司法書士らネットワーク
岐阜市内の司法書士や税理士などが、高齢者と障害者の総合支援ネットワーク「NPO法人相続・遺言あんしんねっト」を発足させた。県内初の取り組みといい、同市美江寺町の蚕糸会館ビルに事務所を開設、今月から高齢者と障害者の生活支援活動を始めている。
ネットワーク開設を呼びかけたのは、同市内の司法書士・桑原健治さん(57)。以前から遺産相続などの相談業務をしていて、「高齢化社会に対応した総合的な支援組織が必要だ」と痛感。知り合いの介護事業者、保険業者ら6人に相談し、昨年10月から設立の準備を進めてきた。
ネットワークが取り扱う業務は、同市とその周辺地域に住む高齢者や障害者の財産管理業務、遺言や死亡後の手続き、墓地の管理のほか、一人暮らしのお年寄りが入院したり、福祉施設に入所したりする際の身元保証、買い物のサポートや話し相手など生活の全般にわたっている。多い時で1日に10件前後の相談が寄せられているという。
相談は無料だが、生活支援などを受けるにはネットワークの会員登録が必要となる。入会金と年会費は各1万円(税別)で、すでにショートステイなどの介護サービスを受けているお年寄りらからの申し込みがあるという。
桑原さんは「こうした総合支援サービスは企業や行政ではなかなか難しい面もあり、NPOでしかできないことが多い。今後、スタッフを増やして、相談業務や支援活動の幅を広げていきたい」と話している。
問い合わせは同事務所(058・215・0637)。
(2012年11月28日 読売新聞)
岐阜市内の司法書士や税理士などが、高齢者と障害者の総合支援ネットワーク「NPO法人相続・遺言あんしんねっト」を発足させた。県内初の取り組みといい、同市美江寺町の蚕糸会館ビルに事務所を開設、今月から高齢者と障害者の生活支援活動を始めている。
ネットワーク開設を呼びかけたのは、同市内の司法書士・桑原健治さん(57)。以前から遺産相続などの相談業務をしていて、「高齢化社会に対応した総合的な支援組織が必要だ」と痛感。知り合いの介護事業者、保険業者ら6人に相談し、昨年10月から設立の準備を進めてきた。
ネットワークが取り扱う業務は、同市とその周辺地域に住む高齢者や障害者の財産管理業務、遺言や死亡後の手続き、墓地の管理のほか、一人暮らしのお年寄りが入院したり、福祉施設に入所したりする際の身元保証、買い物のサポートや話し相手など生活の全般にわたっている。多い時で1日に10件前後の相談が寄せられているという。
相談は無料だが、生活支援などを受けるにはネットワークの会員登録が必要となる。入会金と年会費は各1万円(税別)で、すでにショートステイなどの介護サービスを受けているお年寄りらからの申し込みがあるという。
桑原さんは「こうした総合支援サービスは企業や行政ではなかなか難しい面もあり、NPOでしかできないことが多い。今後、スタッフを増やして、相談業務や支援活動の幅を広げていきたい」と話している。
問い合わせは同事務所(058・215・0637)。
(2012年11月28日 読売新聞)