ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

生活に制度適応 学生の“若い力”生かす

2012年12月29日 02時46分28秒 | 障害者の自立
 「誰もが住みなれたところで暮らせるように」。そんな思いを実現するため、生活を制度に合わせるのではなく、一人一人の生活に制度を活用する考え方で、障害者や高齢者を対象にしたヘルパー派遣などを展開。学生の“若い力”を生かす「と・らいず」独自の仕組みを駆使しつつ、利用者の思いに応えている。

 同社は、障害者から子どもの支援、まちづくりまで多彩な事業を手掛ける姉妹団体、NPO法人み・らいず(大阪市住之江区)から独立して2006年に誕生。

 障害者の地域生活に必要な訪問介護員(ホームヘルパー)や移動支援従業者(ガイドヘルパー)の派遣を中心に、高齢者を対象にしたホームヘルパー派遣、障害児支援などを行う。支援者がいないために施設に入居しなければならないといったケースを防ぎ、本人が暮らしたいところで暮らしてもらうのが目的だ。

 北野喬士代表は同社のヘルパー派遣の利用を通じて「自分が存在する価値を実感してもらえれば」と話す。

 支援が必要な人の中には迷惑を掛けていると感じている人も多いという。しかし、障害者や高齢者とのかかわりが「支援者自身の成長につながる」と北野代表。自身も障害者支援を通し、他者の価値観を受け入れて初めて成立する人と人との信頼関係などを学んできたという。

 事業運営では、一人一人の状況や思いに合った支援を模索し、「将来こうなりたい」という気持ちに寄り添う姿勢を重視。その実現に欠かせないのが「み・らいず」との連携だ。同法人では障害者の就労支援なども手掛け、両者が支援の両輪となっている。

 また、同社ならではの仕組みが学生の活用。現在同社のヘルパー登録は約150人だが、ほぼ全員が大学生だ。比較的時間の融通が利きやすく、体力がある点に着目。約10の大学の協力を得ながら、毎年度人が集まるようになっている。

 中でも、1年間のインターンシップ生を受け入れているのが仕組みを円滑に機能させるポイント。現在約20人が制度を活用し、学生ヘルパーのまとめ役になるなど活躍しているという。

 この仕組みは学生にとっても、コミュニケーション能力や将来を考える力など、多彩な力を磨く貴重な機会となっている。

 事業所は大阪市だけでなく堺市や京都市でも展開。北野代表は「今後さらに広げるとともに、一人一人の支援の質を向上させていきたい」と意欲を示す。

大阪日日新聞

精神障害者たちが撮った世界 和歌山市で写真展

2012年12月29日 02時42分38秒 | 障害者の自立
 ■「雪山」や「花」本格的

 精神障害者が撮影した作品を集めた写真展が、和歌山市美園町のアートサポートセンターRAKUで開かれている。色鮮やかな花や夕日、雪山などを被写体にした本格的な作品がずらりと並び、訪れた人たちが熱心に見入っている。

 RAKUは障害者の表現活動の拠点をつくろうと、障害者アートの普及を進める「共助のまちづくり協会」(和歌山市)が9月、みその商店街に開設した。これまでに、目が不自由な人たちによる織物展や障害のある子供たちの絵画や書などを並べた作品展を開催し、今回の写真展が今年最後の企画展となる。

 会場に展示されているのは、精神障害者がパソコン修理や映像制作などにたずさわる事務支援センター「ソラーナ」(同市)の利用者5人が撮影した写真32点。その中には、写真展開催のきっかけになったという雪山の写真も含まれる。

 白銀の世界に包まれた護摩壇山の美しさを切り取った1枚の写真-。それを目にしたときの感動を同センターの生活支援員、百名朝茂さんは「きれいで、迫力があって…。あまりにも本格的で驚きました」と振り返る。

 「ぜひ多くの人に見てもらいたい」と写真展の開催を模索していたところ、RAKUの存在を知り、開催を決めた。写真が趣味という20~30代の利用者が撮影した力作がそろっており、百名さんは「たくさんの人に見てもらうことで、利用者の励みになれば」と話している。

MSN産経ニュース

ファイル:障害者基本計画、意見案提示

2012年12月29日 02時39分19秒 | 障害者の自立
 2013年度に始まる新たな国の障害者基本計画を巡り、内閣府の障害者政策委員会(委員長・石川准・静岡県立大教授)は10日、基本原則に「政策決定過程への障害者らの参画」を掲げる意見案を示した。内閣府はこれを踏まえて計画案をまとめ、政府で年度内に決定する。意見案は、基本原則に「地域社会における共生」「差別禁止」なども提示。分野別では、年金や各種手当の所得保障の全体的な検証なども盛り込んだ。

毎日新聞 2012年12月11日 東京朝刊

おもしろ障害者パフォーマーNo.1は!? 「SHOW-1グランプリ」今年も放送決定

2012年12月29日 02時22分45秒 | 障害者の自立
 日本一おもしろい障害者パフォーマーを決める「SHOW-1グランプリ2012」が、NHK・Eテレ「バリバラ」の特番として放送される。オンエアは12月7日の午後9時から。すでに終了。

 番組では重度障害者の寝たきりコントや難聴者による聞き間違いコントなど、頂点を目指して7組がネタを披露する。ほかにも、はるな愛さんが全盲の落語家とコンビを組んで参戦する。

「バリバラ」は「バリアがなくなると、生きることが楽しくなる!」と唱える障害者8 件情報バラエティー。SHOW-1グランプリの開催は今年で3回目となる。2010年の優勝者は「脳内マヒブラザーズ」、2011年は「失敗ダーマンZ」。今年のMBP(もっとも・バリアフリーな・パフォーマー)は誰になるのだろうか。


2010年、2011年の開催の様子

ねとらぼ-

民間企業は2318人 県内障害者雇用

2012年12月29日 02時17分59秒 | 障害者の自立
3年連続で過去最多更新

 岩手労働局は、今年の県内の障害者雇用状況をまとめた。民間企業で雇用されている障害者は2318・0人となり、3年連続で過去最多を更新した。一方、公的機関では市町村関係の5機関で法定雇用率を達成していないことから、今後指導を強めていく。

 身体、知的、精神に何らかの障害を持つ人の雇用について、毎年6月1日現在の状況を調査している。民間企業の雇用者数は前回、前々回に引き続き過去最多を更新した。実雇用率は1・79%で、2010年に次ぎ過去2番目の水準。対象企業774社のうち404社が法定雇用率として定められた1・8%を達成。法定雇用率の達成企業の割合は52・2%と、前年より0・6ポイント改善した。法定雇用率未達成の企業370社のうち、不足数が0・5~1人の企業は7割に上る。

 産業別では製造業(50・0人増)、医療・福祉(46・0人増)、卸売業・小売業(35・0人増)などは前年より増加したが、建設業(0・5人減)は微減となった。

 これに対し、法定雇用率2・1%が設定されている公的機関などでは、県は▽知事部局▽医療局▽企業局▽警察本部-の4機関が全て達成。

 しかし、市町村の43機関での雇用者は258・0人で前年より3・0人減少。法定雇用率を達成していない機関は前年から1増の5機関となった。

 法定雇用率2・0%の教育委員会(県教委、盛岡市教委)は、実雇用率1・78%と前年から0・03ポイント改善した。

 同局では現在の未達成企業に加え、13年4月の法定雇用率引き上げで未達成に転じる可能性のある企業などを対象に、リーフレットなどを活用して周知広報に務める方針。さらに公的機関に対しては率先して障害者雇用に取り組むべき立場にあることから、達成に向けた指導を行う。

岩手日日新聞-(12/24)