ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

制度改革推進会議、障害者総合法「25年8月までの施行を」

2010年06月15日 01時18分05秒 | 障害者の自立
 内閣府の「障がい者制度改革推進会議」は、「障害者総合福祉法」(仮称)制定について、「政府は24年通常国会への法案提出、25年8月までの施行を目指すべき」とした第1次意見をまとめた。精神医療の医師・看護師等人員体制充実のための具体的方策は24年内めどで結論―を含む医療分野5項目で政府の取り組みを促した。
 障害者自立支援法を廃止し、新たに制定を目指す総合福祉法は、医学モデルに偏った障害程度区分の見直し、応益負担の廃止、1人ひとりのニーズに基づいた地域生活支援体系の整備を志向。年末をめどにとりまとめる2次意見では、総合福祉法制定・制度改革の重要方針に関し提起する。

(北海道医療新聞社)

障害者自立支援法一部「改正」法案の廃案に向けてアピールと緊急行動//DPI日本会議

2010年06月15日 01時14分31秒 | 障害者の自立
    DPI日本会議メールマガジン(10.06.14)第251号
DPI-JAPAN Mail Magazine
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こんにちは、DPIメルマガ編集部です。
6月12日(土)、13日(日)に愛知で行われたDPI日本会議総会&全国集会には
たくさんの方にお集まり頂きありがとうございました!

12日の総会では、現在国会で「自立支援法一部改正案」について、
当事者抜きに進められていることについて意見が相次ぎました。

そしてDPI日本会議として、「私たち抜きに私たちのことを決めてはならない!」
ということを広く社会にアピールすべきであるとの緊急動議がなされました。
総会終了後の常任委員会にて、緊急アピール文を検討・作成をし、
13日の全国集会に集われた参加者の皆様に経過を報告した上で、
アピール文を提し、450名参加者一同の素意として確認されました。

(アピール文はこちらからダウンロードできます。
http://dpi.cocolog-nifty.com/website/demand/100613_aichiappeal.pdf
末尾に引用してお送りします)

国会情勢は未だに予断を許さない状況ですが、この緊急アピール等も活用して
頂いて、国会議員等への働きかけを進めて頂ければ幸いです。

また、自立支援法一部「改正」法案の廃案に向けての
緊急連続集会への参加のお願いを、以下に掲載します。

最後の最後まで、頑張りましょう!


■障害者自立支援法一部「改正」法案の廃案に向けて
 緊急行動への参加をお願いします!

"6.8緊急大集会"は、お蔭様で2,000人の方々が参加してくださり、
運動の弾みをつけることが出来ました。どうもありがとうございました。

それにもかかわらず、自立支援法一部「改正」案の行方は厳しい状況です。
マスコミは会期延長はなくなるかのように報じていますが、
「改正」案は、衆議院本会議だけではなく、
参議院で委員会可決されており、民主・自民・公明の圧倒的多数が賛成し、
参議院本会議の最後の「ボタン一発可決」を待つだけの状態です。
最終日であっても本会議があれば可決可能なのです。

でも私たちは絶対にあきらめません!
そこで、本日から参院議員会館前にて3日間緊急連続集会を行います。
ご参加を是非よろしくお願いします!!

日時:6月14日(月)-6月16日(水) 13時-15時
場所:参院議員会館前(状況によっては延長あり。参院本会議開会の場合は傍聴も行います)
   ※横断幕、プラスター等、各自で持参ください
   ※可能であれば、地元民主議員や有力議員への要請行動も並行して行いましょう。

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「私たち抜きに私たちのことを決めてはならない!」
「障害者自立支援法一部改正案」「地域主権改革」に関する緊急アピール

 「障害者自立支援法一部改正案」が議員立法で今国会成立へとの寝耳に水とも
いえる動きが、5月下旬から進められてきた。
私たちDPI日本会議は、「私たち抜きに私たちのことを決めてはならない」を
合言葉に、障害者自立支援法に異議を申し立て、全国の仲間たちと連携し、これ
まで粘り強い運動を展開してきた。
 昨年9月に成立した民主党政権は私たちの声を真摯に受け止め、障害者自立支
援法を廃止し、当事者参画の新法制定を約束した。そして、長妻厚生労働大臣は、
昨年の10月30日、日比谷野外音楽堂で行われた全国大フォーラムにおいて、参加
者一万人の前で「自立支援法を廃止し、みなさま(障害者)や家族の意見に謙虚
に耳を傾けながら、新しい制度をつくりたい」と述べた。
 また、障害者自立支援法違憲訴訟では、「訴訟団」は国の和解案を受け入れ、
国との間で制度改革に向けての「基本合意」を1月7日に取り交わした。さらにこ
の基本合意の実施を検証するために、国・厚労省と「訴訟団」との定期協議が行
われている。
 さらに昨年12月に設置された「障がい者制度改革推進会議」では精力的に議論
が重ねられ、6月7日に「障害者制度改革の推進のための基本的な方向(第一次
意見)」がまとめられた。また、推進会議のもとに設置された「総合福祉部会」
では、障害者総合福祉法(仮称)制定までの「当面の課題」がまとめられ、同日、
推進会議に報告された。
 こうした動きの一方で、4月27日に自民党、公明党によって「障害者自立支援
法一部改正案」が提出された。この自民党、公明党の案に対するヒアリングが
JDF加盟団体を対象に5月12日に民主党厚生労働政策研究会によって開催された。
このヒアリングにおいてDPI日本会議としては、あくまでも総合福祉部会で、
新法制定までの「当面の課題」について議論の途上であり、現時点で法改正では
なく、必要な対策は予算措置で精力的に行うべきであるとの意見を述べた。なお、
このヒアリングにおいては与党による具体的な法律改正の考えはまったく示され
なかった。
 その後、5月20日、与党と自公両党は、障害者施策にかかる3法案(障害者自
立支援法、障害者虐待防止法、ハート購入法)の今国会提出を目指すことで大筋
合意したとの新聞報道がされた。
 この「障害者自立支援法一部改正案」の動きに関しては、与党と障害当事者・
関係者の話し合いが全くされておらず、障害者自立支援法が当事者の意見を聞か
ずに成立したことへの反省がまったく活かされていない。今回出された法案は、
昨年の通常国会で旧政権が提出した中身をほぼ踏襲するものであり、「谷間の障
害者の問題」や「移動支援」、「手話通訳・コミュニケーション支援事業」の市
町村間格差の問題は何も解決されていない。さらに、障害者の自己決定を損なう
恐れのあるサービス利用計画拡大の問題等もある。
 こうした当事者抜きの進め方に対して、6月1日の推進会議・総合福祉部会で
怒りの声が相次ぎ、「一部改正が情報提供もなく進められたことに対して、部会
構成員一同は強い遺憾の意を表す」との決議がなされた。さらに、推進会議から
6月11日に同様の意見表明が推進本部長である総理大臣に行われた。

 先述の通り、推進会議では「第一次意見」がようやくとりまとめられたところ
であり、これに基づいて制度改革が始められることに大きな注目と期待が集まっ
ていた。
 画期的とも評価されてきた「障がい者制度改革」の仕組みを、自ら否定するよ
うなことを政権与党は行うべきではない。同様の問題が「地域主権改革」の中で
も出てきている。
 政府並びに与党は、今一度、マニフェストに基いて自らが作った障がい者制度
改革推進本部・推進会議の意義を再確認し、「私たち抜きに私たちのことを決め
てはならない」の原則に立ち戻るべきである。

 本日、「第26回DPI日本会議全国集会in愛知」に集った私たちは、障害当事者
の声を聞くことなく作成された同法「改正」案の廃案に向けて最後まで粘り強く
取り組むことを確認するとともに、以下の点を強く求めるものである。




1、今国会提出の「障害者自立支援法一部改正案」を廃案とし、新しい総合福祉
法のあり方とそれに向けた当面の課題に関する、障がい者制度改革推進会議並び
に同総合福祉部会の議論を踏まえ、今後の対応を行うこと。
2、国・厚労省が障害者自立支援法違憲訴訟原告団・弁護団と約束した基本合意
を完全に実現させること。
3、地域主権改革の中で行われている障害者施策の見直しについては、障がい者
制度改革推進会議の議論・意見を踏まえること。



第26回DPI日本会議全国集会in愛知 参加者一同
2010年6月13日

アトブラ:知的障害者たちによるアーティスト集団、来月7日にCDデビュー /福岡

2010年06月15日 01時07分37秒 | 障害者の自立
 ◇“スカ”バンド「スカロケ」とコラボ、PVの撮影も

 福岡市内を中心に活動する知的障害者たちによるアーティスト集団「アトリエブラヴォ」(アトブラ)が来月、CDデビューする。ジャマイカ発祥とされるポピュラー音楽「スカ」のバンド「スカ☆ロケッツ」(スカロケ)とのコラボレーション企画。13日には両グループが参加してプロモーションビデオ(PV)の撮影があり、絵画と音楽が融合した福岡発の新たなアートが誕生した。【夫彰子】

 アトブラのメンバーは、博多区東月隈の通所授産施設「JOY倶楽部プラザ」に通う20代の男女8人。独創的で色鮮やかな壁画アートなどの作品は国内外で注目を集めている。一方のスカロケは90年代半ばから県内のライブハウスなどで活動してきた。

 昨夏、糸島半島で開かれ、スカロケも出演した「サンセットライブ」の舞台美術やポスターをアトブラが制作したことがきっかけとなり、コラボCDの企画に。完成したCD「アトリエブラヴォのテーマ」は作詞作曲をスカロケが、CDジャケットをアトブラが担当した。

 PV撮影は同施設であり、両グループのメンバーが思い思いに踊り、手拍子し、足を踏み鳴らし、演奏し歌ったりと大盛り上がり。スカロケのリーダー・イマムラリョウさんは「楽しい気持ちを素直に思い切り表現できた」と汗だくで声を弾ませ、原田啓之副施設長も「ハンディキャップの有無、音楽か絵かという違いを超え、『面白いことをやってやろう』という思いが一つになり形にできた」と顔をほころばせた。

 CDは表題曲など4曲収録で1260円。7月7日に全国発売。問い合わせは「UKプロジェクト」(03・5486・8771)

〔福岡都市圏版〕毎日新聞 

支局長からの手紙:インカーブ /京都

2010年06月15日 01時05分18秒 | 障害者の自立
 約20年前に閉店した京都市中京区七本松通仏光寺東入の「今中酒店」を改造し、小さな画廊「ギャラリーインカーブ-京都」(電話075・200・4797)が今月5日、オープンしました。お酒やビールの当時のままの看板文字が目印になっています。

 大阪市平野区の美術工房「アトリエインカーブ」に所属する27人のアーティストの作品だけを展示する予定です。27人には知的障害があります。知的障害者の描く絵画と聞いて、「一生懸命に障害を乗り越え、頑張っている人の作品」というイメージを持たれませんでしたか。

 アトリエインカーブを設立し、実家の今中酒店を画廊にした今中博之さん(47)は「障害者が描いたから意味があるかのように受け止める『障害者アート』と呼ばずに、障害のあるなしにかかわらず、同時代の人がつくる作品『現代アート』ととらえてほしい」と言い続けています。

 開催中の第1回企画展「Draws and Flows」に出品しているのは新木(しんき)友行さん(28)です。08年1月に大阪のサントリーミュージアム[天保山]で毎日新聞社などが主催した「現代美術の超新星たち アトリエインカーブ展」にも出品しました。「現代アート(美術)」といえば、抽象的で難解な作品を想像しがちですが、新木さんの作品は格闘家の体や筋肉の動きが大胆な構図とカラフルな色で描かれ、私には「福笑い」のように見えて笑えます。私が、見て楽しく、面白いと思うのは「作家が知的障害者である」と知っているからではありません。今中さんの受け売りではありませんが、作家に障害があるかどうかは関係なく、作品から力強さとユーモアを感じるからです。

 今回、私が心に描いていた色鮮やかな新木さんらしい作品より、モノトーン作品が多いことが少し不思議でした。作品を選んで展示構成する企画者(キュレーター)になったファッションデザイナー、岡沢高宏さん(34)に聞くと、「新木さんは最近、モノクロ作品をよく描いている。新しい新木さんをいち早く紹介したいと思った」と意図を語りました。この言葉は私にはショックでした。2年前に見たカラフルな作品の印象が強かったとはいえ、「同じような絵を描き続けているだろう」と勝手に思い込んでいた誤り、偏見を気付かせてくれたからです。デザイナーの感性で、同時代を生きる新木さんの新しい姿を見つけ、「いち早く紹介したい」というアーティストの気概を見せた岡沢さんの前で、私は「障害者だから」という目で見ていたことを反省しました。

 今中さんは今後も美術の分野以外の人にキュレーターを依頼し、新しい観点で作品を選んでもらいたいと考えています。次の企画展では何を見せられるのか、感じさせられるのか。実に見る者にとって恐ろしいギャラリーの誕生です。

 開催中の企画展は来月25日までの土、日曜の正午~午後7時のみオープン。無料。ホームページはhttp://g-incurve.jp。【京都支局長・北出昭】

毎日新聞 2010年6月14日 地方版

高齢者等専用駐車区間、利用申請わずか154件…山口

2010年06月15日 01時01分13秒 | 障害者の自立
スタート1か月、制度知らず違反も

下関保健所前に設けられた専用駐車区間 高齢者や妊産婦、障害者の駐車スペースを確保するため、4月に導入された「高齢運転者等専用駐車区間制度」で、山口県内の利用申請件数が伸び悩んでいる。

 4市で計10台分が確保され、利用対象者は約10万人とみられるが、制度スタートから1か月間での申請は154件にとどまり、制度を知らずに違法駐車するケースも出ている。

 制度は道交法の改正に伴い、4月19日にスタート。70歳以上の高齢者、聴覚・身体障害者、妊婦や産後8週間以内の人が対象で、車両を事前に警察署に届け出て、発行される標章を掲示すれば専用の駐車区間を利用できる。標章を受けずに駐車すると、通常の駐車違反よりも高い反則金が科せられる。

 県警交通規制課によると、県内では、市役所や郵便局など公共施設付近の路上に、山口市2台、宇部市4台、周南市2台、下関市2台を確保したが、5月18日現在の申請件数は154件にとどまっている。

 専用駐車区間には、標識があり、路上は白線で区切られているが、専用区間と知らずに止めてしまう人もいる。また、標章ではなく、高齢者マーク(もみじマーク)や障害者マークを付けている人が、勘違いして駐車しているケースもあるという。

 山口市小郡下郷の小郡大正町郵便局近くの市道にある専用駐車区間に駐車していた市内の40歳代の主婦は「止めやすかったので、つい止めてしまった。(制度のことは)全く知らなかった。気をつけたい」と話した。

 同課は「制度開始から1か月余りなので、まだ知られていないのかもしれない。利用者からの要望が多ければ、専用駐車区間を増やしていくことも検討する。対象者には積極的に申請してもらい、ほかのドライバーはマナーを守ってほしい」としている。

(2010年6月14日 読売新聞)