【室蘭】室蘭工大の学生有志が22日、室蘭市のまちづくり活動支援補助金を利用し、発達障害をテーマにした映画の上映会と交流会を市内輪西町の市市民会館で開いた。参加者たちは障害者20+ 件への理解を深め、地域で支える大切さを学んだ。
室工大の授業「学習・発達論」を受講する3、4年の7人が、講師を務める元教師の今野博信さん(54)の呼び掛けに応じて昨年10月から準備を進めてきた。学生が同補助金を申請し、交付を受けるのは初めて。
上映作品は、映画監督の赤崎正和さんが大学生の時、自閉症の妹千鶴さんや母久美さんの日常生活を赤裸々に記録した「ちづる」。上映会には室蘭や登別から約70人が参加した。
子供に障害があることを知り、落胆したことを語る久美さんや、千鶴さんの将来を案じて家族が意見をぶつけあう場面では、涙を流す参加者もいた。
上映後の交流会には約20人が参加。「自閉症への正しい知識を持たなければ」「同じ悩みを抱える人が相談し合える環境づくりが大事」「家族だけでなく周囲がサポートする体制が必要」などの意見が出された。
北海道新聞 - (01/23 16:00、01/23 16:15 更新)
室工大の授業「学習・発達論」を受講する3、4年の7人が、講師を務める元教師の今野博信さん(54)の呼び掛けに応じて昨年10月から準備を進めてきた。学生が同補助金を申請し、交付を受けるのは初めて。
上映作品は、映画監督の赤崎正和さんが大学生の時、自閉症の妹千鶴さんや母久美さんの日常生活を赤裸々に記録した「ちづる」。上映会には室蘭や登別から約70人が参加した。
子供に障害があることを知り、落胆したことを語る久美さんや、千鶴さんの将来を案じて家族が意見をぶつけあう場面では、涙を流す参加者もいた。
上映後の交流会には約20人が参加。「自閉症への正しい知識を持たなければ」「同じ悩みを抱える人が相談し合える環境づくりが大事」「家族だけでなく周囲がサポートする体制が必要」などの意見が出された。
北海道新聞 - (01/23 16:00、01/23 16:15 更新)