松本市内の障害者支援施設などの利用者が作った雑貨や弁当を、市役所で月1回販売する「ふれあいマーケット」がにぎわっている。本年度で6年目。参加団体・施設が増えるのと歩調を合わせるように、繰り返し買い物に来る人が増加。売り上げを大幅に伸ばした施設もある。市や施設職員らは障害者と市民が触れ合う拠点になってほしいと期待している。
マーケットは2005年に17の団体・施設が登録してスタート。第4水曜日の午前10~午後3時に市役所東庁舎1階のロビーで開いている。団体の入れ替わりもあったが、現在の登録数は20余りに。昨年秋からは信大(本部・松本市)の大学院生らがボランティアで参加、販売を手伝う。最近は、販売開始前から訪れ、「まだかな」と声を掛ける人もいるという。
5月26日は、市内の九つの施設・団体が出店。約20人の施設利用者やボランティアが、ストラップやせっけん、弁当などを販売した。昼休みには多くの市職員や市民が訪れ、利用者らは「いらっしゃいませ」と元気にあいさつしていた。
障害者の就労支援をしている同市のNPO法人「てくてく」はスタート時から参加している。最初の2、3年間は売り上げが500円程度という日も多かったという。しかし、マーケットが定着するにつれ、売り上げは増加。さらに、3年ほど前に菓子類、丼ものを中心とした弁当を商品に加えたところ大好評で、弁当は市役所内での「出前」注文も多い。この日も、てくてくの全売り上げ2万7570円に大きく貢献した。
「てくてく」利用者の30代の女性は「施設に行くだけでもいい刺激になるが、マーケットに参加すると市役所の人とかと話せたりして楽しい。なにより達成感がある」と笑顔を見せた。
(信濃毎日新聞)
マーケットは2005年に17の団体・施設が登録してスタート。第4水曜日の午前10~午後3時に市役所東庁舎1階のロビーで開いている。団体の入れ替わりもあったが、現在の登録数は20余りに。昨年秋からは信大(本部・松本市)の大学院生らがボランティアで参加、販売を手伝う。最近は、販売開始前から訪れ、「まだかな」と声を掛ける人もいるという。
5月26日は、市内の九つの施設・団体が出店。約20人の施設利用者やボランティアが、ストラップやせっけん、弁当などを販売した。昼休みには多くの市職員や市民が訪れ、利用者らは「いらっしゃいませ」と元気にあいさつしていた。
障害者の就労支援をしている同市のNPO法人「てくてく」はスタート時から参加している。最初の2、3年間は売り上げが500円程度という日も多かったという。しかし、マーケットが定着するにつれ、売り上げは増加。さらに、3年ほど前に菓子類、丼ものを中心とした弁当を商品に加えたところ大好評で、弁当は市役所内での「出前」注文も多い。この日も、てくてくの全売り上げ2万7570円に大きく貢献した。
「てくてく」利用者の30代の女性は「施設に行くだけでもいい刺激になるが、マーケットに参加すると市役所の人とかと話せたりして楽しい。なにより達成感がある」と笑顔を見せた。
(信濃毎日新聞)