ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

防災:明日に備える 県聴覚障害者協会 /兵庫

2010年06月14日 00時33分57秒 | 障害者の自立
 ◇手話で被災体験語る 「恐怖」などテーマにDVD制作

 聴覚障害者が阪神大震災(95年)の被災体験を手話で語るDVD「震災体験を語り継ぐ『阪神・淡路大震災』~ろうあ者の1・17~」を、県聴覚障害者協会(神戸市中央区)と県立聴覚障害者情報センター(神戸市灘区)が制作した。聴覚障害者の被災体験が語られる機会は少なかった。耳が聞こえないために避難所などで必要な情報を得られなかった体験を発信し、今後の防災施策に生かす。

 聴覚障害者のボランティア5人らによる制作委員会が企画、撮影、編集した。「恐怖」「不安・苛立(いらだ)ち」「悲しみ」「助け合い」「感謝」のテーマごとに、40代~70代の聴覚障害者11人が被災体験や救援活動に携わった体験などを手話で語っている。

 制作委員会のメンバーが撮影した被災直後の街の映像や写真なども盛り込んで2時間半に編集した。聴覚障害者が救援対策本部を作り、安否確認や支援に駆け回る貴重な記録映像も収録している。

 淡路市(旧淡路町)で被災した巌末子さん(76)は、壁の薄い仮設住宅で、使っている洗濯機やテレビの音が聞こえないために、近隣住民から苦情を受けた体験などを紹介。

 神戸市東灘区の自宅が全壊した山村妙子さん(75)は、支援物資を配布する情報が聞こえず、走っていく周囲の人に従って、何があるのかも分からずに列に並んだ体験などを振り返り、「一番欲しい支援は手話通訳者」と訴えている。

 字幕なしのDVDは既に500枚を作成し、全国の聴覚障害者団体や手話サークルなどに配布した。今後、字幕付きのDVDも作り、今後の防災計画に反映されるよう、自治体などへの配布を想定している。

 同センターの嘉田眞典所長は「聞こえない障害がどういうものかを知ってほしい。震災を知らない世代も増えており、私たちの体験や苦しみを伝えていきたい」と話している。

 問い合わせは県聴覚障害者協会(078・371・5613、ファクス371・0277)。

毎日新聞 2010年6月13日 地方版

自転車:障害者にも配慮 ニーズに応える--宝塚「じてんしゃ屋」 /兵庫

2010年06月14日 00時31分48秒 | 障害者の自立
 ◇新たな出会いも

 身体障害者ら顧客のニーズに応えた自転車を販売する、こだわりの店が宝塚市小浜にある。「じてんしゃ屋 by noah」。堀口一夫店長(66)は、小児マヒの影響で手足が不自由になり、現在も身体障害者1級。子供のころ父親が買ってくれた自転車が、自分と外の世界とをつなげてくれたといい、「自転車は、本当に大事にしてくれる人に乗ってほしい」と語る。

 シャッ、シャッ、シャッ。特殊な切削器を使い、自転車の部品を削る音が作業場に響く。顧客から身長や用途などを聞いて車体を調整し、体に合った自転車に仕上げる。

 堀口さんは、1歳で小児マヒにかかり、右手と右足が不自由に。小学2年の時には、結核性股(こ)関節炎で左足の股関節にも障害を負った。

 ただ病気が治まった小学4年の時、父親が水色の子供用自転車を買ってくれた。「お前の体の一部やで。大事に乗りや」。当時、自転車は高級品。2キロ先の学校までの足となり、体が不自由な堀口さんを自転車が支えた。

 東京五輪のあった64年、ミシンの修理、販売を職業にしていたが、五輪選手が乗っていたイタリア製の軽量自転車を3年のローンを組み、38万円で買った。部品を分解しては組み立て、軽さの秘密を探った。

 30年前、愛用の自転車が盗まれた。犯人は近所の中学生だった。「誰にでも、いい自転車が買える店をやろうと思った」。これが開業のきっかけになったという。80年、宝塚市内で開業した。

 8年前、右手に障害がある男性から、左手だけで操作できる自転車の注文を受けたことがある。堀口さんは、左手でブレーキや変速ができる仕組みに調整した。購入した男性は、堀口さんと顔を合わせるたび、自転車で外出した話を聞かせてくれるようになった。

 「この仕事を続けてよかったと思うことが多い。自転車が僕の人生を変えた」と話す堀口さん。顧客の信頼は、確実に増している。

毎日新聞 2010年6月13日 地方版

車椅子ダンス:高齢者や障害者ら体験、楽しむ--下関 /山口

2010年06月14日 00時30分20秒 | 障害者の自立
 「車椅子レクダンスふれあいフェスティバル」が12日、下関市貴船町の市社会福祉センターであった。車椅子を使う高齢者や障害者も音楽とダンスを楽しめる車椅子ダンス。この普及のためNPO車椅子レクダンス協会「矢車草の会」下関支部が毎年開催して、今年で11回目になる。

 車椅子ダンスは高齢者や障害者のリハビリ、リフレッシュ、生涯スポーツの機会を広げる。矢車草の会はフェス開催のほか、病院や施設を訪問して、その楽しさを伝えている。

 フェスではドラマ「水戸黄門」の主題歌などに合わせて、参加者もダンスを体験。笑顔があふれた。会場では福祉施設「うしろだ工房たんぽぽ」の手作りクッキー販売などもあった。

毎日新聞 2010年6月13日 地方版

宮城県沖地震から32年 仙台などで障害者も参加し訓練

2010年06月14日 00時28分34秒 | 障害者の自立
 1978年の宮城県沖地震から32年を迎えた12日、県内では仙台市や亘理町など4市町が「県民防災の日」に合わせて総合防災訓練を実施した。
 仙台市は宮城野区の岩切中を主会場に訓練を実施。午前7時に宮城県沖を震源とするマグニチュード(M)8.0、震度6弱の地震が発生した―との想定で、約1万人が参加した。
 岩切中では、今回新たに加えた授乳や着替えなどに利用する簡易式プライベートルームの設営のほか、土砂崩れ現場からの被災者救助、ヘリコプターによる負傷者の搬送など74項目の訓練を実施した。
 県脊髄(せきずい)損傷者協会の小原幸一副会長(55)は、会員4人と障害者用簡易トイレの利用訓練、自動体外式除細動器(AED)の使用研修に参加。「簡易トイレは幅が狭く、車いす利用者には不向きだと感じた。地震直後の避難の仕方など、障害者の多くが不安を感じている」と話した。
 亘理町は町内4カ所で訓練を行い、住民や町職員ら約1200人が参加した。亘理小では、亘理消防署員の指導を受けながら、参加者がマネキンを使って止血法など応急手当てを学んだ。
 骨折部分の固定法を教わった新町行政区副区長の佐藤信三さん(69)は「応急手当てはちょっとした知識があればさほど難しくないことがわかった。いざという時のため、地区の住民に広めていきたい」と感想を語った。


2010年06月13日日曜日
河北新報

障害者就労支援の店舗名「サザンポ」とロゴマーク決まる/茅ケ崎

2010年06月14日 00時23分45秒 | 障害者の自立
 茅ケ崎市が8月に同市共恵・中海岸地区のサザン通り商店街にオープンする障害者就労支援のための店舗名が「サザンポ」に決まった。同店のロゴマークも決定した。

 店舗名とロゴマークは、京都府在住のグラフィックデザイナー・居関孝男さんの作品。商店街の中に誕生する店舗に、地域住民らが気軽に立ち寄れるよう、店舗名は商店街の名前の一部の「サザン」と「散歩」を組み合わせた。

 ロゴマークは障害者の自立などを星の笑顔で表し、地域住民が温かく見守る姿を星の周囲に配置された水色のサザンクロスで表現したという。

 市は地域に親しまれるよう、店舗名とロゴマークを募集。市民ら93人から応募があり、市保健福祉部長を委員長とする選考会議で決定した。

 サザンポは同市共恵1丁目の空き店舗(約88平方メートル)を活用。(1)就労訓練の支援(2)相談窓口の確保(3)障害者の就労に関する情報収集・提供の拠点の確保―の三つの役割を担う。

カナロコ(神奈川新聞)