ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者 地域で支えよう 室蘭

2012年01月24日 01時51分49秒 | 障害者の自立
【室蘭】室蘭工大の学生有志が22日、室蘭市のまちづくり活動支援補助金を利用し、発達障害をテーマにした映画の上映会と交流会を市内輪西町の市市民会館で開いた。参加者たちは障害者20+ 件への理解を深め、地域で支える大切さを学んだ。

 室工大の授業「学習・発達論」を受講する3、4年の7人が、講師を務める元教師の今野博信さん(54)の呼び掛けに応じて昨年10月から準備を進めてきた。学生が同補助金を申請し、交付を受けるのは初めて。

 上映作品は、映画監督の赤崎正和さんが大学生の時、自閉症の妹千鶴さんや母久美さんの日常生活を赤裸々に記録した「ちづる」。上映会には室蘭や登別から約70人が参加した。

 子供に障害があることを知り、落胆したことを語る久美さんや、千鶴さんの将来を案じて家族が意見をぶつけあう場面では、涙を流す参加者もいた。

 上映後の交流会には約20人が参加。「自閉症への正しい知識を持たなければ」「同じ悩みを抱える人が相談し合える環境づくりが大事」「家族だけでなく周囲がサポートする体制が必要」などの意見が出された。

北海道新聞 - (01/23 16:00、01/23 16:15 更新)

伴走者練習会:視覚障害者への心得は「早めの声かけ」 出雲くにびきマラソンに向け /島根

2012年01月24日 01時46分57秒 | 障害者の自立
 出雲市で来月11日に開かれる出雲くにびきマラソン大会に向け、視覚障害があるランナーの伴走者の練習会が22日、同市内であった。視覚障害ランナーの“目”となるボランティアが「左です」「しばらく真っすぐです」などと誘導しながら走る練習を繰り返した。

 同大会は1.5キロからハーフまでの5コースがあり、今年で31回目。92年に視覚障害者が出場したのをきっかけに93年、伴走ボランティア組織「愛走フレンズ」が結成され、現在は市民ら89人が登録。今年は視覚障害者9人が出場予定で、ボランティアが3、4人一組になって伴走する。

 初練習のこの日はメンバーら8人が参加。ひもを持って誘導する主伴走者役が、視覚障害がある常松正巳さん(56)=同市=やタオルで目隠ししたメンバーと並び、人をよけながら走った。伴走者として3回目の参加となる竹山孝治さん(51)=同市=は「けがをしないよう早めの声かけを心がけたい」と話した。


目隠しをしたり、参加ランナーの常松正巳さん(手前左)の伴走をしたりするメンバー=出雲市古志町、古志スポーツセンター

毎日新聞 2012年1月23日 地方版

取材前線:更生保護施設「雲仙・虹」 “壁”除き社会的な支援を /長崎

2012年01月24日 01時44分56秒 | 障害者の自立
 高齢や障害という事情を抱え刑務所への出入りを繰り返す「累犯者」。福祉の仕組みを知る機会がなく、司法も更生に導けなかった人々を、刑務所ではなく地域につなぐ社会福祉法人「南高愛隣会」(雲仙市)の取り組みを昨年12月、取材した。同会が社会福祉法人として全国で初めて設置した更生保護施設「雲仙・虹」で社会復帰を目指す人々と接し、課題の重さを感じた。

 推理ドラマが好きな松山二郎さん(57)=仮名=。作業所から「虹」に帰るなり共用スペースのテレビをつける。ドラマ、時代劇、ニュース。流れる番組をぼんやり見つめる。

 ここにいるのは、路上生活で食べ物に困り万引きを繰り返したから。41歳で脳梗塞(こうそく)に倒れ職も失った。刑務所を出るのは希望というより不安。刑務所での作業代は3万円あるが、社会に出て住まいや職を見つける間、収入はない。知的障害があり、福祉を受けられることやその方法は「虹」に来て初めて知った。

 テレビは、警察の捜査に密着する番組になった。記者が以前、スピード違反し免停寸前だったことをふと話した。覆面パトカーが嫌でそれ以来乱暴な運転はしてない、と。松山さんはテレビの画面から記者に目を移した。「いい経験になったね」。親が子に言うような温かい目だった。“罪”とは何だろう、と考えさせられた。松山さんは故郷・福岡市で暮らすことを目指し、調整が進んでいる。

 取材をしながら、記者にも偏見があったことも分かった。中田勇さん(40)=仮名=は先月、佐世保刑務所を出所。18歳でけんかで意識をなくして以来、吃音(きつおん)がある。「虹」に向かう車内で「自分は言葉が、うまく伝えられず、悔しい」と言った中田さんに、軽い気持ちで言った。「虹の職員さんはいろんな障害がある人と接しているから、大丈夫と思います」。中田さんは首を振った。「僕も、健常者の時、障害者との間に、壁を、作っていた。でも今は」。笑ってまた、首を振った。

 「虹」に来て一月。表情が変わっていた。「ここに来て、夢や目標、持つようになった。職員や入所者が、犯罪者とかじゃなく、自分をそのまま、受け入れてくれた。自分に詰め込んだ気持ち、一つ一つ、引き出してくれたから」

 累犯者を減らす取り組みは、福祉や司法に携わる専門家に任された課題ではない。「前科者」「障害者」--無自覚に“壁”を作り、助けが必要な人の存在に気付かずにいる周囲にも、責任はある。一度でも罪を犯せば失うものは大きい。累犯者の存在が訴えるのは「受け皿」の充実だけでなく、罪を犯す前に支援できる社会に変わることではないだろうか。

毎日新聞 2012年1月23日 地方版

知的障害者の犯罪予防へテキスト作成 南高愛隣会が更生施設で学習開始

2012年01月24日 01時40分08秒 | 障害者の自立
 社会福祉法人南高愛隣会(雲仙市瑞穂町)は、知的障害者が犯罪に手を染めないよう善悪について教えるテキスト「地域で安全に暮らしていくために」を作成した。更生保護施設「雲仙・虹」の利用者にテキストを活用した犯罪予防学習を開始。全国の福祉施設からも問い合わせが相次いでいる。

 テキストは大きな文字とイラストを使い「×だめ」「△注意」の記号で気を付ける点を分かりやすく表記。障害の程度に応じ「何が犯罪になるのか」という根本を学べる。「知らない人をじろじろ見ない」など「誤解を招く行動」を示し、犯罪被害に遭わないよう注意を促す項目もある。

 「もし財布を盗られたらどんな気持ちですか」。1月中旬。「虹」の一室で職員がテキストを示し知的障害の男性(64)に教えていた。男性は盗みを繰り返し、窃盗罪で服役した過去を持つ。耳が不自由なため手話で内容を伝える。

 テキストを使った学習はこの日で3回目だった。今回時間を割いたのは「無賃飲食」の項目。担当職員が「もしおなかがすいたらどうしますか。こういうことをしてはだめですよ」と、人の家に侵入しようとする男の絵に大きく「×」を描いた「空き巣」というページを指し示した。男性は「分かった」を意味する手話を繰り返した。

 昨年11月に2千部作ってセミナーなどで紹介したところ、全国から注文の問い合わせが70~80件続き、急きょ5千部増刷した。「虹」の前田康弘施設長は「これまで当然のこととして見過ごされてきたのが犯罪予防の教育」と強調する。「これが完成とは思っておらず、もっと知恵をいただき改訂したい」と語った。

 B5判カラー42ページ。1冊200円(税込み)。南高愛隣会(電0957・77・3600)まで。


南高愛隣会が作成した犯罪防止テキスト

1月23日のながさきニュース 長崎新聞


聴覚障害者から詐欺容疑 テレビ電話で 高松

2012年01月24日 01時37分43秒 | 障害者の自立
 高松東署は23日、高松市の聴覚障害者の女性(59)から治療費などの名目で80万円を振り込ませたとして、詐欺の疑いで無職で聴覚障害者の佐藤喜代人容疑者(65)=千葉県君津市大和田=と妻でフィリピン国籍のジェラルディン・メンドーサ容疑者(41)を逮捕した。

 逮捕容疑は2010年12月26日ごろ、耳が不自由な人同士のサイトで知り合った女性にテレビ電話で「妻が足をけがしたが病院の治療費がないので貸してほしい」と手話で伝え、銀行から80万円を振り込ませ、だまし取った疑い。

 高松東署によると、2人は「お金は借りたが、だましてはいない」と容疑を否認している。

MSN産経ニュース 2012.1.23 18:49