交通事故や脳卒中などによる脳損傷で、記憶や思考機能が低下する「高次脳機能障害」に理解を深めてもらおうと、患者家族の会「ぷらむ」佐賀は18日から、障害者自身が手掛けた陶器と折り紙の作品展を、佐賀市のアバンセで開く。20日まで。
陶芸家の山口元治さん(36)=武雄市=は、皿やカップなど日常使う器など50点を展示。折り紙指導者の夏秋あづささん(26)=佐賀市久保田町=は「夏祭り」「大和町川上峡のこいのぼり」などを色鮮やかな折り紙で表現した作品20点を並べる。
山口さんは大学2年のとき、自動車事故で頭部を強打、夏秋さんは小学生のころ、病気の治療のために受けた手術の後遺症で、高次脳機能障害が残った。「人の名前が覚えられない」「数日前のことを忘れてしまう」などの症状があるという。
解雇を恐れ、病気を伏せて仕事をした経験がある山口さんは「周囲にやる気がないと誤解され、精神的に大変だった。障害についてもっと多くの人に知ってもらう機会になれば」と話す。
佐賀新聞
陶芸家の山口元治さん(36)=武雄市=は、皿やカップなど日常使う器など50点を展示。折り紙指導者の夏秋あづささん(26)=佐賀市久保田町=は「夏祭り」「大和町川上峡のこいのぼり」などを色鮮やかな折り紙で表現した作品20点を並べる。
山口さんは大学2年のとき、自動車事故で頭部を強打、夏秋さんは小学生のころ、病気の治療のために受けた手術の後遺症で、高次脳機能障害が残った。「人の名前が覚えられない」「数日前のことを忘れてしまう」などの症状があるという。
解雇を恐れ、病気を伏せて仕事をした経験がある山口さんは「周囲にやる気がないと誤解され、精神的に大変だった。障害についてもっと多くの人に知ってもらう機会になれば」と話す。
佐賀新聞