を図ろうにも「無い袖は振れない」(今井施設長)状態。そこで運営資金を募ろうとチャリティーコンサートを企画した。
紙ふうせんは、後藤悦治郎さんと平山泰代さんによるフォークデュオ。77年にはシングル「冬が来る前に」でミリオンセラーを記録した。代表曲に「翼をください」「竹田の子守唄」などがある。当日は手話通訳もある。今井施設長は「すてきな歌声を楽しんでもらいたい」と来場を呼び掛けている。
コンサートの収益金は2つの施設の運営資金に使用されるという。当日は午後6時半開演。チケットは前売りで指定席が4500円、自由席が4000千円(当日券はそれぞれ500円増し)。笠原書店などで購入できる。同実行委員会は運営を手伝うボランティアスタッフも募集している。問い合わせは希望の里つばさ(電話0266・22・5874)へ。
岡谷市神明町の知的障害者通所授産施設・希望の里つばさ(今井三江施設長)は1998年4月、諏訪地方に住む知的障害者の家族やボランティアが集まって結成した「つばさの会」が開設。当時は障害の重い人を受け入れる作業所がなかったため、その受け皿として八年をかけて開所までこぎつけた。今井施設長によると、民間の作業所としては諏訪地方で初の施設だったという。
会員総出で組み立てた約66平方メートルの作業室から始まった施設は、10年の間に少しずつ増改築され、現在では約10倍の面積に5つの作業室や食堂、厨房(ちゅうぼう)などを備えるようになった。当初は10人だった通所者も約20人に増えた。
同市銀座の知的障害者グループホーム・ケアホーム「つばさの家」は、同法の施行に伴い国の政策として障害者の地域移行が推し進められる状況下で、昨年10月に市内初のグループホームとして開設された。しかし同法による影響もあって経営は苦しく、従業員や通所者の待遇改善を図ろうにも「無い袖は振れない」(今井施設長)状態。そこで運営資金を募ろうとチャリティーコンサートを企画した。
紙ふうせんは、後藤悦治郎さんと平山泰代さんによるフォークデュオ。77年にはシングル「冬が来る前に」でミリオンセラーを記録した。代表曲に「翼をください」「竹田の子守唄」などがある。当日は手話通訳もある。今井施設長は「すてきな歌声を楽しんでもらいたい」と来場を呼び掛けている。
コンサートの収益金は2つの施設の運営資金に使用されるという。当日は午後6時半開演。チケットは前売りで指定席が4500円、自由席が4000千円(当日券はそれぞれ500円増し)。笠原書店などで購入できる。同実行委員会は運営を手伝うボランティアスタッフも募集している。問い合わせは希望の里つばさ(電話0266・22・5874)へ。