ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

高次脳機能障害者による「彫刻と折り紙」展 佐賀市

2010年06月18日 00時56分40秒 | 障害者の自立
交通事故や脳卒中などによる脳損傷で、記憶や思考機能が低下する「高次脳機能障害」に理解を深めてもらおうと、患者家族の会「ぷらむ」佐賀は18日から、障害者自身が手掛けた陶器と折り紙の作品展を、佐賀市のアバンセで開く。20日まで。

 陶芸家の山口元治さん(36)=武雄市=は、皿やカップなど日常使う器など50点を展示。折り紙指導者の夏秋あづささん(26)=佐賀市久保田町=は「夏祭り」「大和町川上峡のこいのぼり」などを色鮮やかな折り紙で表現した作品20点を並べる。

 山口さんは大学2年のとき、自動車事故で頭部を強打、夏秋さんは小学生のころ、病気の治療のために受けた手術の後遺症で、高次脳機能障害が残った。「人の名前が覚えられない」「数日前のことを忘れてしまう」などの症状があるという。

 解雇を恐れ、病気を伏せて仕事をした経験がある山口さんは「周囲にやる気がないと誤解され、精神的に大変だった。障害についてもっと多くの人に知ってもらう機会になれば」と話す。

佐賀新聞

視覚障害者の外出手助け バス停に識別シール 旭川の2社「触って区別して」

2010年06月18日 00時54分38秒 | 障害者の自立
 【旭川】視覚障害者らの乗り間違いを防ごうと、道北バスと旭川電気軌道は旧丸井今井旭川店前など旭川市内中心部の停留所4カ所に、触るとどちらの

会社のバス停か分かるシールを張った。

 両社の路線バスは中心部でコースが重なり、同じ場所に停留所が設けられていることが多い。視覚障害者らから「どちらの会社のバス停か分かりづらい」との声が寄せられ、昨年11月に旭川盲人福祉協会が対応を要望した。両社で協議し、点字が読めなくても形で区別できる厚みのあるシールを考えた。

 直径約7センチで、道北バスはリンゴ形、電気軌道はドーナツ形のデザインとした。

 同協会は「安心してバス利用ができる」と感謝。両社は「大切なシールなので、はがしたりしないようお願いしたい」と呼び掛けている。


8障害者施設と民間業者共同商品 除湿剤を販売…販路拡大や就労機会増目指す

2010年06月18日 00時52分54秒 | 障害者の自立
 周南地域の障害者就労支援施設8施設と下松市の「ライフデザイン研究所」(栗田一郎社長)でつくる「周南圏域障がい者就労支援ネットワーク」が、共同仕入れ・販売を行う商品の第1号となる除湿剤の販売を始めた。8施設が共同で取り組むことで規模の大きい仕事の受注を目指し、利用者の就労機会を増やすのが狙い。

 8施設は「セルプ周陽」「白鳩学園育成会」「なべづる園」「こすもすの家」「つくしの家」「周南あけぼの園」(以上周南市)、「ゆたか園」(下松市)、「大和あけぼの園」(光市)。今年3月にネットワークを結成した。

 仕入れは研究所が一括して行い、包装と販売を8施設で請け負っている。包装は作業面での危険性が少なく、除湿剤は消費期限などがなく、販売リスクが低いことから、最初の商品に選んだという。

 商品は、小袋5個入りの「ひきだし用」(315円)と、つり下げタイプの「洋服ダンス用」(250円)の2種類。年間計2万5000個を生産予定で、売り上げの2割が各施設に工賃として配分される。

 各施設や下松市役所の売店などで取り扱っており、今後、販路拡大に努めるという。周南あけぼの園の前崎敏明施設長は「利用者が一生懸命作った商品。これから梅雨の時期にぜひ使ってほしい」と話している。

 問い合わせは、同園(0834・39・3755)へ。

(2010年6月17日 読売新聞)

ボッチャ:重度障害者も楽しめる 20日、高松で交流大会 /香川

2010年06月18日 00時50分39秒 | 障害者の自立

 ◇投げ方や作戦、奥の深さ面白く

 重度の脳性まひや手足の機能障害を持つ人のために考え出されたスポーツ「ボッチャ」の大会「県ボッチャ交流大会」が20日、かがわ総合リハビリテーション福祉センター体育館で開かれる。県内では初めての開催で、12チームが参加する。ボッチャとはどんな競技だろう。その魅力を探った。

 大会は同センターが主催。ボッチャの普及と、障害者と健常者が交流を通じてお互いの理解を深めることを目的としている。

 同センターは2年前から月に一回、ボッチャ教室を開いている。

 きっかけは、センターに隣接する施設で暮らす男性(40)らが「スポーツがしたい」と要望したこと。男性は脳性まひで手足に障害があり、車いすが欠かせない。同センターのスポーツ指導員、藤尾博子さん(40)は「重度の障害を持つ人でも長く楽しめるスポーツはないか」と調べ、県外の指導員らに聞き、ボッチャを取り入れたという。大会は、練習の成果を確かめる場だ。

 同センター体育館では、スポーツを楽しむ障害者らがつくる「いきいきスポーツクラブ」の11人が、大会に向けて練習していた。

 コートの一角にボールを投げるゾーンがある。車いすの選手らが、投げ方を練習していた。下手投げでボールを浮かしたり、転がしたりして、最初に先攻チームが投じるジャックボール(目標球)を狙う。手首を使って、バックスピンをかけるなどテクニックも多彩だ。

 作戦に応じて、どの位置にボールを置くかが重要だ。記者もやってみたが、重さ約280グラム、周経27センチのボールはずっしり感じられ、意外に転がりやすく、思うような位置に止まらない。

 選手たちは「相手ボールに強く当てて」「ボールを投げる時はラインを踏まないように」などと声を掛け合い、作戦を練っていた。

 同クラブ会長の川下智之さん(58)は「相手のボールを外に出したり、あえてジャックボールをコートの隅に置くなど、作戦の勝負でもある。単純に見えて奥が深い」と面白さを語っていた。

 藤尾さんは「ボッチャという競技をまずは県内で広めたい」という。

 大会には、同センターの利用者や他施設の知的障害者らが参加、1チーム3人のうち2人以上は障害者で編成する。20日午前9時に開会式、同9時半に競技が始まる。入場無料。

 ◇目標球へ近づけ点数競う
 ボッチャは、先攻、後攻両チームがそれぞれ6投ずつ、球を投げたり、転がしたりし、ジャックボール(目標球)と呼ばれるボールへどれだけ近づけるかを競うゲーム。相手チームのボールや、ジャックボールにも球をぶつけることができ、作戦次第で終盤に逆転が可能。

 団体戦は3人で1チーム。ボールを自力で投げられない選手は、すべり台のような補助具(ランプス)を使って、ボールを転がす。補助具は、選手の指示を受けた介助者が位置を調整するが、介助者は選手にアドバイスしたり、サインを送ったりするのはもちろん、コートを見るのも禁止されている。

 84年にパラリンピックで初めて紹介され、88年に正式種目となった。国内では96年にルールを翻訳、最初の競技会が開かれた。

毎日新聞 2010年6月16日 地方版

障害者サポーター:全国大会前に、徳島や阿南で講習--来月 /徳島

2010年06月18日 00時48分08秒 | 障害者の自立
 障害者が多数参加する全国大会が今年、県内で開かれるのを前に、県は7月下旬、障害者のサポートをテーマとする講習会を開く。受講者は、ボランティアの登録制度として今年度設けた「障害者サポーター」に登録される。県障害福祉課は「障害者への手助けや配慮について知ってほしい」と参加を呼び掛けている。

 障害者サポーターは特別な技術を前提とせず、小さな手助けや配慮ができる人を広く登録する制度。県内では今年、9月に全国ろうあ者体育大会、12月に全国障害者芸術・文化祭と、大規模な大会が開かれ、特に全国芸文祭には1万人が参加予定で、一般ボランティアによるサポートが重要になるという。

 講習会は7月24日に徳島市、27日に阿南市、29日に美馬市で開催。盲導犬利用者の話や手話講習などで身近な生活の中の配慮について学ぶ。参加無料だが、7月14日までに申し込みが必要。問い合わせは同課(088・621・2237)。

毎日新聞 2010年6月17日 地方版