ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

人工透析の警察官、「活躍する障害者」総理大臣表彰

2012年12月20日 01時26分08秒 | 障害者の自立
 国連が決めた「アジア太平洋障害者の十年(2003~12年)」の最終年に合わせ、内閣府が社会活動などで功績のあった障害者20+ 件らを表彰し、県警捜査3課指導手口係長の野中信弘さん(42)が18日までに内閣総理大臣表彰を受賞した。慢性腎不全で人工透析を続けながらも、窃盗犯の手口分析の専門家として多くの事件解決に貢献したことが評価された。県警関係者として初めて受賞した野中さんは「選ばれると思っていませんでした。今まで以上に県民のために頑張りたい」と意欲をみせている。

 野中さんは1989年、県警の警察官として採用された。氏家署や大田原署などの一線署で刑事として捜査に携わる中、2002年秋に慢性腎不全に。06年秋から週3回の人工透析を続ける。1回の透析に要する時間は4時間以上。勤務後に病院に向かい、終わるのは深夜になるという。

 周囲の勧めもあり03年4月から、一般事務の警察職員に身分が変わり、県警捜査1課盗犯係に配属された。「刑事の仕事にあこがれて警察官になった」だけに、「警察手帳を返すことに抵抗もあった」と率直に振り返る。

 しかし窃盗犯の手口分析などで能力を発揮。過去の捜査経験を生かして手口の類似点を見つけ出し、多額窃盗事件や広域組織窃盗事件などの解決に貢献している。現在は窃盗事件を専門に扱う捜査3課に所属する。

 今回の内閣総理大臣表彰は全国で29の個人・団体が受賞した。

山梨日日新聞-(12月19日 朝刊)

小さな段差や坂道 小中生ら障害者の不便体験

2012年12月20日 01時17分20秒 | 障害者の自立

車いすに乗り移動に不便な箇所を調査する中学生ら=JR甲府駅南口周辺


 山梨車いす生活者の会「ステップアップ」はJR甲府駅南口周辺で、車いす生活者や視覚障害者の移動に不便な箇所を実態調査した。

 甲府西中生徒と舞鶴小児童をはじめ、甲府シティライオンズクラブ、県と市の職員ら約60人が参加。子どもたちは車いすに乗ったり、アイマスクを着けて視覚障害者の疑似体験をしながら移動した。

 初めて車いすを体験した同中3年の深沢貴歩さん(14)は「普段は気付かない小さな段差などが気になった」と言い、同じく3年池谷美咲さん(15)は「急な坂道は車いすで上るのは大変で、なくなれ2012年12月19日(水)
シェア
ばいいと思った」と感想を話した。

 同会によると、南口周辺は歩道の傾斜がきつい箇所があるほか、歩道に置かれた自転車が障害者の妨げになるという。小林修代表は「県の整備計画で、誰もが利用しやすいゾーンになるよう改善されれば」と期待していた。

2012年12月19日(水)山梨日日新聞-

辰野の障害者支援施設で作ったうどん、移動販売へ

2012年12月20日 01時10分10秒 | 障害者の自立
 上伊那郡辰野町障害者就労支援センター「工房ぬくもり」は、同センターで作っている麺を使い、うどんの移動販売を始める。センター利用者が麺をゆでるのを手伝ったり、具材を盛り付けたりする。18日は宣伝も兼ね、町役場前で販売車を披露して温かいうどんを無料提供。県障害者支援課によると、障害者が調理までする移動販売は珍しいという。

 利用者の活動の場を増やし、工賃アップにつなげる狙い。こんろや流し台を備えた1・5トン車を、日本財団(東京)の助成を受けて約1100万円で購入した。車体には町名物の蛍をデザイン。要望を受け、県内の催し会場や企業などを回る。来年4月から、同センターで作っているラーメンも献立に加える計画だ。

 この日は、ゆでたてに天かすやワカメ、かまぼこなどを載せて提供。図書館を訪れて立ち寄った同郡箕輪町の笹岡万亀夫(まきお)さん(81)は「こしがあって味がいい」と、パック入りの麺も買い求めていた。

 同センターは県社会福祉事業団が運営し、本年度は知的、身体、精神に障害のある27人が利用。うち8人が、麺のパック詰めや上伊那地方の工場など約80カ所を訪問して行う販売に携わっている。その一人、清水文子さん(54)は18日、町役場前で麺を販売し、「売れるように頑張りたい」と話した。

 同センターの工賃月額は平均約1万7千円。県の昨年度の調査では、県内の同タイプの就労継続支援事業所162カ所の平均は約1万3千円だった。うどんの麺製造は2009年に始め、太さなどの試行錯誤を重ねた。埋橋行雄所長は「おいしいと言ってもらえる麺を提供し、工賃が上がればいい」と話している。


移動販売車で試食用のうどんを受け取る女性

信濃毎日新聞-12月19日(水)

障害者虐待防止法シンポ:「権利侵害なくそう」−−千代田 /東京

2012年12月20日 01時06分29秒 | 障害者の自立
 10月に施行された障害者虐待防止法を生かし、ハンディのある人への権利侵害をなくそうと、シンポジウム「障害者虐待防止法をどう活用していくか」(日本弁護士連合会主催)が17日、千代田区の弁護士会館でが開かれた。

 同法は、家庭と施設、職場で虐待やそのおそれのある状況を発見した人に自治体への通報を義務づけた。

 第1部は、知的障害のある従業員に対する虐待を放置した国の責任が初めて認められた国家賠償訴訟「サングループ事件」(滋賀県)弁護団で、日弁連高齢者・障害者10+件の権利に関する委員会事務局長の青木佳史弁護士が講演。障害者虐待防止法につながったとされる大津地裁の勝訴判決(03年)を踏まえ、「従業員が鎖で縛られたりした工場は住宅地にあったが、10年間放置された。障害のある人の立場で虐待の兆候に気づいて動き、関係者がつながる。それを地域の『仕組み』とするのが重要」と訴えた。

 第2部は、法律を地域、施設、職場でどう生かすかについてのシンポジウム。市町村の窓口で、福祉分野の経験のない一般事務職員が対応し判断に迷う場合もあるとの指摘に対し、厚生労働省の曽根直樹・虐待防止専門官は「分からないのを隠さず、周囲に助けてもらうのが大切」と指摘した。また、網膜はく離を起こすまで自分の顔をたたくといった強度の行動障害の人を巡り、身体拘束をしない支援に取り組んできた社会福祉法人北摂杉の子会の松上利男常務理事は「利用者を『さん』づけにしているかなど、職員は毎月、46項目の具体的な支援について振り返っている」として、力で抑えない対応は可能と話した。

毎日新聞 2012年12月19日 地方版

高齢者・障害者手作り品フェア:岡山市役所で /岡山

2012年12月20日 01時03分27秒 | 障害者の自立
 障害者授産施設・作業所の利用者や高齢者らの手作り品を展示・販売する「高齢者・障害者手作り作品フェア」が、北区の岡山市役所市民ホールで開かれている。19日まで。

 製作した人たちの社会参加や市民に福祉活動の理解を図ろうと、同市社会福祉協議会などが開催。同市や倉敷市の障害者施設を中心に23施設が工芸品や食品、雑貨など約1000種類3万点を出品している。パンや野菜、ステンドグラスのランプをはじめ、クリスマスツリーの飾りや来年のえとにちなんだ備前焼の蛇の置物など、年末らしい商品も。既製品に比べ価格が4分の1以下の物もある。

 施設の職員や利用者が直接販売。訪れた人たちは説明を聞いたり手に取って品定めしながら買い求めていた。雑貨などを買った北区の女性会社員は「商品は品質も良く、感心した」。同社協主任の藤原啓祐さん(38)は「見てもらうだけで楽しい。障害者の雇用にもつながれば」と話した。

毎日新聞 2012年12月19日 地方版