ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

成年後見制度について学ぶ研修会

2012年12月04日 01時42分32秒 | 障害者の自立
 「親亡き後」も重症心身障害者の権利や財産を守ろうと、成年後見制度について学ぶ研修会が1日、横浜市神奈川区のかながわ県民活動サポートセンターで開かれた。

 県重症心身障害児(者)を守る会(伊藤光子会長)の主催で、障害者の親や施設職員ら約100人が参加した。

 岡山市のNPO法人「ゆずり葉の会」理事の竹内俊一弁護士が基調講演。「障害者の自己実現、自己決定の権利を尊重し、支援することが重要」と、制度活用の意義を解説した。

 さらに、専門職と入所施設の家族会が連携して「ゆずり葉の会」を結成、法人後見の受け皿をつくった岡山での取り組みを紹介。「継続性や心理的負担の軽減など、法人で受任する利点は多い」と強調した。

 また、県内の障害福祉の現場で成年後見業務などに携わる職員らとシンポジウムを行い、活用法やよりよい制度のあり方などについて意見交換した。

 伊藤会長は「『親亡き後』の不安は、高齢になった親に共通する。しっかりと勉強したい」と話していた。


カレンダー:「きょうされん」発行、発売中 障害者制作の絵「心温かくなる」

2012年12月04日 01時39分10秒 | 障害者の自立
 障害者が働く作業所の全国組織「きょうされん」が86年から発行するカレンダー「はたらく仲間のうた」の2013年版が発売中だ。「絵を見ると元気が出る」「心が温かくなる」と全国的に人気が高く、毎年購入を続ける固定ファンも多い。12年版は約5万5000本売れたという。カレンダーの絵は、きょうされんに加盟する作業所や施設で働く障害者を対象にしたグッズデザインコンクールの入選作。1918点の応募作品から、壁掛け判(1200円)に13点、卓上判(1000円)に17点を採用した。おいしそうなスイカに手が伸びる様子や降り積もった落ち葉など、カラフルな色みやユニークな絵柄が特徴だ。収益は、全国の作業所や施設の運営資金、障害のある人たちの給料などに充てられる。

 申し込みは、ネットショッピングモール「TOMO市」(http://www.tomoichiba.jp/)か、きょうされん(電話03・5385・2223、ファクス03・5385・4445、メールzenkoku@kyosaren.or.jp)へ。電話受け付けは平日午前9時〜午後5時半。

毎日新聞 2012年12月03日 東京朝刊

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2012年12月04日 01時35分21秒 | 障害者の自立
 クリスマスを前に、高知東ライオンズクラブは2日、高知市桟橋通の市青年センターに聴覚障害者を招き、手話通訳のボランティアらと一緒にケーキ作りを楽しんだ。

 1985年から毎年開催しており、今年は3~77歳の聴覚障害者約30人を含む約60人が参加。5グループに分かれると、用意されたスポンジに泡立てた生クリームを塗り、イチゴやパイナップルといったフルーツを並べ、彩り豊かなケーキを仕上げた。

 耳が不自由な同市横浜新町、美容師中山恵子さん(58)は「みんなで助け合いながら楽しく作ることができた。持ち帰って家族と食べるのが楽しみ」と出来栄えに満足そうだった。


スポンジの上にフルーツを飾り付ける参加者(高知市青年センターで)

(2012年12月3日 読売新聞)

ニート、発達障害者を戦力に 府内で取り組み進む

2012年12月04日 01時23分34秒 | 障害者の自立
 就労や就学をしていないニート状態の若者や、コミュニケーションなどが苦手な発達障害者たち。いざ就職をしようとすると企業側から敬遠されることも少なくない。しかし、一方では力の生かし方次第で戦力になりうると、その手法を企業関係者らに発信する取り組みも始まっている。大阪で進む直近の動きを追った。

■一緒に考えよう

 「ミスは発達障害だからするのではなく誰でもする。あなたにミスをしやすい特性があるのなら、周りの人がどうすればいいのかを一緒に考えよう」

 知的障害者の入居施設に勤める看護師の元村祐子さんは、上司の言葉に胸が熱くなったという。

 臨機応変の対応ができない▽一度に多くのことを言われても覚えられない-。こうした特性から38歳の時に広汎性発達障害と診断された元村さん。

 職場ではサポートの手法が検討され、人からの指示を元村さんがメモする際、一つのメモが終わらないうちに次の指示は出さない▽指示内容の優先順位は明確にする-などの決まりを設けた。

 その結果「とても働きやすく」なり、職場のサポートに報いようと「自分のできることを全力でやりたい」と元村さんは話す。

 11月27日に大阪市内で開かれたセミナーの一幕。発達障害者自身が働きやすい職場について企業関係者らに語った。大阪府委託事業の一環でNPO法人発達障害をもつ大人の会(大阪市福島区)が実施。発達障害と企業の“懸け橋”となる活動をしようと、雇用側の理解促進、本人の特性理解に努めている。

 広野ゆい代表は「発達障害に対応できる職場環境は、誰もが働き続けられる環境」と訴える。

■ノウハウを共有

 ニートのうち働く意志を持って行動する若者を「レイブル(遅咲き)」と呼び、大阪府が支援団体や企業らと連携して行う就労支援事業「大阪一丸」では、働きづらさがある若者の多くに離職経験がある点を踏まえ、企業や個人が実践している「働きやすい職場環境づくり」を発信していく事業に乗り出す。

 事業受託するNPO法人スマイルスタイル(大阪市西区)の塩山諒代表は、ニート状態の若者の雇用について「ノウハウやメリットがいるものの、それが世の中に出ていない」と指摘。「次世代ワークスタイル研究所」と称して実践者を招いた講演を開き、内容をホームページで公開する予定で、「全国の企業が共有できるようにしていきたい」という。

 第1回は11日に大阪市住之江区の大阪府咲洲庁舎で、お好み焼き専門店で知られる千房の中井政嗣社長を招いて開く。同社が取り組む元受刑者の採用に関する仕組みづくりなどについて話を聞く。

 問い合わせは電話06(6568)9199、同法人へ。


企業関係者らが発達障害について理解を深めたセミナー=11月、大阪市内

大阪日日新聞-2012年12月3日

障害者週間記念事業・補助犬シンポに寄せて/上 紙ふうせん・後藤悦治郎さん、平山泰代さん /兵庫

2012年12月04日 00時59分07秒 | 障害者の自立
「第21回障害者10+件週間記念事業・第14回身体障害者補助犬シンポジウム」が9日、宝塚市で開かれる。今年は身体障害者補助犬法の成立、施行から10年の節目。シンポの参加者らに、これまでの取り組みや次の10年に向けた思いを聞いた。

 ◇歌で広げる理解の輪 子どもに教育の場を

 「歌で補助犬への理解の輪を広げたい」。身体障害者補助犬法が成立、施行した02年、補助犬の歌2曲を作った時の気持ちを忘れてはいない。「言葉だけでは伝わらないことがある」と、今もコンサートで人々の心に響かせている。

 後藤さんが作詞・作曲したのは「あなたの風になりたい」。同年7月、曲作りのため、宝塚市のコンピュータープログラマー、木村佳友さん(52)の自宅を訪れ、介助犬シンシアと出会った。「なんて透明感のある犬なんだ」と感動した。シンシアが、高台の自宅から街へ出ようとする木村さんの背中を押す風に見えた。「あなたは 心のマストを上げて 私はあなたの 風になりたい」という歌詞ができた。

 平山さんは補助犬に親しんでもらおうと「補助犬トリオ」を作詞・作曲した。「制服着た時は そっと見ててね 声をかけないで」と補助犬に出会った時のマナーも織り込んだ。それは平山さんに苦い経験があったから。学生時代に西宮市から大阪市へ向かう電車で視覚障害がある男性と盲導犬のペアに出会った。「どう接したらいいんだろう」と戸惑うばかりで何もできなかった。平山さんは「犬ではなく人に『お手伝いすることはありませんか』と声をかければよいのです」と歌で呼び掛ける。

 後藤さんは補助犬の役割は大きくなると信じる。「犬が1頭いれば心が和む。ロボットには愛やぬくもりはありません」と高齢者福祉や介護の現場での活躍に期待を寄せる。平山さんは教育が大事だと考えている。「子どもの時に体験すれば記憶に残るもの。学校で保護者と一緒に学んだり、家で補助犬について会話してみては」と提案し、子どもに願いを託す。

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 ◇第21回障害者週間記念事業・第14回身体障害者補助犬シンポジウム

 9日(日)午前10時20分〜午後4時、宝塚市逆瀬川1の「アピア1」一帯で。補助犬トーク、宝塚市立光明小児童による発表、介助犬デモンストレーション、コンサートなど。入場無料。問い合わせは宝塚市障害福祉課(0797・77・2077)。


毎日新聞 2012年12月03日 〔阪神版〕