厚木市の知的障害者施設に入所していた20歳代女性が抵抗できないと知りながら、性的関係を持ったとして、準強姦(ごうかん)罪に問われた海老名市国分北、同施設元パート職員で無職加茂昭雄被告(68)の公判が29日、横浜地裁小田原支部であった。検察側は論告で、被害者の精神年齢が8歳程度だと指摘し、「知的障害の重さを知った上での犯行で、強い非難を加えるべきだ」と述べ、懲役7年を求刑。一方、弁護側は「被告は罪を認めて反省している。寛大な処分を」と求めた。判決は8月24日。
論告などによると、加茂被告は昨年4~6月、3回にわたり、厚木市内のホテルでこの女性と性的関係を持った。公判で加茂被告はこうした事実を認めたうえで、外出時の車内で数十回、わいせつ行為をしたり、被害者の口座から約70万円を引き出し、パチンコなどに充てたりしたと述べた。
論告などによると、加茂被告は昨年4~6月、3回にわたり、厚木市内のホテルでこの女性と性的関係を持った。公判で加茂被告はこうした事実を認めたうえで、外出時の車内で数十回、わいせつ行為をしたり、被害者の口座から約70万円を引き出し、パチンコなどに充てたりしたと述べた。