筋ジストロフィーを患いながら難病患者や重度障害者の自立を支援し、21日に58歳で死去した仙台市の社会福祉法人「ありのまま舎」専務理事の山田富也さんの告別式が23日、太白区の身体障害者自立ホーム「仙台ありのまま舎」で営まれた。支援者や入所者、友人ら約300人が参列し、障害者福祉分野で数々の功績を残した山田さんの冥福を祈った。
ありのまま舎総裁の三笠宮寛仁さまは弔辞で「難病者としてではなく仲間として35年間、富也さんと付き合ってきた。ありのまま生きるという概念は障害者福祉において大切なこと。筋ジスにもかかわらず、ありのまま生きた男のことを忘れないでほしい」と述べられた。
喪主の妻浪子さん(53)は、人工呼吸器が手放せなかった山田さんの闘病生活を振り返り「今はすべての苦痛や制約から解放され、深呼吸していると思う。おいしい空気を吸うたびに、夫のことを思い出してください」とあいさつした。参列者は献花し、最後の別れを告げた。
告別式の後、山田さんを乗せた霊きゅう車は太白区の重度障害者・難病ホスピス「太白ありのまま舎」に立ち寄り、職員や入所者ら約40人の見送りを受けた。
河北新報
ありのまま舎総裁の三笠宮寛仁さまは弔辞で「難病者としてではなく仲間として35年間、富也さんと付き合ってきた。ありのまま生きるという概念は障害者福祉において大切なこと。筋ジスにもかかわらず、ありのまま生きた男のことを忘れないでほしい」と述べられた。
喪主の妻浪子さん(53)は、人工呼吸器が手放せなかった山田さんの闘病生活を振り返り「今はすべての苦痛や制約から解放され、深呼吸していると思う。おいしい空気を吸うたびに、夫のことを思い出してください」とあいさつした。参列者は献花し、最後の別れを告げた。
告別式の後、山田さんを乗せた霊きゅう車は太白区の重度障害者・難病ホスピス「太白ありのまま舎」に立ち寄り、職員や入所者ら約40人の見送りを受けた。
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