ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障がい者と家族の求職支援を考える

2010年10月23日 01時18分03秒 | 障害者の自立
 2009年度の市内における障がい者雇用は、新規求職申込数がここ数年で最も多くなり、前年度と比べ33%増ということです。発達障がいの方、軽い障がいの方が障害者手帳を取得し、障害者雇用制度を使って職を得る動きもあり、これが一つ求職者の数の増加につながっているとも考えられます。

 求職者が増える一方で、希望通り職を得ることができない人も増えているというのが実態です。特に精神障がいの方が就職できない場合、家族が生活を支えていかなければならず、家族への負担は少なくありません。

 川崎市では、働くことが困難である精神障がいの方に対して「地域活動支援センター」や「地域作業所」、「障害福祉サービス事業所」などで相談の受け付け、生活能力向上のための訓練などの支援を行っています。

 しかし、実際に相談を受ける中で精神障がいの方は外に積極的に出て行く方が少なく、また情報を自ら得たいと思う方も少ないようです。相談できる場所を紹介しても実際に出向かない場合もあります。

 私は家族の負担を減らし、精神障がいの方もそれぞれの希望に沿った暮らしをかなえるためには、広報を含め相談窓口を更に活用できる方法を探っていく必要があると考え、積極的に進めて参ります。

タウンニュース

晴眼者向け点字学習サポート「点字読み取り練習ソフト」

2010年10月23日 01時15分00秒 | 障害者の自立
 晴眼者(「視覚障害者」の対義語)が点字の読み取りを練習するためのソフト。点字を学んでいる人の予習・復習用にお勧め。

 点字は、縦3×横2マスに1~6個の点を打ってひらがな1文字を表す仕組み。本ソフトには、“読み取り練習”と“自由書き込み”という2つのモードが用意されている。読み取り練習は、あらかじめ点字で表記された文を読み取り、[墨字を見る]ボタンを押すことでひらがなの答えを確認できる。自由書き込みは、テキストボックスに任意の単語や文章を入力すると、その内容が即座に点字へ変換される。

 読み取り練習で出題される問題には“入門編”と“初級編”があり、入門編では50音、濁点、半濁点を使用した短い点字が出題され、初級編では入門編に拗音、特殊音、数字を加えて出題される。さらに、ユーザーが作成した問題を出題させることも可能だ。

 また、画面左上のマスをクリックし、[点字→文字]ボタンを押すことで該当するひらがなを表示することもできるため、点字の読み方を覚えているかどうかを確認したい場合に便利だろう。

 なお、本ソフトはフリーソフトだが14日間の試用期間が設けられており、継続して利用するにはメールによる無料のユーザー登録が必要。

【著作権者】藤木(fjk) 氏
【対応OS】(編集部にてWindows XP/Vistaで動作確認)
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】2.00 点字読み取り練習ソフトの詳細情報 : Vector ソフトを探す!
http://www.vector.co.jp/soft/win95/personal/se121806.html

窓の杜

体験の場で「支える側」に

2010年10月23日 01時13分03秒 | 障害者の自立
 礼拝の始まりを知らせる教会音楽がキャンパスに響くと、ベンチでくつろぐ学生たちが、次々とチャペルへ向かっていった。

 キリスト教の精神を建学の理念に掲げ、一人ひとりの学生を大切にする少人数教育から出発したプール学院大学(堺市)は、2005年から、発達障害の学生への支援活動を続けている。

 学生支援センターを核にした学習支援、ソーシャルスキルトレーニング、キャリア教育の3本柱。担任やカウンセラーらによる支援会議で、個別の教育支援計画を策定し、結果を評価する。発達障害者支援法の成立を受けて始まったこの取り組みは、07年、文部科学省から優れたプログラムに選ばれている。

 「特別支援、準支援、見守りの三つの支援レベルを設けて、効果的なサポートを探っている」と、責任者の森定玲子准教授(48)が説明する。「目指すのは、障害の有無にかかわらず、すべての教職員・学生が互いの個性を認め合い、支え合う学びの場です」

 森定准教授の紹介で、国際文化学部2年の金咲洋輔さん(22)(仮名)に会った。東京の大学に進学したがうまくいかず、医療機関で注意欠陥・多動性障害(ADHD)の疑いがあると言われた。昨年、地元の同大に入った。

 大学は、「何でも体験したい」という学生の考えに応じ、様々な体験の場を提供している。特別な支援を受けていないものの、金咲さんはこれまで、新入生キャンプを手伝い、大学祭にも積極的に参加しており、教職員に意見を言うことも多い。地域貢献の授業では、小学校を訪れ、発達障害の児童を教える教師のアシスタントをしている。

 金咲さんは「こうした体験を通して、発達障害者は支援を受けるだけでなく、逆に支援する側になってもいいと思うようになった」と話す。

 障害というものを意識し過ぎず、相手が「手伝って」と言った時だけ手を差しのべるくらいでちょうどいいこともある。

 「障害に対し過敏な社会では、告白がしづらく、支援が受けにくくなる。ありのままを認めて、もっと普通に接して」と金咲さん。森定准教授は「支援が過剰でも気づかないことがあり、彼の意見が、適正な支援を考える契機となっている」と話す。

 支援する側、される側という心の垣根を取り払った時、誰もが差別されず、包み込まれるように生きられるインクルージョン社会への入り口が見えてくる。(保井隆之)

 発達障害者支援法 広汎性発達障害、学習障害(LD)、注意欠陥・多動性障害(ADHD)など、発達障害の早期発見と支援を、国・地方自治体の責務と定めた法律。2005年に施行された。第8条で「大学及び高等専門学校は、発達障害者の障害の状態に応じ、適切な教育上の配慮をするものとする」としている。

(2010年10月22日 読売新聞)

大久野島毒ガス障害死没者慰霊式:「悲劇二度と」改めて平和誓う 知事初参列 /広島

2010年10月23日 01時11分43秒 | 障害者の自立
 「第25回大久野島毒ガス障害死没者慰霊式」が21日、竹原市沖の大久野島であった。戦時中、島で毒ガス製造に従事した人や遺族、近隣市町の首長ら約180人が参列した。「戦後65年の節目に追悼したい」と、湯崎英彦知事が歴代の知事として初めて参列した。毒ガスによる健康被害で苦しみ、亡くなった人の冥福を祈り、平和を誓った。

 旧日本陸軍は1929年、大久野島で毒ガス製造を開始。日中戦争の拡大とともに製造も増え、最盛期には六千数百人が従事していた。軍属のほか、動員された学徒や女性らもいた。毒ガスは中国戦線で使われた。

 製造されていたのは、強力な皮ふ障害や呼吸器障害を起こすびらん性ガスの「イペリット」や「ルイサイト」など。製造従事者は、戦後も慢性気管支炎などに苦しんだ。現在、国の要綱に基づき、2901人に健康管理手帳が交付されており、平均年齢は83歳。

 式では、昨年9月~今年8月に亡くなった80人を含む3346人の名前を記した死没者名簿が、慰霊碑に奉納された。湯崎知事は「悲劇を繰り返さないため、化学兵器の廃絶と国際社会の平和と安定に向け一層努力する」と追悼の辞を述べた。式を主催した大久野島毒ガス障害者対策連絡協議会長の小坂政司・竹原市長は「人類滅亡に導く戦争そのものが地球上から根絶されることを念願する」と平和宣言を読み上げた。

 参列した木川松江さん(83)=三原市=は、夫の五夫さんが終戦後に毒ガスの処分に臨時作業員としてかかわった。5年前に87歳で亡くなった五夫さんは呼吸器疾患に苦しみ、一晩で丼いっぱいのたんを吐いたことも。木川さんは「夫は本当にひどい目に遭った。私も歳を取り、寂しく、悲しい」と話した。

毎日新聞 2010年10月22日 地方版


府:障害者への差別禁止 社会参加促進、条例制定を検討 /京都

2010年10月23日 01時07分23秒 | 障害者の自立
 府は、障害者が健常者と同じように住みやすい社会づくりを目指す「ノーマライゼーション条例」(仮称)の制定に向けた検討を始めた。理解不足からくる差別や虐待を禁止し、社会から隔離されがちな障害者の社会参加を促すのが狙い。

 障害者が施設や家庭で虐待される事例が近年、問題化していることや就労機会などで健常者との差別がなくならないといった問題の解消を図る。同様の条例は千葉県と北海道が制定済み。さいたま市などが検討中。

 府障害者支援課によると、障害者の権利擁護を定めた理念的な条例にするか、差別や虐待があった場合の支援、対策を明文化する内容にするかを検討する。関係機関や団体を入れた検討委を年度内に設立し、早ければ11年度制定を目指す。

 現行では、知事認可が必要な障害者施設で虐待などの疑いがあった場合は立ち入り調査の権限は府にあるが、家庭などであった場合の調査は難しい。これらの法的な整備に関する意見も課内から出ているという。

 千葉県は07年、全国に先駆けて施行。具体的な差別行為を規定し、認定されれば知事が勧告できることを明文化した。今年4月に施行された北海道の条例は就労や地域生活での支援に関する施策を盛り込んだ。

 国も現在、基本方針を定めた障害者基本法の抜本的な改正を検討中。また、障害者自立支援法に代わり、発達障害や高次脳機能障害など多様化した障害に対応する支援を盛り込んだ障害者総合福祉法(仮称)の制定を目指している。

毎日新聞 2010年10月22日 地方版