ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者の活動範囲広げるソフト体感/高松養護学校

2012年12月03日 01時33分06秒 | 障害者の自立
 重度の障害のある人の活動範囲を広げるソフトウエア「OAK(オーク)」の体験会が18日、香川県高松市田村町の香川県立高松養護学校で行われた。参加した同校の子どもたちは、顔や手の小さな動きでスイッチを操作できる最先端技術に驚いていた。

 OAKは「Observation and Access with Kinect」の略。カメラで顔や体の動きを認識するマイクロソフトの「Kinect for Windows」を用い、東京大先端科学技術センターと日本マイクロソフトが共同開発した。

 体験会は10月にキッザニア東京で開かれたが、特別支援学校で開催するのは今回が全国初。参加者は口の開け閉めなどで、卓上ランプの明かりをつけたり音楽を再生したりして、興味深そうに操作を体験した。

 OAKは年度内には1万円程度で販売される予定。



2012/11/20 09:44

地域主権改革 道半ば

2012年12月03日 01時26分13秒 | 障害者の自立
◆地方への権限移譲――府内で

 箕面市役所近くにある市障害者雇用支援センター。「仕事を続けられることになりました」。3年前に同センターを巣立ち、清掃の仕事に就いた男性が、所長の下司良一さん(41)に職場との契約更新を報告した。「この季節は落ち葉が多くて大変」。仕事の苦労を語る男性に、下司さんは「大変なのは、会社にあてにされている証拠だよ」と励ました。

 市障害者事業団が運営する同センターは、障害者自立支援法に基づく就労移行支援事業所で、障害者の自立に向けて就職に必要な知識やルールを教える。就職後も、人間関係や仕事内容など様々な壁にぶつかる修了生を支えようと、独自に相談に応じている。

 同事業所は府内に約150か所。就職後の支援も進めようと、府は来年4月に条例を施行し、各事業所に対して、職場の定着状況を報告するように義務づける。これまでは運営方法について厚生労働省令で定めていたが、民主党政権の地域主権改革で自治体が独自の基準を設けられるようになったためだ。

 「義務化で、就職後もフォローする機運が高まる」と、下司さんは歓迎する。「障害に応じて働き方は様々。各地域が実情に応じて、より細かく、柔軟に支援できるような仕組みを整えてほしい」

 民主党政権は地域主権改革を「改革の一丁目一番地」と位置づけた。国と地方が政策を議論する「国と地方の協議の場」を設置する法律が昨年4月に成立。自治体の仕事を国が法令で縛る「義務付け・枠付け」が見直され、同事業所の運営方法のほか、公営住宅の入居条件や都市公園の設置基準などを、自治体独自で決められるようになった。

 一方、同党の看板政策だった、国の出先機関改革は実現していない。2010年末に、国土交通省地方整備局など国の地方機関の事務・権限をブロック単位で地方に移譲する計画を策定したが、関連法案の成立を果たせないまま、衆院が解散した。

 一連の取り組みについて、全国知事会は「評価できる点もあるが、不十分。地域主権改革の原点に立ち返るべきだ」とする。

 「引き続き協議を」「引き続き協議を」……。6月下旬、府庁に内閣府からメールで届いた文書には、同じ言葉が並んでいた。関西6府県市が共同提案し、昨年12月に指定された「関西イノベーション国際戦略総合特区」。世界に通用する先端医療技術や医薬品の開発などに向けた24項目の規制緩和を求める地方側に対し、国側が難色を示し、今も4項目しか決まっていない。

 総合特区は、成長分野の集積や地域資源の活用を図る地域に規制や課税の特例措置を設けようと、11年に制度化された。「エリア内を特別扱いするのが特区のはずなのに、国の官僚は全国一律の規制が大前提と考えている。会議や資料作りで忙殺されるだけで、何も進まない」。府の担当者らは徒労感を募らせる。

 地方への権限移譲は進むのか。国と地方の関係は変わるのか。4日に公示される衆院選での論戦が注目される。

<地域主権改革> 民主党は09年の衆院選マニフェストで「地域のことは地域が決める」と掲げた。政権交代後、国が使途を限定する「ひも付き補助金」の一部を、都道府県と政令市が自由に使える一括交付金化した。一方、地域活性化につながるとした高速道路の段階的無料化は、社会実験が凍結に。同党のマニフェストの実績検証で、地域主権で掲げた公約23件のうち、「実現」は、「国と地方の協議の場の法制化」や「農家の戸別所得補償制度」など9件にとどまった。


職業体験を積む障害者ら。就職後の支援も求められている(箕面市で)

(2012年12月2日 読売新聞)

多様な愛、伝えたい 愛媛でLGBT映画祭

2012年12月03日 01時23分28秒 | 障害者の自立
 同性愛や性同一性障害をテーマにした「愛媛LGBT映画祭2012」が1日、松山市湊町3丁目のシネマルナティックで始まった。7日まで。主催者は「地元の人間が映画祭をしている。都会の問題ではないと気づいて」と訴える。朝日新聞松山総局など後援。

 LGBTは、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー(性同一性障害者ら)の頭文字を取った総称で、映画祭は2回目。昨年の来場者アンケートの回答では、8割の人が当事者でなかったという。

 初日は、レズビアンカップルの母親2人を描いた「キッズ・オールライト」の上映後、日本での同性婚をテーマにシンポジウムがあり、主催する「レインボープライド愛媛」のメンバーらが「日本の環境で同性カップルが子どもを持つのは難しい」「(自分の)親は孫をほしがっている」などと話し合った。

 同代表のエディさん(42)は「活動を見せることで理解を広げたい。映画を見て、当事者がどんなことに悩み、生活しているのか感じてもらえれば」と話す。

 映画祭では、ゲイの高校生を描いた「花蓮の夏」、性別適合手術をした男性のドキュメンタリー「カミング・アウト・ストーリー」など、国内外の映画6本を上映。1作品1500円、高校生以下・障害者1300円。上映予定などの問い合わせは同映画館(089・933・9240)へ。

朝日新聞-2012年12月2日00時57分

演奏や創作落語で市民と障害者交流 大阪・池田でイベント

2012年12月03日 01時20分54秒 | 障害者の自立
 市民と障害者が交流する「さざなみ-映画と落語の会」(池田市民のつどい実行委、池田市など主催)が1日、同市の保健福祉総合センターで開かれた。

 12月の人権週間・障害者週間に合わせて毎年開催している。オープニングでは福祉施設などで活動する「池田ハンドベルリンガーズ」がハンドベルなどで演奏。アマチュア落語家のまたき亭いっぱいさんが精神疾患の闘病生活を笑いに変えた創作落語を披露した。

 また、知的障害の少女と家族の12年間を追った記録映画「奈緒ちゃん」を上映。少女の笑顔と取り巻く人々の温かい交流が感動を誘った。藤井貴悦・実行委員長は「障害者への理解を求める発信の場として、イベントを続けていきたい」と話していた。

MSN産経ニュース-2012.12.2 02:07

日弁連 障害者差別でシンポ 実質ある禁止法を

2012年12月03日 01時18分05秒 | 障害者の自立
 日本弁護士連合会は1日、「当事者の声を反映した実質ある障害者差別禁止法の制定を目指して」と題したシンポジウムを開きました。

 国連の障害者権利条約批准のために政府は、国内の関連法整備を進めています。来年の通常国会に提出予定の障害者差別禁止法案に向けて政府の障害者政策委員会・差別禁止部会は9月、「意見」をまとめました。

 同部会の部会長を務める棟居快行(むねすえ・よしゆき)大阪大学大学院教授が基調報告で「意見」を解説。「障害者差別禁止法は、障害者への理解不足による『差別』が多くある現状で、何が『差別』となるのかを指し示すもの。障害者の社会参加を促すことが目的で、相手方を非難し制裁するものであってはならない」と強調しました。また、「合理的配慮」を「相手方が何かをすることで初めて障害者が障害のない人との平等が実現することだ」と説明。合理的配慮の不提供は差別となると述べました。

 パネルディスカッションでは、障害当事者と弁護士がパネリストに。清水建夫弁護士は「障害者雇用枠で雇用されている障害者のほとんどが非正規労働だ」と指摘。「国による振り分け差別だ」と批判しました。

 身体障害のある男性(44)は「差別がまったくなくなるのは難しいが、『差別がある』と認識し続け、『あらゆる差別をなくす社会をつくっていかなければならない』といい続けることで差別禁止法が実質的に効力を持つことになる」と強調しました。

2012年12月2日(日)