お墓の清掃を請け負います―。佐伯市社会福祉協議会は、市内に墓を持っているが身体的な理由などで出向くことができない人を対象に、墓の管理を代行するサービスを実施している。昨年10月に事業を始めて1年が経過。独居老人や県外在住者などを中心に利用者が増えている。
市社協が契約業務を担当。市内の障害者就労施設3カ所に清掃作業を委託している。契約件数は45件(10月5日現在)。契約者は高齢者が大半を占め、関西、関東の在住者からの申し込みもある。利用料は1基につき1回4千円。
作業は施設の障害者3人程度で行う。墓を水ぶきし、周辺の雑草や枯れ葉も取り除く。希望に応じて献花もする(料金別途)。社協は清掃前後の墓の写真などで利用者に作業完了を報告する。
依頼は正月やお盆シーズンに集中。担当者は「お年寄りはお墓を大事に思う傾向が強く、好評を得ている。高齢化社会の中で潜在的なニーズは高そうだ」と話す。
サービスを始めたきっかけは市社協のホームヘルパーが耳にした「お墓を掃除してほしい」という高齢者の声だった。昨年10月に弥生地区でモデル事業を始め、ことし4月、対象地区を市内全域に拡大した。
県はふるさと雇用再生特別基金事業に採択。市社協地域福祉課は「地域の困り事の解決とともに、障害者の就労機会の創出にもつながっている。事業拡大を目指したい」としている。問い合わせは市社協(TEL0972・24・2956)へ。
大分合同新聞
市社協が契約業務を担当。市内の障害者就労施設3カ所に清掃作業を委託している。契約件数は45件(10月5日現在)。契約者は高齢者が大半を占め、関西、関東の在住者からの申し込みもある。利用料は1基につき1回4千円。
作業は施設の障害者3人程度で行う。墓を水ぶきし、周辺の雑草や枯れ葉も取り除く。希望に応じて献花もする(料金別途)。社協は清掃前後の墓の写真などで利用者に作業完了を報告する。
依頼は正月やお盆シーズンに集中。担当者は「お年寄りはお墓を大事に思う傾向が強く、好評を得ている。高齢化社会の中で潜在的なニーズは高そうだ」と話す。
サービスを始めたきっかけは市社協のホームヘルパーが耳にした「お墓を掃除してほしい」という高齢者の声だった。昨年10月に弥生地区でモデル事業を始め、ことし4月、対象地区を市内全域に拡大した。
県はふるさと雇用再生特別基金事業に採択。市社協地域福祉課は「地域の困り事の解決とともに、障害者の就労機会の創出にもつながっている。事業拡大を目指したい」としている。問い合わせは市社協(TEL0972・24・2956)へ。
大分合同新聞