ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

介護の充実求める会 結成 重度の障害者と弁護士が連携

2012年12月03日 01時11分53秒 | 障害者の自立

 重度の障害があっても地域で安心して暮らせる公的介護を求める当事者や支援する弁護士が、「介護保障を考える弁護士と障害者の会全国ネット」を結成した。事務局を立川市に置き、無料相談窓口を設けたり、介護保障問題に取り組む弁護士を講師として無料で全国に派遣したりする。


 重度障害者の介護に関しては、和歌山地裁が今年四月、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の患者へのサービス提供時間を、和歌山市が決めた一日約十二時間から二十一時間以上に拡大するよう義務付ける判決を出した。これを機に長時間介護を求める動きが全国で広がっているものの、支給量は市町村の裁量で差が出ているのが実情だ。


 ネット共同代表の藤岡毅弁護士は「現実には障害がある方が裁判を起こすことはハードルが高い。裁判に至らずに解決したい」と話す。立川市では今年に入り、二十四時間介護の支給を求める変更申請のために弁護団を結成。本人の生活状況などを詳細に説明する資料などを提出したところ、認められる例があったという。


 筋ジストロフィーの患者で二十年以上、二十四時間介護を受けながら暮らす野口俊彦さん(61)=立川市=も共同代表に就き、「家族の世話にならなくても自分でちゃんと生きていけるんだという人をどんどん増やし、地域の中で自立していけるよう弁護士と障害者が連携をとっていきたい」と話した。


 相談窓口はフリーダイヤル(0120)979197。月-金曜の午前九時から午後六時。メールは、kaigohoshou@gmail.comへ。 


ネットワークの結成を発表するメンバー=都内で

東京新聞-2012年12月2日

弘明寺商店街で「おみせサンタ」企画、障害者もその親もみんなで参加/横浜

2012年12月03日 01時07分25秒 | 障害者の自立
 店の前は通るけれど、入ったことはない…。そんな地域の子どもや障害者、その親たちに、商店街を「再発見」してもらおうというイベント「おみせサンタ」を、横浜市南区の「横浜弘明寺商店街」(鈴木一正理事長)が企画中だ。スタンプラリーで回る店舗では、店主らがサンタクロースの衣装でお出迎え。周辺の障害者施設などにも参加を呼び掛けており、同商店街は「小さい子も、障害があっても安心して買い物ができる場所だと知ってもらえれば」と話している。

 7、8の両日、市内で初めて開かれる「おみせサンタ」は、「サンタになって横浜に笑顔のプレゼントを」との趣旨で2009年から続く「横浜サンタプロジェクト」の一環。南区社会福祉協議会と横浜市ボランティアセンターが、「身近な場所で社会貢献できる仕組みを」と横浜弘明寺商店街に協力を呼び掛けた。

 横浜最古の寺・弘明寺観音の門前町として発展してきた同商店街。社協側は「断られるのでは」と心配していたというが、以前から障害者と一緒にイベントを手掛けてきたこともあり、長谷川史浩販売促進委員長らが二つ返事で引き受けた。

 イベントの特長は、「売り上げ増」ではなく、「地域住民と商店街の交流」そのものを目的にしていること。歳末大売り出し期間中ではあるものの、このイベント用のセール品は用意しない。

 代わりに行うのが、スタンプラリーだ。商店街周辺にある10カ所ほどの障害児者施設や地域子育て支援拠点に用紙を配り、当日、塗り絵やイラストを持って行くと参加できる。

 ラリーには、商店街に加盟する約130店のうち、靴店や衣料品店、飲食店、弁当総菜店など10店が参加。各店で出されるクイズを解き、スタンプを集めると記念グッズがもらえる。クイズは「難しくないが、店の人と話をしないと分からないもの」ばかり。「対話」という商店街の特色を体感してほしいからだ。

 「地域密着」を自任してきた商店街だが、「近くにこんなに多くの福祉施設があるとは知らなかった」と細井勇人副委員長。南区社協は「身近な商店街が『気軽に出掛けられる場所』になれば、障害児者の世界が広がる」と期待する。長谷川委員長は「まずは互いに顔の見える関係に」と肩肘張らないイベントづくりを目指す。

 「おみせサンタ」は午後2~5時。スタンプラリーに合わせ、同区社協が特設ブースを設置、区内に住む障害者が制作したクッキーや手芸品も販売。また、寄せられたイラストや塗り絵は、15日にパシフィコ横浜(横浜市西区)で開かれる「横浜サンタプロジェクト」で展示される。


「おみせサンタ」をPRする長谷川・販売促進委員長(前列左)ら=横浜市南区の横浜弘明寺商店街

カナロコ(神奈川新聞)-2012年12月2日

障害者就労のそば屋1周年無料イベント

2012年12月03日 01時05分07秒 | 障害者の自立
JR徳島駅構内で列 障害者が祖谷そばの製麺から調理、販売までを行うJR徳島駅構内の「麺屋れもん徳島駅」が1日で開業1年を迎え、無料でそばを振る舞う記念イベントが行われた。開始前から多くの人が列を作り、できたてのそばを口にしながら1周年を祝った。

 同店は障害者の就労を支援しようと、石井町の社会福祉法人「カリヨン」が運営。祖谷そばやおでん、おにぎりなど約20種類のメニューをそろえ、1日平均で50~60人が来店するにぎわいを見せている。

 この日は、正午から先着30人に祖谷そばが無料で振る舞われ、7席ある店内はすぐに満席に。従業員は慌ただしくそばを運んでいた。

 4月から勤務する長田恵唯(けい)さん(25)は「来た人に喜んでもらい、常連になってほしいと思いながら働いている。これからも多くの人に店のことを知ってほしい」と話した。

(2012年12月2日 読売新聞)

全国精神障害者ネットワーク協:「必要な薬、最低限に」 NPO、研修会を開催 /熊本

2012年12月03日 01時02分30秒 | 障害者の自立
 NPO法人全国精神障害者ネットワーク協議会のピアサポート交流研修会が1日、熊本市の九州ルーテル学院大であり、協議会が続けている精神障害者1000人アンケートの結果が紹介された。

 アンケートは、昨年12月〜今年3月に実施。抗精神病薬のうち成分や効果が同様の薬を一日に何種類処方されているか聞いたところ平均3・22(回答者446人)にのぼった。

 説明した協議会の徳山大英代表は「病気なので薬は必要だが最低限にするべきだ。インフォームド・コンセント(十分な説明に基づく同意)をきちんと行っている医師が少ないが、患者が選択するアドヒアランスまでいかないといけない」と訴えた。

 分科会もあり患者ら同士が体験を基に、薬の利用や恋愛・子育てなどについて話し合った。

毎日新聞 2012年12月02日 地方版

「ふるさとをください」 障害者への理解深め 感動の涙、600人鑑賞−−紀の川 /和歌山

2012年12月03日 01時00分48秒 | 障害者の自立
 ◇映画を舞台化、県内初上演

 精神障害者への理解を深め、地域とのかかわりを考える演劇「ふるさとをください」(実行委員会主催、毎日新聞和歌山支局など後援)が1日、紀の川市の粉河ふるさとセンターで上演され、市民ら約600人が鑑賞した。大きな感動を呼んだ4年前の映画の舞台化で、県内では初上演となった。

 物語は和歌山市の社会福祉法人・一麦会(通称・麦の郷)をモデルとし、障害者作業所の全国組織「きょうされん」の結成30周年記念として08年に映画化された。舞台は、映画の脚本と同じジェームス三木さんの作・演出で、精神障害者10+件の共同作業所を巡り、偏見を持つ一部の住民が撤去運動を始めたとの設定。しかし反対運動の代表者の娘が施設の職員と恋愛し、父親として猛反対するが、娘が家出するなどして自身も精神的な病気を患う。やがて障害者10+件の気持ちを理解できるようになり、施設の運営や娘の結婚も認める−−という内容。

 舞台ではプロの俳優に交じり市民も熱演を見せた。障害者に対し次第に心を開く父親の姿に感動して涙を流す観客もおり、同市内の主婦(69)は「障害者10+件に対して少し偏見を持っていたが、病を理解して偏見を持たずに接したいと思った」と話していた。

 今後は田辺市の紀南文化会館で8日午後2時から、和歌山市民会館で9日午後3時から上演される。一般の入場料は田辺公演が2500円、和歌山公演が3000円。問い合わせは実行委(073・427・3313)。

毎日新聞 2012年12月02日 地方版