ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

横浜でアビリンピック、「パソコン操作」「木工」など22種目で300人競う

2010年10月18日 00時59分17秒 | 障害者の自立
 障害者が職場などで培ってきた職業能力を競い合う「第32回全国障害者技能競技大会(アビリンピック)」の競技が16日、横浜市港北区新横浜の横浜アリーナで行われた。県内初の開催で、全国から約300人が出場。「パソコン操作」「木工」「縫製」「ビルクリーニング」など計22種目で、美しさや正確さ、独創性を競った。

 県内の出場者は19種目20人で、過去最多。真剣な表情で各課題に取り組み、図面を読み取って正確な作品を仕上げたり、決められた作業を効率よく時間内に終わらせたりしていた。

 「電子機器組立」種目に出場し、人の動きを感知して電源が入る「省エネコントローラ」を作製した相模原市緑区の中堀伸一郎さん(33)は「練習してきた部品と違ったので悪戦苦闘したけれど、今までの経験を生かしてやり遂げた」と満足そうだった。

 各種目の審査結果は17日の閉会式で発表される。優秀者は、来年9月に韓国・ソウルで開かれる国際大会に出場する。

 会場では、障害者の就労に向け、能力開発や職場紹介をテーマにしたイベント「障害者ワークフェア2010」も開かれた。

カナロコ(神奈川新聞) -

全国障害者大会バレー・精神障害者の部出場 シーガルズが練習に協力

2010年10月18日 00時55分55秒 | 障害者の自立
 全国障害者543件スポーツ大会(23―25日・千葉県)のバレーボール・精神障害者の部に岡山県選抜が初出場する。V・プレミアリーグ女子の岡山シーガルズも練習に協力し、チーム力アップ。16日にはシーガルズとの本番前最後の練習会が岡山市内であり、入念に調整した。

 メンバーは県内在住の23歳から65歳の男性10人、女性2人。大半がここ数年で競技を始め、めきめき上達した。5月、3度目の挑戦となる中四国予選の決勝で、前年まで2年連続で敗れていた高知県を下し、念願の全国切符をつかんだ。

 全体的に小粒だが、安定したサーブと粘り強いレシーブが特徴。ライト中山、レフト横溝の緩急自在のアタックに、センター末田のクイックと攻撃も多彩だ。

 シーガルズには、県の「トップアスリート派遣事業」を活用して中四国予選前から指導を受けている。9回目となった16日の練習会にはリベロ丸山、レフト東谷ら若手6人が参加。ネット際のボール処理やポジション取りなどを確認し、練習試合も行った。

 シーガルズのセッター北村は「ミスを全員でカバーする気持ちで戦って」と激励。選手たちも笑顔で健闘を誓った。

 8チームが出場する本番は1回戦で長身選手がそろう横浜市と対戦。「指導のおかげで飛躍的に成長できた。一戦一戦、決勝のつもりで戦う」と主将の末田。シーガルズへ恩返しの勝利を誓う。

山陽新聞

知的障害者逮捕の際、どう支援 民間団体が冊子に

2010年10月18日 00時53分19秒 | 障害者の自立
 知的障害者が刑事事件で警察に逮捕された際に家族や福祉関係者らがどのように支援すればいいのか解説する冊子を、民間団体「大津権利擁護研究会」が10月末に発行する。障害やトラブルの状況を十分に伝えられない知的障害者に代わって、取り調べをする警察へ情報を提供する方法などをイラスト入りで説明している。

 「知的障がいのある人が地域で安心して暮らすために-逮捕の連絡を受けてから起訴まで」(A5判、28ページ)。障害児者の関係者、社会福祉協議会、弁護士、大学教員などでつくる同研究会が約3年かけてまとめた。

 冊子は、逮捕から起訴されて裁判に至る流れを図示した上で、対応策として、警察署や担当警察官の名を聞く▽警察に障害者の情報を伝える▽拘置時に面会して不安を和らげる-ことなどを紹介している。弁護士事務所など相談機関の連絡先一覧も載せた。

 家族や福祉関係者から警察や検察に情報提供する場合については、「正確に受け答えがしにくい」「分からなくてもハイと返事をする」「自分と他人の物の区別が難しい」などと内容を例示した。情報を伝えたことで障害者と警察との意思疎通が改善した実例も挙げた。

 研究会事務局の越野緑さん(35)は「家族や福祉関係者は『何もできない』とあきらめたり、問題を1人で抱え込まないで」と話す。

 1万部作製し、大津市の障害児者の団体や学校、施設のほか、民生委員、警察署などに無料配布する。市外の人や希望者は大津市やまびこ総合支援センターにファクス077(527)0334する。

京都新聞

障害者併走ボランティア:「走風」がマラソン大会出場へ--名張 /三重

2010年10月18日 00時51分12秒 | 障害者の自立
 ◇「そーれ」「いちに」声響く

 名張市の障害者併走ボランティア「走風(そうふう)」(佐伯典彦代表、6人)が、視覚障害者の併走を続けている。障害者併走のボランティア組織は県内では唯一だといい、これまで延べ約40人の併走をしてきた。

 走風は「一人よりも、二人で走ったほうが、本人や家族も含めて楽しさが倍以上になる」と考えた佐伯代表(51)=つつじが丘北3=が03年9月に結成。現在、市内に住む▽松村孝範さん(50)▽山本和由さん(27)ほか、津や四日市にも会員がいる。それぞれ、学生時代に陸上や水球、サッカーなどに打ち込み、体を動かすのが好き。単独でマラソン大会に出場することもあるという。

 併走では、伸縮性の少ないひもを障害者、併走者の手首に巻く。速度を上げる場合はひもを短くして手の振りを合わせたり、併走者が左か右になるかの違いで、曲がる際のスピードを調整したりする。同グループの要望活動などの結果、当初、視覚障害者が出場できなかった「名張ひなち湖紅葉マラソン大会」にも出場できるようになった。

 松村さんは、会員になってすぐに津市などで開かれた50キロもの藤堂マラソン大会を併走。これまで、単独でもハーフマラソンまでしか走ったことがなかったが、制限時間内に完走した。「選手のお陰で鍛えられて、教えられた」と話す。

 現在、市内の公園などで土日を中心に練習している。「そーれ」「いちに」などの掛け声が響く。会員同士もひもを使って走るなど試行を重ねる。

 同会はメンバーを募集している。問い合わせは名張市社会福祉協議会(0595・63・1111)。

毎日新聞 2010年10月17日 地方版


耳で楽しむ映画、喝采 大分で視覚障害者向け上映会

2010年10月18日 00時49分10秒 | 障害者の自立
 視覚障害者に楽しんでもらう音声解説付きの映画上映会が16日、大分市府内町のコンパルホールであった。映画の音声解説を手元のFMラジオを通じてイヤホンに流し、場面の転換や役者の表情を伝えた。参加した視覚障害者のひとりは「解説も映画も素晴らしかった」と話していた。

 視覚障害者団体が主催。上映された「ゆずり葉」は難聴ゆえの差別や苦難との闘いを、恋や親子の愛を通して描いた2009年の作品だ。SPEEDの今井絵理子、大和田伸也や、実際に聴覚障害をもつ俳優が出演する。

 「フラフラと立ち上がる吾朗」「夜、アパートの階段を駆け上がる妙子」。場面の説明が逐一イヤホンから聞こえてくる。手話が映画の中で多く登場するため、手話の内容も音声にされる。

 筆者は目を閉じ、初めて「耳」で映画を見て、頭の中で想像する難しさを知った。だが、役者の声もすぐに識別できて、ストーリーを十分楽しむことができた。エンドロールでは俳優や監督などの名前も読み上げられた。感動的なエンディングを迎え、訪れた100人の観客から自然と拍手がわいた。

 視覚障害者の磯野安江さん(62)と千代さん(60)姉妹は、数ある回想シーンの際に「回想シーン」とのアナウンスがあったことを挙げ、「混乱せずに済む。解説がなかったら分からなくなっていた」と喜んでいた。

 視覚障害者のための上映には、オープン形式とクローズ形式の2種類がある。この日のように、イヤホンで聞くのがクローズ形式。視覚障害者以外も一緒に映画を楽しむ場合に便利だ。オープン形式は観客全員に解説音声が聞こえる。

 大分市金池町の県点字図書館には、映画の音声解説を収録したCDが約80本あり、登録者に郵送で貸し出している。同館は過去2回、利用者向けの映画上映会を開いた。山田洋次監督の「幸福の黄色いハンカチ」を解説付きで上映した際は涙を流す人がいたという。

 自身も障害を持つ冨森寿弘館長(63)は「今までは間違った想像を働かせて、映画の最後に『こういうことか』と気付くこともあった。でも、解説付きだと、目で分かることを音声でカバーしてくれるため、とても便利」と話す。

 映画の音声解説CDは、東京都新宿区の日本点字図書館が2005年から制作に取り組んでいる。現在は「男はつらいよ」から「ダイハード」などのアクション映画まであり、今後も年20作品ぐらい増やしていく予定だ。

 冨森さんは「最近ようやく視覚障害者も映画を楽しむことができるようになったが、まだまだ選べる作品数が少ない。もっと増やしてほしい」と話す。そのためにも「障害のない方に視覚障害者がどのように映画を楽しむか知ってもらいたい」と力を込めた。

朝日新聞