ゴエモンのつぶやき

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障がい者条例:理解を 差別の定義など講演--山鹿市で勉強会 /熊本

2010年10月17日 01時05分23秒 | 障害者の自立
 県が来年2月の議会提出を目指す「障がい者への差別をなくす条例」(仮称)への理解を深めてもらおうと、条例案の地域勉強会が15日、山鹿市山鹿の地域活動支援センターぴあぴあであった。

 勉強会は、県内23の障害者関係団体でつくる「条例をつくる会」が事務局となり、09年9月に始めた。天草や人吉など県内各地を巡回し9回目。福祉施設通所者や高校生ら130人が参加した。

 会事務局の野本義彦さん(41)は、条例で適用予定の障害や差別の定義について講演。周囲の偏見から祖母の葬式に出られなかった事実を語り、条例を施行することで差別について「きちんと話し合える場を作ってほしい」と訴えた。

 パネル討論では、条例制定を進める県職員や条例検討委員らと市民が討議した。発言した山鹿市の坂田照美さん(48)は、車椅子を使って日常生活を送る。療法士の資格を取得するために必要な講習会場が地下で開かれるのを、主催者との粘り強い交渉で変更してもらった経験を語った。坂田さんは「障害者が条例制定によって、もっと社会に出ていく後押しになれば」と話した。

毎日新聞 2010年10月16日 地方版


障害と共に旅へ 宿泊先などのバリアフリー情報発信

2010年10月17日 01時03分10秒 | 障害者の自立
 仙台市の福祉グループ「ゆにふりみやぎ」(旧ふくしマップ宮城、伊藤清市代表)は来春、全国15のNPO法人などと共同で、高齢者や障害者の旅行をサポートする事業に乗り出す。各団体が持つ宿泊施設や観光地のバリアフリー情報を共有した上でインターネット上で提供、相談を受け付け、旅行のあっせんも行う。

 事業を始めるのは、北海道から沖縄までの16団体でつくる「全国バリアフリー旅行推進協議会」(中村元代表)。会員で、障害者向けの旅行あっせんで実績のあるNPO法人伊勢志摩バリアフリーツアーセンター(三重県鳥羽市)のノウハウを共有。東京に専門の旅行代理店を置く一方、将来は各団体でも旅行をあっせんできるようにする。
 交通機関や宿泊施設、飲食店などのバリアフリーに関する情報を載せた共通の情報提供サイトを来年3月までに構築。サイトに登録してもらう施設などから得る紹介料の一部を運営費に充てる。
 この事業に、ゆにふりみやぎも参加。事業開始に合わせて、NPO法人化する予定。現在、サイトに掲載する情報を収集中で、県内約120カ所を選定し、車いす用トイレの有無やスロープがあるかないかなど取材を進めている。
 ゆにふりみやぎは、これまでも観光地のバリアフリー情報などをネット上で提供してきた。自身も車いす生活を送る伊藤代表(37)は「全国の団体と連携し、障害のある人が気軽に旅に出掛けられる環境整備を進めたい。情報提供で宿泊客が増えているケースもあり、施設にもぜひ協力してほしい」と話す。
 連絡先は伊藤代表080(3332)2094。


河北新報

障害超え 情熱プレー 車いすバスケ「福山クリッパーズ」

2010年10月17日 01時00分03秒 | 障害者の自立
 大学の競技者連盟が設立され、健常者の選手も増えるなど、最近注目を集めている車いすバスケットボール。
県内5チームが参加する「せんだん車椅子(いす)バスケットボール大会」の30回目の大会が17日午前9時30分から、福山市港町、市障害者体育センターで開かれる。第1回大会を機に結成された、福山市を拠点とする「福山クリッパーズ」の選手たちも大会を前に、練習に励んでいる。

 車いすの選手たちが、コート上を縦横無尽に駆け巡り、ゴール下では車輪を激しくぶつけ合う。攻守の切り替えが素早く、迫力満点。そして、楽しそうにプレーする笑顔――。

 「障害の有る無しや、男女の区別なく、誰でも気軽にプレーを楽しめる。それがチームの運営方針」。林克彦監督(49)は説明してくれた。

 クリッパーズは、約30年前、同センター主催で車いすバスケットボール大会を開く際に、岡山県井原市のチームの選手だった林監督を中心に結成された。

 当時は、福山市内にチームはなく、市外のチームは強豪ばかり。初心者が気軽にプレーする場がなかったことから、発足当初から健常者や女性も受け入れてきた。今も所属している約20人の選手のうち、5人は健常者だ。

 その1人、岡山県笠岡市、吉竹珠理さん(27)は大学生の頃、車いすバスケチームのマネジャーをしていた経験があり、理学療法士として働き始めた施設に選手がいた縁で誘われた。チームに加わって5年半。「障害の程度が様々な選手が、それぞれ持ち味を発揮し、連係プレーで得点した時が最高」と笑顔を見せる。

 チームの基本理念は「楽しむ」ことだが、全国レベルの選手も育っている。福山市春日町、川崎皓也さん(25)はチームで初めて、日本代表のジュニア(21歳以下)に選ばれ、現在も日本代表の強化選手になっている。

 足に先天性の障害を抱える川崎さんは、中学1年生の時、クリッパーズに入った。ポジションはパスを回して攻撃を組み立てる司令塔・ガード。スピード感のあるパスやドリブルが持ち味だ。

 練習がない日はジムに通って筋力トレーニングを欠かさないといい、「リングの高さ、コートの広さは普通のバスケットと一緒。誰とでも対等に力を競い合える」と魅力を語る。

 林監督は「障害は特別なことではない。それぞれが、情熱を傾けてプレーする姿を見てもらいたい」と話している。

 【クリップ】車いすバスケットボール 一般のバスケットボールと同じコート、ゴールを使用し、選手5人で競技する。ボールを持ったまま車輪を3回以上押すと反則になる。選手の障害の程度に応じて持ち点があり、コート内の5人の総持ち点に上限が定められている。

(2010年10月16日 読売新聞)

講演:精神障害者支援で、先進的取り組み報告--きょう、宮崎市で /宮崎

2010年10月17日 00時58分16秒 | 障害者の自立
 ソーシャルワーカーや看護師、医師らがチームを組んで精神障害者の生活支援を行う「ACT」(アクト)を京都市で主宰する精神科医の高木俊介さんが16日午後1時半、宮崎市民文化ホールで講演する。

 ACT(Assertive Community Treatment)は「包括型地域生活支援プログラム」の意味で、米国で1970年代に始まった。統合失調症などの精神障害者が地域で暮らせるようにサポートするのが狙い。チームが当事者宅に往診し、診療のほか本人、家族の悩みを聞いたり、必要な福祉サービスが受けられるよう行政との橋渡しをする。京都では「ACT-K」として04年に始まった。

 国の方針に従い県内でも精神障害者の退院が進められているが、その後の生活支援が課題になっている。講演会では高木さんが「精神医療福祉の新たな潮流~ACT-Kの挑戦~」と題して、先進的な取り組みを報告する。

 無料。問い合わせは県精神福祉連合会0985・71・4366

毎日新聞 2010年10月16日 地方版

全国視覚障害者情報提供施設大会 大分市

2010年10月17日 00時56分44秒 | 障害者の自立
 第36回全国視覚障害者情報提供施設大会・大分大会(大分合同新聞後援)の全体会が15日、大分市のコンパルホールであった。「視覚障害者に情報提供をするネットワークシステムの活用」をテーマに、各県から約200人が参加した。
 同システムは点訳、音訳した情報をインターネットを通じて全国の施設で共有する仕組みで、今年4月、全国一斉に導入された。システムの全体像や著作権の取り扱いなどについて説明があり、点字図書の貸し出しの利便性向上、点字教育現場での活用などが期待できることが報告された。
 大会は、全国の点字図書館など97施設・団体が加盟する全国視覚障害者情報提供施設協会(事務局・大阪市)が14~16日の日程で開催。最終日は式典と、音声解説付きのバリアフリー上映会。

大分合同新聞