ゴエモンのつぶやき

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ふうせんバレーボール:障害者らが交流 500人、笑顔で参加−−八幡東 /福岡

2012年06月26日 01時10分31秒 | 障害者の自立
 障害のある人でも楽しめるよう工夫された「ふうせんバレーボール」の第19回北九州大会が24日、八幡東区八王寺町の市立総合体育館で開かれ、選手やスタッフ約500人が参加した。

� 主催した実行委員会によると、ふうせんバレーボールは89年に考案された北九州発祥のスポーツという。競技は障害のある選手3人と、障害のない選手3人で1チームで、通常のバレーのように行う。ただ、相手コートに返す前に、1度は6人全員がボールに触れなければならないなど、独自のルールがある。直径40センチの特殊なゴム風船を使い、視覚障害者も参加できるよう、中に鈴が入ってい

 24日は約30チームが出場し、熱戦に観客が拍手や声援を送っていた。八幡西区のチーム「Hey、Hey、Jump」に所属し、車椅子で懸命にボールを追っていた西村真樹子さん=小倉北区=は「体を動かすのは楽しい」と笑顔で話していた。

毎日新聞 2012年06月25日 〔北九州版〕

浜松の農業 障害者参入進む

2012年06月26日 01時08分49秒 | 障害者の自立
 高齢化や後継者不足で農業の担い手が減る中、障害者の農業進出が浜松市で盛んになっている。震災や円高による不況の中、障害者側は仕事を確保でき、農家側は耕作放棄地を解消できるという一石二鳥の策だ。市も障害者の進出を支援する研究を進め、障害者を本格的に受け入れ、成功した会社も生まれてい

 6月8日、同市北区三幸町にあるジャガイモ畑に、続々と人が集まってきた。授産所を運営する社会福祉法人「復泉会」の利用者だ。

 照りつける日差しの下、約20人の障害者が帽子と手袋を身に着け、機械で掘り出したイモを黙々とかごに入れていく。約6時間の作業で、約5トンのイモを収穫した。

 同会は昨年からジャガイモ作りを始めた。収穫したイモは、地元食材を使った商品の開発を行う「遠州夢倶楽部」が買い取る。倶楽部ではイモをポテトチップに加工・販売する。

 夢倶楽部の小林秀俊会長によると、チップは同倶楽部の人気商品だが、農家の高齢化で年々イモの確保が難しくなっていた。

 そこで夢倶楽部は三方原地区の農家と交渉して耕作放棄地を無償で利用。以前からレトルトカレーの袋詰めなど、作業を依頼していた復泉会に農作業への協力を依頼した。

 復泉会も、リーマンショックや昨年の東日本大震災の影響で授産施設での仕事が激減していた。「今後、円高による生産拠点の海外移転が進めばますます仕事が減る可能性がある。6次産業こそ、障害者が活躍出来る場所」(永井昭理事長)と、申し出を快諾。雑草取りや種イモの消毒など年間約20日、1回10~20人が作業に汗を流す。

 行政の支援も始まっている。市は2005年、農家や企業、福祉関係者などで構成する「ユニバーサル農業研究会」を設置。障害者や高齢者、外国人が農業に参入できるよう、支援や事例研究に取り組んでいる。市によると、10年の時点で約40軒の農家が障害者を受け入れているという。

■ノウハウを具体化し生産性向上

 障害者を多数受け入れながら、売り上げを伸ばし続けている農業生産法人もある。同市南区の「京丸園」では、従業員の約4分の1を占める17人が障害者だ。

 1997年に障害者を初めて受け入れたところ、職場の雰囲気が良くなり生産性が向上。以降、1年に1人ずつ障害者を雇用した。

 障害者には「水をちょっとやって」などという抽象的な指示は通じない。農業の細かいノウハウを数値化、具体化し、これまで手でやっていた清掃作業なども機械化を進めた。

 障害者に合わせたマニュアル化、機械化を進めると、新人の健常者も作業の習得スピードがあがり、生産効率が大幅にアップ。家族経営だった同園の売り上げは、障害者受け入れ前の年間6500万円から2億5000万円に急増、従業員数は72人になった。

 同園の鈴木厚志社長(47)は「ビジネスとして成功することで、障害者の雇用確保につながる。農業は大規模化、機械化が遅れており、障害者でも働ける職場作りは今からでも間に合う」と話している。

(2012年6月25日 読売新聞)

聴覚障害者に生活情報施設を

2012年06月26日 01時04分55秒 | 障害者の自立
 聴覚に障害がある人の生活環境の向上を考える広島県ろうあ者大会が24日、三次市十日市南の十日市きんさいセンターであった。県ろうあ連盟主催で、ボランティアを含め約300人が参加した。

 連盟の総会があり、聴覚障害者に生活情報を提供する施設の建設を、県に働き掛けていく本年度の活動方針を確認。手話通訳者の養成や、海外のろうあ者との交流促進にも積極的に取り組むことを申し合わせた。

 総会の後、聴覚障害者と健常者の心のふれあいを描いた映画「ゆずり葉」の早瀬憲太郎監督が、「手話と私」をテーマに講演した。


【写真説明】聴覚に障害がある人の生活環境向上を誓った大会

中国新聞 - '12/6/25


触法精神障害者を社会復帰 宇部に専門病棟建設…住民説明会

2012年06月26日 01時01分11秒 | 障害者の自立
 殺人、放火、強盗など重大な事件を起こしたものの刑事責任を問えない「触法精神障害者」の社会復帰に向けた専門病棟の建設工事が、山口県宇部市東岐波の県立こころの医療センター(兼行浩史院長)で進められてい

 県内唯一の施設で来年2月末に完成、4月には開設される予定。24日、地元住民らを対象にした説明会が開かれた。

 センターによると、専門病棟は、2005年に施行された「心神喪失者等医療観察法」に基づく施設。鉄筋コンクリート2階建て約1700平方メートルで、8床を設ける。整備費は約9億5600万円。医師5人程度、看護師15人程度のほか、臨床心理士、作業療法士、精神保健福祉士がそれぞれ1人程度配置される。検察官の申し立てを受けて、裁判所の審判で入院の決定を受けた触法精神障害者が、18か月を目安に治療を受けながら、社会復帰を目指す。

 センターに近い古殿2自治会長原集会所で行われた説明会には、住民ら約60人が出席。住民側からは「工事はいったん中断し、(安全管理態勢など)納得のゆく説明を十分してから再開すべき」などの声が上がった。

 兼行院長らは、病室がある1階の出入り口と地下1階の玄関は2重扉で、職員がカードキーを保管するなど厳重な安全管理態勢を取るとし「工事中断はできないが、住民の理解を得られる努力をしたい」と述べた。


専門病棟の完成予想図

(2012年6月25日 読売新聞)

障害者の日常 ファイルに

2012年06月26日 00時56分24秒 | 障害者の自立
 県手をつなぐ育成会(奈良県橿原市)は、知的、発達障害がある人の健康状態や日常生活などを記録するファイル「ならHeart&Heart」(A4判)を作成した。

 親が亡くなっても施設入所や災害時の避難など支援が必要な場面で困らないようにするのが目的。同会は「地域との懸け橋として活用してもらえれば」としている。

 「障害者と家族や地域、支援者の心をつなぐ」との思いを込めて名付けた。記入欄は30ページで、名前や生年月日、緊急連絡先、持病や薬、食事、本人が利用する福祉制度のほか、学校や施設、会社の経歴や1日の過ごし方、親の願いなど項目は多岐にわたる。ページの追加もできる。

 同会は障害がある人の親ら約1000人で構成。高齢の親も増え、将来の支援が課題になっていた。昨年の東日本大震災を踏まえ、昨年6月から「親なき後」検証委員会のメンバー13人が月1~4回集まって検討。先行事例を参考にし、パニックになる原因や対処方法をはじめ、親が困った場面も考慮に入れ、記入する項目をまとめた。

 中山幸子委員長らは「周りの支援が必要だが、千差万別で親にしか分からないこともある。母子手帳に続くものとして成長記録を書きとめることで、命をつなぐファイルにしたい」と言い、川本肇理事長は「色んな場面で『ならHeart&Heart』が頼りになるよう普及してほしい」と期待している。

 会員には無料で配布。希望者には実費で販売する。問い合わせは同会(0744・29・0150)。


「ならHeart&Heart」を手にする中山委員長(右)と川本理事長(奈良市で)

(2012年6月25日 読売新聞)