ゴエモンのつぶやき

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友人ら300人冥福祈る 山田富也さん仙台で告別式

2010年09月25日 01時01分03秒 | 障害者の自立
 筋ジストロフィーを患いながら難病患者や重度障害者の自立を支援し、21日に58歳で死去した仙台市の社会福祉法人「ありのまま舎」専務理事の山田富也さんの告別式が23日、太白区の身体障害者自立ホーム「仙台ありのまま舎」で営まれた。支援者や入所者、友人ら約300人が参列し、障害者福祉分野で数々の功績を残した山田さんの冥福を祈った。
 ありのまま舎総裁の三笠宮寛仁さまは弔辞で「難病者としてではなく仲間として35年間、富也さんと付き合ってきた。ありのまま生きるという概念は障害者福祉において大切なこと。筋ジスにもかかわらず、ありのまま生きた男のことを忘れないでほしい」と述べられた。
 喪主の妻浪子さん(53)は、人工呼吸器が手放せなかった山田さんの闘病生活を振り返り「今はすべての苦痛や制約から解放され、深呼吸していると思う。おいしい空気を吸うたびに、夫のことを思い出してください」とあいさつした。参列者は献花し、最後の別れを告げた。
 告別式の後、山田さんを乗せた霊きゅう車は太白区の重度障害者・難病ホスピス「太白ありのまま舎」に立ち寄り、職員や入所者ら約40人の見送りを受けた。

河北新報

府省のWebページの9割、アクセシビリティ配慮が不十分

2010年09月25日 00時57分42秒 | 障害者の自立
 ウェブアクセシビリティ推進協会は2010年9月22日、「JIS X 8341-3:2010を活用したウェブアクセシビリティの普及を目指して」と題したセミナーを開催した。障害者や高齢者、Webサイトの運用者など多様な立場の講師が、アクセシビリティの現状と今後について講演した。

 同協会は、2010年4月に認証されたNPO法人。Webに関するアクセシビリティ向上を目指す団体や企業が集まっており、東洋大学の山田肇教授が理事長を務める。Web上のコンテンツに関するアクセシビリティの規格JIS X 8341-3:2010が2010年8月に公示されたことから、今回のセミナーを開催した。

 セミナーの中では、国の行政機関のWebサイトに対して、アクセシビリティの達成度を調べた調査結果が報告された。総務省行政評価局が、全府省34機関(1府11省と、21の外局など)が公開する1514ページに対して、JIS X 8341-3(2004年版)への対応度を調査したものだ。その結果、全体の9割ものページに、JISで「必須項目」とされたテーマについて対応が不十分な点があったという。

 例えば、見出しが適切に設定されていないページは339ページ(30機関)。HTMLのh要素を使って見出しが記述されていないため、音声読み上げソフトなどが見出しとして認識できず、ユーザーが適切に情報を得られない可能性がある。ほかにも、キーボードだけで操作できないページが99ページ(13機関)、リンク画像に設定すべき代替テキストが不適切なページが136ページ(28機関)のように問題が見つかった。さらに、外部業者にサイト制作を依頼する際にJIS対応を求めていない、ページの制作時やリニューアル時に検証をしていない、といった運営体制の不備も明らかになった。

 行政評価局ではこの結果を基に、各府省にWebサイトのバリアフリー化の推進を勧告。Webサイトの企画から保守・運用までのそれぞれの段階で、バリアフリー化に対応するよう求めている。同局のWebサイトもリニューアルし、アクセシビリティへの配慮を高めたという。

 民間のWebサイトの事例としては、ヤフー R&D統括本部制作本部の中野信氏が、「Yahoo! Japan」の取り組みを紹介した。同社では、PDP(Product Development Process)と呼ぶ開発プロセスのガイドラインを用意し、業務効率や品質の改善を図っている。アクセシビリティの確保もこのPDPのプロセスの一要素となっており、設計段階で検討されたり、検証段階でテストされたりしているという。これまでに、同サイトが提供するさまざまな検索サービスについて、ユーザーインタフェースを統一して使い勝手を高めたり、開発作業のワークフローを策定したりといった取り組みを実施してきた。

 JIS X 8341-3:2010への適合度については、現状では「配慮」にとどまっているという。配慮とは、適合度で言えば最も低いものに当たる。現実には社内で各種の施策に取り組んでいるが、JIS X 8341-3:2010に「準拠」と宣言するには試験を実施して適合を確認する必要があり、それができていない状況という。今後はまず、サービス単位でJIS X 8341-3:2010に対応することを目指す。まずは社内の仕組みとJISの基準との整合性の確認を進め、試験を実施する。そして順次、さまざまなサービスに展開していきたいとした。

 理事長の山田氏も講演。日本では2004年にJIS X 8341-3を初めて策定し、Webアクセシビリティの国際標準化についてもさまざまな貢献をしてきたにもかかわらず、操作しにくい製品やサービスがいまだ市場にあふれていると指摘する。その理由は、市場規模が限られているため。アクセシビリティ向上のために研究開発をしても、それに見合うだけの利益が得られないからだという。

 こうした状況を変える可能性があるのが、公共調達でアクセシビリティへの配慮を要件化すること。企業とすれば公共調達での購入が保証されることは大きなインセンティブとなる。政府にとっても特別な支援技術導入のための福祉予算を削減できるし、ユーザーは利用できる製品やサービスが充実するというメリットがある。総務省の「グローバル時代におけるICT政策に関するタスクフォース」などで要件化を推進するための議論が進められているという。これが確実に実行されるよう、今後も声を大にして訴え続けていくと強い決意をあらわにした。


ウェブアクセシビリティ推進協会

高齢者や障害者に法律相談電話、日弁連と横浜弁護士会が10月4日から開設/神奈川

2010年09月25日 00時55分46秒 | 障害者の自立
 日弁連と横浜弁護士会は10月4日から、高齢者や障害者の総合的な法律相談を受け付ける専門電話窓口を開設する。家族やケアマネジャーなど支援者に相談対象の門戸を開いたのが特徴で、利用を呼び掛けている。

 日弁連が全国で推進する専用窓口開設運動の一環で、半年間のモデル事業。高齢者、障害者問題が専門の弁護士が応対する。同弁護士会は、受け付ける主な相談を遺言や相続問題、財産管理、成年後見人の活用、消費者被害などと想定し、「本人が問題について把握できず、周囲の福祉・医療関係者や家族が困るケースが多いことから、悩まずに相談してほしい」としている。

 電話相談の受付時間は午前9時半から正午までと、午後1時から午後4時半まで。15分まで無料。専用電話は電話045(211)7720。

カナロコ(神奈川新聞)

仙台・障害者プロレス ゾンビー柳田選手、引退懸け王者に挑む‎

2010年09月25日 00時52分11秒 | 障害者の自立
 仙台市の障害者プロレス団体「ODAZUNA(おだづなー)」の大会が26日、太白区の太白障害者福祉センターで開かれる。注目の試合は、メーンイベントの2対1のハンディキャップマッチ。負ければ引退という追放3番勝負の最終戦を迎えるゾンビー柳田選手(43)が、リングに臨む。引退が懸かる試合で、同期入門の及川健二郎選手とタッグを組み、無差別級の新王者、マスク・ド・ウツ選手と戦う。

 昨年9月に始まった柳田選手の追放3番勝負は、「人気に甘えていると感じた。しっかりしろと鼓舞するため」とODAZUNA団長の社会福祉士小笠原洋子さん(38)らが組んだ。柳田選手は初戦を落としたが、前回4月の2戦目はチョークスリーパー(のど締め)で勝利し、1勝1敗の五分に持ち込んでいる。
 ODAZUNAは「障害者だって好きなことをやりたい、それがプロレスで何が悪い」を合言葉に、2004年4月結成。脳性まひの柳田選手は結成直後から参加しているが、最近は体力の衰えも目立ってきた。「今度こそ引退だ」と危機感をあおる周囲に対し、当人は「絶対に勝つ」と勝利を狙う。
 練習を見守る小笠原代表は「勝ち負けよりも、観客を沸かせる気持ちの入った試合を見せてほしい」とハッパをかける。
 試合は入場無料で、午後2時開始。無差別級王座の挑戦者決定戦など4試合を予定する。連絡先は小笠原代表090(4559)6918。

河北新報

かながわ障害者雇用優良企業を始めて認証

2010年09月25日 00時49分57秒 | 障害者の自立
14の法人を表彰
神奈川県が平成22年度からはじめた県内で障害者雇用に積極的に取り組む中小企業等を認証し、その取組内容などを県のホームページ等を通じて広くPRする事業、かながわ障害者雇用優良企業認定事業ががはじめて行われ、9月14日に14の法人がかながわ労働プラザで表彰され、認定証を受け取った。


かながわ障害者雇用優良企業とは・・・(1)企業全体の常用雇用労働者数が300人以下(2)神奈川県内における事業所所在地集計の障害者雇用率が3.6%以上(常用雇用労働者数56人未満の企業については、障害者を2名以上雇用)などの要件を満たしている企業等(社会福祉法人、NPO法人等を含む)のこと。

一般企業の躍進目立つ
今回認証されたのは産業廃棄物処分を行う湘南環浄サービス株式会社など計14社。その半数以上が株式会社及び有限会社で、社会福祉法人、医療法人社団などは少数にとどまった。このまま一般法人にも障がい者雇用の手が伸びていけば、何よりである。

障がい者の働く場ニュース