ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者への乗馬普及に取り組む鈴木さん

2010年10月24日 01時04分07秒 | 障害者の自立
障害者のための乗馬普及に取り組む元騎手 鈴木(すずき) 久美子(くみこ)さん(33)

 乗馬や馬の世話を通じ、「障害のある人たちにリハビリ効果や癒やしを」と取り組む。

 17歳で地方競馬デビューした気鋭の女性騎手。14勝を挙げるが、内臓疾患のため21歳で引退に追い込まれた。「新天地でもう一度挑戦を」と渡ったフランスで障害者乗馬に出合う。

 念願の騎手復帰を馬術先進国で果たすが、同国の障害者乗馬団体「ハンディシュバル」の活動を目の当たりにして馬を見る目が変わった。そこでは、引退した競走馬が活躍していた。「競走の道具でなく、共に生きる仲間なんだ」。馬に触れながら見せる障害者の会心の笑顔に、次に進む道を決めた。

 フランス国外での活動を同団体から外国人として初めて任され、3年前に帰国。出身地の千葉県大網白里町を拠点に、乗馬会を開いたり、馬と障害者施設を訪ねたりしている。

 「歩けなかった子が立ち上がるなど小さな奇跡に何度も遭遇した。この道を選んだのは間違っていなかった」。23~25日に千葉県で開かれる全国障害者スポーツ大会で、障害者らに馬とのふれあいの場を提供する。

(2010年10月23日 読売新聞)

「障がい者への差別をなくす条例」ってなに? /熊本

2010年10月24日 01時01分35秒 | 障害者の自立
 ◇不当な扱い禁じる 誰もが暮らしやすい社会に向け
 なるほドリ 最近ニュースに出てくる「障がい者への差別をなくす条例」って何?

 記者 県が来年2月の県議会に提出を予定している条例で、障害にもとづく差別や不当な扱いを禁じる内容です。同じような条例が、千葉県と北海道では既に施行されているんですよ。

 Q 差別かどうかを誰が判断するの?

 A 差別されたと思った人やその関係者は、県内の各地域に設置される「相談員」を通じて、対象者との話し合いをします。それでもうまくいかない時は、県が設置する「調整委員会」に助言を求めることができます。悪質な事例は公表されますが、罰金などの罰則はありません。

 Q 「差別はいけない」って、多くの人は知ってるでしょ。なのに、なぜ条例が必要なの?

 A 残念ながら、障害者に対する差別はなくなっていません。例えば、条例を作るよう県に強く求めてきた市民団体「障害者差別禁止条例を作る会」のアンケート調査では、09年の1年間で障害者から約400件もの「差別」を受けた事例が寄せられました。

 Q 何が差別になるの?

 A 国連の障害者権利条約では、直接差別▽間接差別▽合理的配慮の欠如--の三つを挙げています。直接差別は、精神障害を理由にアパートへの入居を不動産業者に断られるなど、不当な扱いを受けることです。また間接差別は、例えば目が不自由な人に通常の答案用紙しか渡さないような事例です。表面的には中立にみえても、結果として障害者の不利益となります。合理的配慮の欠如は、例えば車椅子を使う人が2階に上がる設備がないなど、障害者が日常生活をするのに必要な配慮がないことです。

 Q 高齢化社会を迎え、障害のある人は増えているの?

 A 県内の障害者は09年度末現在で12万2011人います。30年前の約2倍になりました。条例制定に向け、障害者手帳のない難病患者など、条例の対象をどこまで広げるのかも議論されています。病気や事故で障害になる可能性は、誰にもあります。誰もが暮らしやすい社会となるため、まずは1人1人が条例案を知っていくことが大切ですね。 回答・大塚拓三


毎日新聞 2010年10月23日 地方版


才能を伸ばす視点必要

2010年10月24日 00時58分57秒 | 障害者の自立
大学入試センター特任教授 上野一彦さんに聞く

 今回の連載では、発達障害の学生支援に力を注ぐ七つの大学の実践を報告した。「大学全入時代」が到来する中、こうした学生を高等教育の場でどのように支援していけばよいか。大学入試センターで、入学者選抜における障害者支援を研究する上野一彦特任教授に話を聞いた。

 ――大学に進学する発達障害の学生は増えているのか。

 「日本学生支援機構が全国の大学などを対象に実施する実態調査によると、2009年5月1日現在で、発達障害の診断書がある458人の学生が、174校に在籍していた。診断書がなくても、発達障害と推察されて教育上の配慮が行われている学生も699人おり、診断書のある学生の約1・5倍いた。両者を合わせると1157人で、前年より500人増えている」

 ――発達障害の学生に対して、センター試験では配慮が行われているのか。

 「特別措置を申請できる障害種別はこれまで、視覚障害、聴覚障害、肢体不自由、病弱の規定しかなく、発達障害で特例を求めるには『その他』で志願するしかなかった。しかし、来年1月に行われる試験からは、障害種別に『発達障害』が加わる。審査に通れば、試験時間の1・3倍延長、拡大文字問題冊子の配布、別室受験などが措置される」

 「申請には診断書に加えて、高校で受けた支援を記す個所もあり、教師が作成した個別の指導計画などの提出も求められる。結果として、保護者から高校へ、特別支援教育の推進を求める声が強まることが予想され、大学入学後の支援体制充実にも大きな影響を及ぼすだろう」

 ――入試の多様化で発達障害学生を受け入れたものの、支援に手をこまねいている大学も多い。

 「教育理念に沿った学生を育てるため、どういった能力を持った受験生を求めるのかという視点が欠けている。発達障害の学生の中には、特定の領域で能力を発揮する者もいる。支援だけでなく、その学生ならではの才能を伸ばすという視点が必要だ。一方、成長がゆっくりな学生には丁寧な指導が求められ、そうした教育はその他の学生の力も引き上げるだろう」

 ――どの大学でも頭を悩ませているのが、就労問題だ。

 「就職を有利にするため、療育手帳を取らせる大学もあると聞くが、知的発達の遅れを伴わない発達障害学生が、知的障害者に交付される療育手帳を持つのはおかしい。大卒は、決して万能なパスポートではない。自立して社会参加していくために何が必要か、大学に入る前にしっかりと考えてほしい」(聞き手・保井隆之、写真も)

 うえの・かずひこ 専門は発達臨床心理学。学習障害(LD)研究の草分けとして知られる。東京学芸大教授、副学長を経て、現在は名誉教授。日本LD学会理事長。66歳。

(2010年10月23日 読売新聞)

障害者郵便割引不正:証拠改ざん 前検事正らの証人申請、大坪被告弁護団が検討

2010年10月24日 00時57分02秒 | 障害者の自立
 大阪地検特捜部の元主任検事による証拠改ざんを隠ぺいしたとして、犯人隠避罪で起訴された前特捜部長、大坪弘道被告(57)の弁護団は22日、公判で大阪地検の小林敬前検事正と大阪高検の玉井英章前次席検事=ともに22日付で辞職=の証人申請を検討していることを明らかにした。同じく起訴された元副部長、佐賀元明被告(49)の弁護人は大坪前部長の弁護団に続いて同日夕、大阪地裁に保釈を請求した。保釈請求後、大阪市北区で開いた会見で、大坪前部長の主任弁護人、福田健次弁護士(大阪弁護士会)は「起訴状の公訴事実として、大坪前部長から検事正や次席への報告のことが出ている。その中身を巡っては、公判の争点になってくると考えられ、証人調べに発展する可能性がある」と話した。

毎日新聞 2010年10月23日 東京朝刊


障害者による障害者のためだけじゃないバラエティー

2010年10月24日 00時54分23秒 | 障害者の自立
<きらっといきる(NHK教育金曜午後8時)>この番組の中でも、最終金曜日に放送する「バリバラ~バリアフリー・バラエティー~」が実に挑戦的で、実験的な試みとして素晴らしいですよ。「障害者の 障害者による 障害者のためのバラエティー」というのが番組コピーで、狙いは「笑われるのではなく笑わせる」というもの。障害者への思い込みや勘違い、障害者じゃないと経験しない苦労や失敗で笑わせてしまおうというのです。そういう意味で、それぞれの心の中にあるバリアをフリーにする楽しい番組になっています。実はこの番組、1999年4月のスタートで、もう12年も続いているんですよ。

笑われるのではなく笑わせる
9月24日(2010年)の放送は「バリバラ」第5弾。バリバラそのものはこの春から始まったものなんです。約30分の放送の中にはさまざまなコーナーがあります。「お笑い研究部」は脳性まひの男とヘルパーの漫才コンビ「ゆうじーず」、統合失調症の経験で笑わせるスパイダーマンならぬ「シッパイダーマン」、全盲の落語家・桂福点はテレビの解説をネタにした新作「ノリコの部屋」を演じていました。

精神障害者たちの幻聴・妄想体験をもとに作った「幻聴妄想かるた」コーナーなんていうのもありましたし、「バリバラ珍百景」は街中の建物や交通機関のろくに役に立たないバリアフリーを、実際に使って見せる「なんちゃってバリアフリー」でした。「最強ヘルパー養成塾」は重い言語障害のある人が講師になって、ヘルパーを目指す若者に介助のやり方を教えるもので、塾生たちは講師の話していることがなかなか聞き取れません。珍回答続出で笑わせるのですが、不思議なことに、5回、10回と繰り返し聞いていると、私なんかにもわかってくるんです。これは新しい発見で楽しかったですね。

とにかく、終始飽きさせません。お笑いのレベルとしてはまだですが、番組では「お笑いパフォーマー」を募集しているので、だんだんレベルが上がって、そのうち障害者の大変なお笑い芸人がデビューするかもしれません。もっとも、質がどうのこうのというより、ハンデキャップ持った人が人の前に出て笑わせようという勇気にこの番組の魅力があります。小さな番組だけれど、楽しみに見ていきたいと僕は思ってます。

車イス 芸人うける 日も近い

J-CASTニュース