障害者雇用への理解を企業や福祉関係者に深めてもらう先進事業所の見学会が、高崎市内であった。
群馬労働局や県などの主催。県内の企業の人事担当者や福祉関係者ら二十四人が高崎市倉賀野町の廃棄物収集運搬会社「環境システムズ」を見学した。
同社は五年前に新工場をつくった時、人手がいるリサイクル選別作業を機械化しないであえて残し、障害者雇用につなげた。現在、知的・身体障害者九人を雇っており、うち八人は正社員。塚田敏則社長が自宅隣人の重度障害者との交流から長年、構想を温めていたという。
本郷照二工場長は「短期間で判断しないで、マンツーマンで根気よく一緒に仕事した。いまでは貴重な戦力だ」と力説した。
障害者雇用に理解深めて 高崎で見学会
2012年12月6日