ゴエモンのつぶやき

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元気印@学校:障害者とアート制作 奈良市の小中、交流で互いに刺激 /奈良

2012年12月09日 01時52分41秒 | 障害者の自立
 ◇来年2月、県文化会館で展示

 アートを接点に障害のある人たちと出会う授業が、奈良市の小中学校で始まっている。財団法人たんぽぽの家が講師やスタッフを派遣し、小中学生とアート作品を共同制作するもので、作品と授業の様子は来年2月7〜17日、奈良市登大路町の県文化会館で開かれる「県障害者芸術祭 HAPPY SPOT NARA」(県主催)で展示する。

 同芸術祭は、アート活動をする障害者が出会いの場を広げ、その表現や周囲の人々との関係性を社会に伝えることも目的にしている。同市藤ノ木台1の富雄南中学校では先月、1年生の福祉体験学習の一環で、全盲の人と触覚で楽しめる作品を制作した。また同市雑司町の鼓阪小学校では3、4年生が、キャラクター造形や「数字と動物」をテーマにした作品を年内に作る。

 同小の4年生25人は先月28日、大和高田市の上坂彰さんらを講師に迎えた。上坂さんは病院勤務の合間に水彩画を描いたりキャラクター造形をしている。折り紙を素材にキャラクターを次々に創作する上坂さんの様子に、取り囲んだ子どもたちからは「速い」などと驚きの声が上がった。

 子どもたちは上坂さんの作品をじっくり鑑賞し、勢いよく創作を始めた。「とにかく格好いいの!」と言いつつハサミを動かす男子や、「何に見える?」と周囲の友達に見せながら進める女子も。夢中で7体も作ったり、「飽きへん。またやりたい」と話す子もいた。最後に車座になって作品を発表しあい、上坂さんも「楽しかったです」と話した。

 西浦正翁校長は「子どもたちがいろいろな刺激を受けられる授業でした」。担任の澤井規子教諭は「上坂さんの発想の豊かさに触発され、上手に作ることにとらわれず、伸び伸びと取り組めた」と振り返った。

毎日新聞 2012年12月08日 地方版

「麦の郷」モデルに劇 障害者の実情知って 和歌山

2012年12月09日 01時46分58秒 | 障害者の自立
 □ジェームス三木さん脚本、演出

 ■「ふるさとをください」


 障害者や不登校児などの支援に取り組む和歌山市の社会福祉法人・一麦会(通称「麦の郷」)をモデルにした劇「ふるさとをください」が8日に田辺市、9日に和歌山市で上演される。精神障害者への理解や地域との共生を描いた映画の舞台版で、ジェームス三木さんが脚本、演出を手がけた。主催の実行委員会は「劇を通して、障害者を取り巻く実情を多くの人に知ってもらいたい」としている。

                   ◇

 物語は、和歌山のとある街に精神障害者の共同作業所が設立されるところから始まる。警戒する地域住民は反対運動を始めるが、反対運動の代表者の娘と施設職員の恋愛をきっかけに、地域住民が障害者への理解を深めていく-というストーリー。

 麦の郷は昭和52年、6畳一間の「たつのこ共同作業所」からスタート。仕事に就けず家に引きこもっていた障害者たちの声を聞き、当時盲学校の教師だった田中秀樹理事長が「ほっとけやん」と立ち上がった。現在は和歌山市や紀の川市で21の事業所を運営し、身体障害者や精神障害者、不登校児、高齢者ら約2千人の生活をサポートしている。

 作品は、実話をもとに作られた。麦の郷総合支援センターの島久美子副センター長は「当時は精神障害者への理解が今より低く、地域との対話を続けて説得した」と振り返る。

 4年前に共同作業所の全国組織「きょうされん」の結成30周年記念企画として映画化され、その脚本も担当したジェームス三木さんの「芝居でもやりたい」という一言で舞台化が決まったという。

 県内では1日に紀の川市で初上演され、笑いあり、涙ありの舞台を約600人が鑑賞した。副実行委員長の池田香弥さん(61)は「精神障害者の実態が包み隠さず描かれている。演劇を通して、人と人との絆やふるさとの大切さを感じてほしい」と話している。

 8日は午後2時から田辺市の紀南文化会館で、9日は午後3時から和歌山市民会館で上演される。問い合わせは実行委事務局((電)090・8533・1938)。

MSN産経ニュース-2012.12.8 02:21

障害者施設入所者に虐待

2012年12月09日 01時44分34秒 | 障害者の自立
 社会福祉法人・島根整肢学園(木原清理事長)が運営する障害児者支援施設「西部島根医療福祉センター」(江津市渡津町)の男性職員(40)が11月末、入所者2人に虐待を行っていたことが7日、わかった。

 同学園や江津市によると、男性職員は11月27日に50歳代の男性入所者の頭をたたき、同28日には20歳代の男性入所者の頭をたたいた上、罵倒したという。2人にけがなどはなかったという。別の職員が目撃して発覚、同学園の職員数人で構成する虐待防止委員会で調査し、虐待と認定した。学園は今月6日に江津市に報告。市は同日、施設を調査した上で、7日に県に報告した。男性職員は市の調査に対して「間違いない」と話しているという。

 市は今後、同学園に対し、再発防止策をまとめて書面で提出するよう求める。

 同センターには、身体障害者や知的障害者ら計141人が入所。2人はセンター内の療養介護事業所「安養学園」に入所している。同学園の木村恒夫事務長は「入所者に申し訳ない。再発防止に向け、職員研修などを通して虐待や暴力についての指導を徹底させたい」としている。

(2012年12月8日 読売新聞)

養女不明後も障害者年金を受給か 床下遺棄

2012年12月09日 01時40分55秒 | 障害者の自立
 北九州市で、同居する養女とみられる女性の遺体を自宅の床下に遺棄したとして59歳の女とその娘が逮捕された事件で、2人は養女が行方不明になった後も養女の障害者年金を受け取っていたとみられている。

 逮捕された北九州市戸畑区の看護助手・吉村久美子容疑者(59)と娘・林麻衣子容疑者(35)は、同居していた養女・吉村貴子さん(40)とみられる遺体を自宅の床下に遺棄した疑いが持たれている。

 貴子さんには精神障害と知的障害があり、2か月で約13万円の障害者年金を受け取っていたが、行方不明になった後も2人が受け取っていたとみられている。

 貴子さんは去年、打撲などで医療機関の診察を少なくとも3回受けていて、警察は日常的な虐待の疑いについても調べている。

日テレNEWS24-< 2012年12月8日 11:54 >


県内企業が積極対応 障害者法定雇用率、来年4月引き上げ

2012年12月09日 01時29分53秒 | 障害者の自立
 来年4月、障害者の法定雇用率が15年ぶりに引き上げられる。民間企業は1.8%から2.0%となり、対象となる企業も増える。県内の経済団体や企業が対策を始めている。

 「よいせいひんをつくろう」。教室に掲げられた合言葉の下、黙々とミシンに向かう生徒ら。県経営者協会は11月下旬、岐阜特別支援学校(岐阜市小西郷)高等部の見学会を行った。同協会の高校求人専門委員ら約10人が縫製、園芸、印刷など生徒の作業実習の現場を見学した。

 特別支援学校の見学会は同協会として初めて開いた。障害者雇用に関心を持つ会員企業が増えているためだ。

 同協会高校求人専門委員会委員長の柴山裕一トーカイ人事部長は「法定雇用率が引き上げられると、しっかりした採用のルートづくりが必要と考える企業も増えてきている」と話す。来年1月の同協会会報誌に見学会の報告を掲載し、特別支援学校の取り組みを会員企業に紹介する予定だ。

◆増えるチャンス

 障害者20+ 件の法定雇用率の引き上げを、特別支援学校側は歓迎している。同校の板倉寿明教頭は「チャンスが増える」と期待する。

 同校の高等部は入学した時点から就職を意識したカリキュラムを組む。だが特別支援学校に求人票はほとんど来ない。教職員が企業に実習という形で生徒を売り込み、採用を検討してもらうのが一般的だ。

 ただ今年は従来より就職の内定が出るのが早いという。法定雇用率の引き上げが影響しているかは不明だが、好調な出足だ。板倉教頭は「これからがまた大変だが、関心を持つ企業が増えてほしい」と話す。

◆対象企業が拡大

 岐阜労働局も引き上げをアピールしている。11月には県内5会場で延べ9回、企業向け説明会を開き、予想の倍近い約600社の担当者が集まった。

 背景には対象企業の拡大がある。現行は従業員56人以上の事業主が障害者雇用の現状を報告しなければならないが、変更に伴い、対象が50人以上に広がる。県内の対象企業が現在の1187社から増加するのは確実だ。

 同局がまとめた県内の障害者20+ 件雇用状況(6月1日現在)によると、雇用されている県内の障害者は4137人で過去最高を記録した。ただそれでも雇用率は1・70%。全国平均は上回るものの、法定雇用率には達していない。達成している県内企業も半数程度。違反状態の自治体も少なくない。

 国では精神障害者雇用の義務付けも検討している。同局担当者は「障害者雇用の支援機関も増えている。企業は近くのハローワークに相談してほしい」と呼び掛けている。


縫製作業の実習を見学する県経営者協会会員企業の担当者ら。壁には「よいせいひんをつくろう」との目標が掲げてあった=岐阜市小西郷、岐阜特別支援学校

岐阜新聞-2012年12月08日10:23