ゴエモンのつぶやき

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補助犬法、職員の認識不足も 宇都宮市、理解徹底へ通知

2012年01月28日 01時52分39秒 | 障害者の自立
 【宇都宮】障害者が公共施設を利用する際に盲導犬などの同伴を認めた身体障害者補助犬法。ことし施行10年目を迎え、市は利用者に応対する職員に法律の趣旨を理解し、同伴の希望があれば補助犬の受け入れを徹底するよう指導を強めている。これまでにトラブルとなった事案はないが、一部施設で職員の認識不足から市民の誤解を生むケースもあったためだ。

 補助犬は視覚障害者のパートナーとなる盲導犬や生活で必要な音を知らせる聴導犬、指示したものを運んだりする介助犬の3種。

 法律は公共施設や公共交通機関、病院やホテルなど民間施設、従業員56人以上の民間企業に補助犬の同伴受け入れを義務付け。「犬だから」という理由で受け入れ拒否することを禁じている。

 市は補助犬法が施行された2002年、利用者に応対する職員にこれら具体的な内容を周知。だが、ことしになって市民の指摘により、一部施設で法律を理解していない職員がいることが判明した。

 この施設は08年から指定管理者が運営する宿泊施設。市民が盲導犬同伴時の利用を問い合わせると、「毛が抜け落ちる」「ほかの客に危害を加える可能性がある」などの理由で利用を断っている状況を回答した。

 また別の文化施設でも、飲食スペースを運営する指定管理者の職員が問い合わせに「排尿されると困る」などと答えたという。

 その後の調査によると、いずれも応対した職員の認識不足が原因だ。指定管理制度が導入されていても、適切に法律を理解している施設はあった。市は今月、指定管理者が管理する106施設に法律順守を徹底するようあらためて通知した。



下野新聞 - (1月27日 朝刊)

岐阜都ホテル 福祉と農業 料理が結ぶ

2012年01月28日 01時46分26秒 | 障害者の自立
 大学の栽培技術で障害者たちが育てた野菜をホテルのコース料理に使う。そんな取り組みが、岐阜市で始まった。食材は無農薬や低農薬が売りで、シェフたちは県外の観光客にも「岐阜の恵み」を味わってもらおうと腕をふるう。


 岐阜市の岐阜大学、岐阜都ホテル、山県市で障害者の就労支援に取り組む「WSBグループ」の3者が昨年12月末、「産学連携に関する覚書」に調印した。
 岐阜大柳戸キャンパス内には、水田や畑、果樹園、温室などを備えた農場(約9ヘクタール)がある。栽培技術や生産管理など教育研究の場として利用されている。近年は「農業と福祉の融合」に力を入れているという。軽度の知的障害者4人を職員に採用し、特別支援学校の生徒たちの体験実習も受け入れている。
 WSBグループでも、障害者48人が働く。ワサビやクレソン、菌床シイタケの栽培などを手がける。月2回、大学農場で研修を受けるほか、大学と共同で栽培技術の研究も重ねる。
 ホテル側にとっては、採れたてで、安全・安心な地元産食材を確保できるという利点がある。水野佳男・総料理長は「野菜は鮮度が大切。香りが良く野菜の命の息吹を感じる」と評価する。障害者の就労支援につながることも、連携する大きな理由の一つだという。
 第1弾として、和・洋・中の料理人がコース料理「テロワール 岐阜の恵み」を考案した。テロワールとは、土壌や風土を意味するフランス語。農場産カボチャはクリームスープに、WSBが栽培したクレソンは肉料理の添え物に、ワサビは刻んでラーメンにトッピングされた。農場の鶏舎で採れた卵はデザートのプリンになった。
 農場では、収穫物は教材や研究用のほかは、学内向けに販売していた。責任者である応用生物科学部の宮川修一教授は「売るのが下手だったが、ホテル側は大学産という価値を認めてくれた。多くの人に味わってもらいたい」と話す。大学で肥育する飛騨牛も食材として提供できないか検討していくという。
 コース料理は2月1日~4月30日、岐阜都ホテル(058・201・0278)で。1日限定20食の予約制で、1人5800円(土産付き)。


「テロワール 岐阜の恵み」と名付けられたコースメニュー=岐阜市の岐阜都ホテル

朝日新聞 - 2012年01月27日

色覚障害者も見やすい 尾道大生がカレンダー作製 広島

2012年01月28日 01時42分09秒 | 障害者の自立
 色彩の違いを見分けるのが難しい色覚障害者が、健常者と同様に見やすいカレンダーを尾道大生が作製、25日、尾道市内で発表した。立ち会った文具メーカーの担当者は「斬新な発想で商品化へアピールできる」と高い評価を与えた。

 発表したのは同大美術科デザインコース3年、喜來詩織さん。同コースの7人は昨年10月から「ハンディキャップを克服する文具」をテーマに、大手文具メーカー、コクヨマーケティングと県立広島大の協力で新商品や販売促進戦略に取り組んだ。

 喜來さんは父親(52)と高校3年の弟(18)が先天性の色覚障害。父親から「カレンダーがよく見えなくて不便だ」と聞いており、「父にプレゼントするつもり」で色覚障害者も見やすいカレンダー作りを思い立った。

 インターネットなどで色覚障害について基礎知識を得たり、誰でも色彩を理解して情報がきちんと伝わる「カラーユニバーサルデザイン」について学んだ。その上で、特に赤色と緑色の区別が難しいケースが多い点に着目。赤色を使わず、緑色を青色系にするなど工夫し、3種類のサイズのカレンダーを完成させた。

 「使いたい色が使えないのが難しかったが、満足できるものができた」と喜來さん。徳島県に住む父親に「遅くなったけど『父の日』のプレゼントとして送ります」と話した。

MSN産経ニュース -2012.1.27 02:12

障害者との交流演じ問い掛け

2012年01月28日 01時37分18秒 | 障害者の自立
 障害や性別などを超えた「ユニバーサル劇団 まぜくる☆別府」の第2回公演「Smile!!~僕らは未来へ走り出す~」が29日午後4時(同3時開場)から、別府市内竈の太陽の家コミュニティーセンターで開かれる。入場無料。

 劇団は、障害者の自立や社会参加の促進などを目指して同市のNPO法人「自立支援センターおおいた」が立ち上げた。昨年2月に第1回公演を行い、約130人の観客が訪れるなど成功したという。
 今回は、障害者と健常者の恋を描いた前作の登場人物を主人公に物語が展開。女性と車椅子の青年の心の交流を通して、「普通って何だろう」と問い掛ける。劇団結成まで演劇が未経験だったという15人が出演し、おおいた演劇の会が演出や脚本を手掛けている。
 メンバーたちは「偏見や思い込みも、相手の立場に立つことで『普通』の概念は変わる。障害者と健常者の関わりを通して、『普通』について考えるきっかけにしたい」と話している。
 今回の公演には、仙台市で東日本大震災に遭い、昨年4月から別府市で生活している笠原貴博さん(36)が出演する。約2年前に別府を訪れた際に、温泉を通じて障害のある仲間と知り合い、そうした縁で公演に誘われた。「震災を通して命について考える機会が多くなった」という笠原さんは、「演劇の経験はないが、何でもやってみたいと思い参加した」と舞台を楽しみにしている。
 公演に関する問い合わせは同法人(TEL0977・27・5508)へ。


来場を呼び掛けるメンバーたち

大分合同新聞 - [2012年01月27日 10:03]

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2012年01月28日 01時33分29秒 | 障害者の自立
 障害のある人とない人との交流をテーマにした「県障害者芸術祭 HAPPY SPOT NARA 2011―2012」が26日、奈良市で始まった。入場無料で2月5日まで。

 県内の障害者約80人と芸術家約20人が参加。県文化会館では、障害者と芸術家でつくる10組の作品を展示しており、キャンバスに赤と黒で波打つような模様やしぶきを描いた「A MI MANERA(私のやり方)」(縦1.8メートル、横7.8メートル)や、お化けや妖怪をイメージし、折り紙の切り絵を敷きつめた「おにがみぱーく」(縦2.4メートル、横1.2メートル)などに訪れた人が見入った。

 市内の商店街や奈良町の店など45店でも障害者が描いた絵などを展示。橿原市川西町の介護職員小林由枝さんは「型にはまらない作品が多く、心に迫ってくるようなパワーを感じました」と話していた。

 京都市西京区の美術作家前川紘士さん(31)は、ペンギンをテーマに奈良市の那須大輔さん(22)と共同制作。「那須さんのわき上がる発想力に触れ、大きな刺激になりました」と語った。

 27日と2月2、3両日には奈良市ならまちセンターで音楽やダンスも披露する。問い合わせは事務局(0742・43・7055)。


折り紙でできた「おにがみぱーく」(県文化会館で

(2012年1月27日 読売新聞)