ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

増税分で福祉充実訴え

2012年12月05日 01時57分03秒 | 障害者の自立
◆増税分で福祉充実訴え

 県内開催行事で、過去に例がないほど障害者の活躍に熱い視線が注がれた、10月の第12回全国障害者20+ 件スポーツ大会「ぎふ清流大会」。障害者20+ 件の社会参加を旗印に掲げて出場した選手たちは、衆院選で何を投票基準とするのか。先月海津市南濃町で開かれた「第8回障がい者ふれあいコンサート」終了後に控室を訪ね、藤田重紀さん(53)=海津市=、佐藤恵美子さん(51)=同=、楠田真之さん(43)=関市=、伊藤和則さん(37)=大垣市=、山登優樹さん(26)=関市=へ、質問をぶつけてみた。

 「正直私、選挙に行く気力がないよ」。5人の中で最年長の藤田さんが紙コップのお茶をあおり、憤りながら口火を切ると、賛同の声。「多党化しても言っていることは同じ。訳が分からないよ」と、新党乱立に戸惑いを隠せない様子。前回政権交代を果たした民主党に期待を裏切られたのも相まって、政治に愛想を尽かしていた。

 団結力の強い障害者の青壮年層。この日も藤田さんらが企画したコンサートを盛り上げようと、わざわざ県内各地から集結。来場者や出演者に、ねぎらいの声を掛けていた。

 「僕は気力じゃなくて、投票所に段差があって行けないんだ」。車いすを利用する山登さんがため息を漏らすと、全員が苦笑。山登さんはこれまで、車いすでも利用しやすい会場で行われる期日前投票に参加してきた。

 同じく車いす利用者の伊藤さんも、就職が決まっていない理由を語り出した。「職場に段差があったり、車いすのまま入れるトイレがないから、『ごめん』ってよく断られるんだ」と肩を落とす。障害者20+ 件の社会参加が、阻まれる現実があった。

 「だから、清流大会の火を消しちゃいけないんだよ」と楠田さんは声を強める。大会の盛り上がりを今後につなげるため、障害者20+ 件に注目が集まる年1回の行事を考えているという。「放っておけば、熱は徐々に下火になるわ」との佐藤さんの言葉に全員がうなずいた。

 本題の投票基準の話になると「消費税を上げてまうことには賛成なんやわ」と藤田さんが身を乗り出す。上げた分を医療や福祉へ必ず充てるという条件付きで、増税容認、原発反対を掲げる党に投票するという意見に全員が一致した。「あれだけの事故があって原発政策を推進するなんて考えられないよ」「僕らは障害があるけどまだ動けるからいい。まずは復興を最優先すべきだよ」。自分たちへの支援策よりも先に、被災者の痛みを思いやる姿があった。


イチゴ収穫心待ち 末吉の障害者就労支援施設で初栽培

2012年12月05日 01時44分57秒 | 障害者の自立
 曽於市末吉の障害者1就労支援施設「のどか園」で、今年初めて栽培したイチゴが順調に育ち、通所者ら施設利用者が収穫を心待ちにしている。12月中旬には実り、園で販売するクリスマスケーキに使う。収益は施設利用者の工賃に充てられる。
 ビニールハウス1棟に10月、苗700本を植栽した。利用者が水やりや、余分な茎を抜き取る作業を続け、育ててきた。
 栽培技術は園理事長の福永俊一さん(69)が果樹農家に通って身に付けた。養蜂農家から借りたミツバチを放ち、受粉させている。
 通所者の西雅一さん(33)は収穫が楽しみ。「実ったら、お母さんにプレゼントして食べてもらいたい」と話す。
 のどか園では、通所者とグループホームの計36人が、野菜や果樹を生産している。園内で加工販売しており、イチゴは製菓・製パン工房でケーキの具材に活用される。生産量が多ければ、曽於市の店へ出荷する。
 福永さんは「どれくらい収穫できるか分からないが順調に育ち楽しみ。今年栽培したイチゴを使って苗は確保できるので来年から数を増やしたい」と期待している。


イチゴの実に栄養が行き渡るよう余分な茎を抜き取る通所者ら=曽於市末吉町諏訪方

南日本新聞-(2012 12/04 14:00


障害者の住まい考えて 栃木で8日に講演会

2012年12月05日 01時40分39秒 | 障害者の自立
 【栃木】重度障害者20+ 件のための入所施設の設置や入所支援などを考える講演会(市、市社会福祉協議会、県知的障害者20+ 件育成会栃木支部主催)が8日、市大平健康福祉センター(ゆうゆうプラザ)で開かれる。来年4月には「地域社会での共生の実現」を掲げる障害者20+ 件総合支援法が施行される。同支部などは、同講演会を契機に障害の程度に応じたグループホームやケアホームなど整備に向け、より積極的に働き掛けていく方針だ。

 障がい者週間(3~9日)に合わせた記念講演会で「障がい者がふつうに地域で暮らすには何が必要か」などがテーマ。講師にNPO法人・全国地域生活支援ネットワークの片桐公彦事務局長を招き、「生涯を通して障がい者が安心できる生活の場の充実を図る方策」などを共に考える。

 栃木支部の小島幸子支部長は「子どもを手放したい親はいない。家庭で一緒に暮らしたいが、年を追うごとに24時間の対応など体力面も含め厳しくなる現実がある」と説明し、「いざという時に受け入れが可能な入所施設は少なく、セーフティーネット的な施設が必要」と話す。

 当日は午後2時開場、参加無料。問い合わせは市社会福祉課電話0282・21・2502。

下野新聞-(12月4日 朝刊)

障害者の作品を路線バスに飾る 横浜

2012年12月05日 01時33分35秒 | 障害者の自立
3日からの障害者週間にちなんで、横浜市では、障害のある人たちの絵や書を市営バスの車内に飾って運行することにしています。

障害者の絵や書を市営バスに飾る取り組みは、横浜市の中区役所などが企画し、2日、バスの営業所に障害者や家族など20人余りが集まり、飾り付けをしました。
参加した人たちは、友達を描いた絵や「今日一日」と書いた書などおよそ100点を3台のバスの車内に飾りました。
そして、作品を飾り終えると、乗務員の帽子をかぶって運転席に座ったり、洗車の作業を車内から見学したりしていました。
猫の絵を描いた18歳の男性は「100パーセントの気持ちで絵を描きました。飾ってもらえてうれしいです」と話していました。
横浜市中区役所福祉保健課の大山弘三事業企画担当係長は「一人一人に個性があることを分かってもらい、障害のある人もない人も、地域で一緒に暮らしていることを感じてもらいたいです」と話していました。
作品を飾ったバスは3日から運行されます。



NHK-2012年(平成24年)12月5日[水曜日]

映画の音声を磁気に、障害者の耳に伝達

2012年12月05日 01時30分23秒 | 障害者の自立
 映画の迫力ある音や俳優のせりふを聴覚障害者に楽しんでもらおうと、高崎市あら町の映画館「シネマテークたかさき」は11月から、音声を磁気に転換して補聴器や人工内耳に伝えるシステムを導入した。映画館では、埼玉県の深谷シネマに続いて2例目という。


 補聴器は、雑音を含め音を増幅するため、聴覚障害者は字幕付きの洋画を見ることが多いという。今回設置したものは「磁気ループシステム」と呼ばれる。天井の隅に沿って張った電線に音声信号を流し、補聴器や人工内耳に磁気で直接音声を届ける。健常者には聞き取れず、一緒に映画を楽しむことができる。


 「音」を取り戻すための医療や機器について情報発信しているNPO法人「人工聴覚情報学会」が設置した。賛同して導入したシネマテークたかさきは「全国の映画館に普及するきっかけになれば」としている。

朝日新聞-2012年12月4日10時03分